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ゲシュタルト心理学??
心理学の勉強を始めようと思い、本を読み始めたところなのですが、ゲシュタルト心理学という文字が多く出てきています。インターネットなどで調べたのですが、イマイチ理解できません。 ゲシュタルト心理学とはなんなのか。どのような研究なのか。どのような手段で行われているのかなど教えてください。お願いします。
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ゲシュタルトという用語はドイツ語を語源とするんです。日本語・英語・フランス語・イタリヤ語ではこれに対する適切な訳語がないそうです。日本では形態、英語ではfromと訳されたこともあったようですがいずれも原意を適切に表すものではなく誤解も招いたそうですよ。だから今日はそのままゲシュタルトと呼ばれているようです。大体の意味は「体制化された構造」「要素に還元できない、1つの全体が持つ構造特性」であって、「集合体」やたんなる総和とは区別されるべきものとされています。 ゲシュタルト心理学に関しては短い文でどう説明していいのかわかりません。私は有斐閣のだしている「心理学辞典」をおすすめします。心理学を勉強されるのなら是非購入されることをお薦めします。値段は6800円+税です。こんなことでごめんなさいね。
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- toshi3
- ベストアンサー率12% (3/25)
ゲシュタルト崩壊とゲシュタルト心理学と関係あるのかな。画像(文字)を25秒ほど凝視するとゲシュタルト崩壊の実験が出来ます。 参考文献: http://psyche.ge.niigata-u.ac.jp/psyche/Theses/Abstract2000.html#Anchor-27906
- Yushimac
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本職ではないので,さらりと... ゲシュタルトそのものが何であるかというのは,みなさんが書き込まれたことだと思います. >どのような研究なのか。どのような手段で行われているのか どのような研究か・・・少し前まで(って,たぶんン十年単位だと思うけど)のゲシュタルト研究では,「何をもってゲシュタルトが成り立つか?」を探る,というのが目的でした.現在では,ゲシュタルトと見なされる現象,原理をとおして,生体(まぁ,主にヒトですが)が外界からの情報をどのように扱っているのかということについて検討されています(たぶん).他のみなさんの回答にもあるように,ゲシュタルトを云々するときには,入力情報の構造化(グループ化)という問題を含みます(ほとんどの場合は,,).逆の視点から見れば,情報処理の効率化という問題などに踏み込めるということです, どのような手段・・・基本的には実験的手法で検討されています.現在のゲシュタルトに絡む研究は,ほとんどが実験心理学に属すると思います.モダリティーに関係なく.パソコン使って,ぽちぽち... 時代によってはゲシュタルト心理学と哲学の境目がよくわからない時期がありますので,勉強されるうえで混同なさらないよう...
- zoy255
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ゲシュタルト心理学を日常的な経験に即して説明してみます。 駅前などにあるパチンコ店の看板で、線状に並んでいる小さなランプが次々と点滅しているのを見たことはありますよね。近寄ってみると、一つ一つのランプの光がついたり消えたりしているだけである。しかし、遠くからみれば、光が一方向に走っているように見えますよね。 これをもとに考えると、私たちは、何かを見た瞬間、パッとそのものを一つの全体としてとらえるのだから、モノの見え方を細かく分解していったとしても、必ずしもそのメカニズムを解明できるわけではないのです。要するに「はじめにぜんたいありき」というように、全体をみることが大切だと主張したものが『ゲシュタルト心理学』の考え方であるわけです。
- SCNK
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ぶっちゃけた話、情報個々を足したものとして認知するのではなく、全体として一つの意味を認知するということです。 一つの応用例として第一次世界大戦のとき船を幾何学模様で塗装しました。これはこれを潜望鏡で見た潜水艦の乗組員が塗装として認知せずに、船の向きや距離をまちがって認知して魚雷が当たらないことを期待したものです。
- ma_
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下記サイトではこのように紹介されています。 >>人間には、見る、聞く、触れる、匂う、味わうなどのある刺激に対して、反応する感覚器である目や耳などがある。ここで刺激とは、神経情報系に対する入力のことをいう。出力のことを反応という。感覚とは、この刺激に対して反応した結果生じた意識のことをいう。赤いという色を見たり、明るいということを意識することは、感覚のことである。つまり、光、音、色などの存在を知ることである。これに対して、知覚は、例えば視覚系では、ものの形、大きさ、空間的な距離が分かることをいい、聴覚系では、音の大きさ・高さ・音色の差や方向や言葉の違いが分かることをいう。 このような知覚において、対象を体系化し理解するための要因は、近接、方向の連続などがある。この体系化された構造のことをゲシュタルトという。従ってゲシュタルト心理学とは、秩序や法則に従うように認識し全体を知ることを取り扱った心理学をいう。