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古代人的感覚
古代人は、常ならぬ自然現象に対して、神秘=神=祭事、というような思考法とか行いでしのいできたのでしょうか?
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自然への憧れと恐れが古代宗教の元になったと推測されているようです。その自然物一つひとつに霊魂が存在するというのが、古い形の宗教だったようです。 日本にある『日向』=太陽信仰のひとつの形ですが、古代エジプトなど太陽信仰は世界中にありますね。『大神山神社』のように山そのものを信仰する形もありますね。 同様に強い動物への憧れとその動物との同化・一体化も宗教の形となっています。現代の人類とは全く異なる系統の人類であるネアンデルタール人は「熊の頭」を飾っていたという説も発表されています。お隣の朝鮮半島の建国神話は熊と人との結婚が描かれていますし、アイヌの人達の「熊祭り」もその形の宗教ですね。 次いで自然神と人とのお使い番として鳥とか狐等が信仰の形になることもあります。神社の鳥居の古い形には、実際鳥がとまっていたいたとされますし、東南アジアのアカ族や朝鮮にも似た形が残っています。 では代表的一神教キリスト教はどうして出来たかというと、キリスト教のルーツはユダヤ教です。この地域の民は集落毎に違う神を祭るタイプの多神教でしたが、エホバの神を信仰する集落がクニを統一する過程で宗教もユダヤ教に統一されたというのが真相のようです。ユダヤ教⇒キリスト教⇒イスラム教は同じ神を信仰していますが、実は「絶対神」などではなく、部族間の争いの結果であるわけで、その争うという性格は現代になっても続いています。人は賢いが愚かな存在でもありますね。
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- 雪中庵(@psytex)
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かつて西洋では、宗教が科学(世界像の原理)であったように、 科学的知識が乏しく、物事の物理が分からない状態では、 「物理」と「神秘」の境界はありません。 現象的な日常以外は、全て「超常的」だったはずですから。
お礼
ありがとうございました。 物理現象はことごとく神秘だったのでしょうね。
お礼
たいへんありがとうございます。 勉強になりました。 自然信仰はアジアや中東のほうが強いみたいですね。