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古文「に」の識別について
「月の明かきに河を渡る」というぶんなんですけど、「に」は格助詞と接続助詞度とらでとればいいのでしょうか? 「月の明かき(夜)に河を渡る」と考えると、どちらでもとれるように思えます。 区別の仕方と、答えを教えていただけると嬉しいです。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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月が明るいときに河を渡る ですから、時が省略された形です。ですから“に”は時につく格助詞と考えます。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/146509/m0u/%E3%81%AB/ 月明るくして星稀なるとき 夜中よりむしろ、宵がふけた夜でしょう。
- DEADANGEL
- ベストアンサー率0% (0/1)
すみません、俺がわからない。 但: 「明月幾時有、把酒問青天」がみたい 學而多思、結良師得益友、不恥下問者得益、爾等需善用
- otasuke009
- ベストアンサー率38% (234/601)
この文で言えば明確に答えは出ます。 まず、「に」の前に名詞が補える場合は格助詞というのが原則です。 「月の明きに、」の場合は、「月の」という部分がポイントです。 「の」は、主格の用法(~が)ですが、 この意味で「の」が用いられる場合は、対応する述語である「明き」という連体形は連体修飾(つまり後に名詞が来る用法)の用法であるという法則があるのです。 1 月明し。 2 月の明き夜に、 3 月の明きに、 4 月明きに、 1は普通の「月が明るい」という文。主語に「の」はつきません。 2は「月が明るい」という意味の部分が「夜」を修飾する場合は、主語の「月」に助詞の「の」がつくという例。 3は、2の場合で、「夜」が省略された例。当然「に」は格助詞。 4 この場合は「格助詞」「接続助詞」両方の場合があり得ます。口語訳してみてスムーズになる方だと考えるほかないでしょう。 一般的に見て、4が文章(あるいは段落)の最初に来ている場合は、格助詞であると考える方がよい場合が多いようです。
- lialhyd
- ベストアンサー率63% (94/149)
これは「時」を補って、動作を行う時間範囲をあらわす用法での格助詞という理解でいいでしょう。 接続助詞だと、「~なのに」か「~(する)と」「「~(する)ので」のいずれかの訳になるはずですから。 以下が接続助詞の例 「霜月の晦日なるに、紅葉いまだ散らず」 これは「11月の末なのに」 「命あるものを見るに、人ばかり久しきはなく」 これは「見ると」 「涙こぼるるに、目も見えず~~」 これは「こぼれたので」 月が明るいのに河を渡る →まぁ、文脈によってはありえなくもないがかなり不自然 月が明るいと河を渡る →月が明るいのと河を渡るのに何の関係が?? 月が明るいので河を渡る → 同上