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比較級を用いた最上級
いつも皆さんのお世話になっております。 今回は、いわゆる比較級を用いた最上級表現についてなのですが (1) Tokyo is bigger than any other city in Japan. (2) Tokyo is bigger than any city in Spain. においてotherの有無が区別されますよね。それを踏まえると (3) No (other) city in Japan is bigger than Tokyo. (4) No (other) city in Japan is as big as Tokyo. の2文について、otherが必要なのかどうかを教えてください。 直訳の意味からすると、前者はother不要(Tokyo「より大きい」都市はないから)で、後者は必要(Tokyo自身がTokyoと同じ大きさだから)だと思うのですが、どうなのでしょう。文法書で調べてもこの部分の説明があまり詳しくなかったので(otherが括弧で括ってありました・・・)質問させていただいた次第です。 また Nothing[Nobody] is 比較級 than ~ Nothing[Nobody] is as 原級 as ~ という表現で、nothing、nobodyの後にelseがつくことはないのでしょうか。ついている例を見つけられなかったのですが、後者には先述の例と同様elseがついたほうがいいように思います。 (5) Nobody (else) in our class is taller than him. (6) Nobody (else) in our class is as tall as him. どうなのでしょう。 すみませんが前者のほうの質問は友人から受けたものなので、できれば早めに回答をいただけるととてもありがたいです。
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質問者が選んだベストアンサー
この比較級のご質問があった際には、必ず回答者の意見が二分されるようですね。 ポイント(1) any other cityと言った際には、比較対象としている大阪や横浜、名古屋という実存する他市を指していますよね。なので other が必ず必要です。これは「than any other + 単数形名詞」と覚えちゃうのでしょう。 ポイント(2) ところが、no~ となっている場合には「他市がそもそも無い」とハナッから否定しているので other は要らないと考えます。むしろotherがあると「無い他市の他に」となるので、かえって不自然に思えます。 ポイント(3) ここで、「other を入れないと、東京自体が比較対象に入ってしまうので非論理的になるため other は必要」という意見があるようですが、明らかに「東京を比較すると」ということが主旨となっている文章なので、必ずしも other は要らないと僕は思います。なので、これらの例文でも(other)がカッコ書きになっているのでしょう。 つまり: (3) No city in Japan is bigger than Tokyo. (4) No city in Japan is as big as Tokyo. 、、、というのは、もともと「東京を比較すること」を言いたい文章であり、これを聞いて「東京自体も比較対象に入っているからヘンだ」と思う人はいませんよね。つまり聞き手も「比較対象はもちろん東京以外」と分かって聞いているということです。なので、other は不要です。otherがあると「無い他市の他に」となるので、かえって非論理的に思えます。 ポイント(4) ご照会のelseも上述と全く同じ考え方です: (5) Nobody (else) in our class is taller than him. (6) Nobody (else) in our class is as tall as him. 、、、そもそも「nobody ⇒ 生徒がいない」と言っているのに、わざわざ elseを付けて「いない生徒の他に」と言う必要はありませんよね。 ポイント(5) またこれも、「彼に比較すると」ということ自体がこの文章の趣旨ですから、「elseがないと、彼自身も含めて比較していることになるからヘンだ」ということはあり得ず、これを聞いた人が「彼自身も比較対象に入っているからヘンだ」と思うことはありませんよね。つまり、聞き手も「比較対象はもちろん彼以外ということ」と分かって聞いているということです。 これが anyone、つまり実在のクラスメートBob、Jim、Davidと比べてどうか? という文章であれば、必ず anyone else となりますよね。 ポイント(6) ところが「日本流ハードコア英文法」では、no other 名詞、nothing elseを正解とする穴埋め問題なども散見されるようなので、受験英語であれば、(2)スペインの例文以外では ~other、~elseを入れると考える方が良いのかも知れません。 と僕は解釈しているのですが、いかがでしょう? ご参考までに。
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- duosonic
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duosonic です。 ご丁寧にありがとうございます。好きでやっていることなので、お気になさらずに。 >>意見が2通りに分かれる理由、よくわかりました。論理的観点と実用的観点、とでも言うのでしょうか、文法書で()になっていたのもそういうことだったのですね。 >でしょ? 文法書で(カッコ)書きになっているのは、「特に要らないが、試験問題ではこれを問われることがあるので、あっても間違いではない」という意味だと察します。僕に言わせると、「そもそも(no ~ ⇒ 無い・いない)ということなのだから、「無いもの・いない人」に「他に」を意味する otherやelseを付けるのは不自然にさえ思える」との論理です。そう考えると「反対に、実在のモノ・人を指す any には other、elseをつけなければいけない」ということも平坦に説明できますよね。 >>「この比較級の質問が~」ってことはやっぱり以前にも同じ質問があったのでしょうか。一応重複しないようチェックはしてみたのですが、不十分だったとしたらすみません。 >僕自身新参者なのですが、過去ログを観てみるとこの比較級の質問も結構あるようですね。しかし、回答者が入れ替わって違う考え方の人間が入ってきたり、何度も同様の回答しているうちに回答者自身の考え方が変わることさえありますので、時間をおいて同じ質問をするというのは大変収穫があることだと思いますよ。
お礼
お返事ありがとうございます。 確かにanyとnoの違いからもnoではotherの有無が厳密でないことが説明できるんですね。 先の回答と合わせて、大変参考になりました。 ありがとうございました。
- ichiromari
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(1) Tokyo is bigger than any other city in Japan. 東京は日本の(東京を除いた)他のどんな都市よりも大きい otherがないと、東京も入ってしまうので、any other になります (2) Tokyo is bigger than any city in Spain. スペインには東京は含まれないので、otherは不要 訳→東京はスペインのどんな都市よりも大きい (この場合の大きいは、人口が多いという意味でしょうね) (3) No (other) city in Japan is bigger than Tokyo. (4) No (other) city in Japan is as big as Tokyo. の2文について、otherが必要なのかどうかを教えてください (3)も(4)もotherがないと、東京も含まれてしまうので、No other city になります。 No city in Japan にすると、日本中の都市全部になります。東京以外の、という意味にするために、otherが必要なのです
お礼
早速の回答ありがとうございます。 確かにそうですね。 elseのほうも同様の理由で必要、でよかったのでしょうか。そういう文に出会ったことはないのですが・・・。 また他の方の意見も聞いてみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
夜遅いのに回答いただきありがとうございます。助かります。 意見が2通りに分かれる理由、よくわかりました。 論理的観点と実用的観点、とでも言うのでしょうか、文法書で()になっていたのもそういうことだったのですね。 「この比較級の質問が~」ってことはやっぱり以前にも同じ質問があったのでしょうか。一応重複しないようチェックはしてみたのですが、不十分だったとしたらすみません。 とにかく、ありがとうございました。非常に参考になりました。