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親族の戦没地について
戦死した親族がいます。 最近になり、自分のルーツを知る上でその人がどこでどのような状況で亡くなったかを 知りたいと強く思うようになりました。 事情を知る他の親族は「辛いので思い出したくない」と言い 固く口を閉ざしたまま亡くなってしまいました。 本籍地や所属部隊が判れば、県庁なり厚労省なりに問い合わせ窓口があるようですが、 判っているのは『名前、戦没年、戦没地』のみです。 元々地元出身ではない為、本籍地も可能性のある都道府県が2つあります。 海軍であったとか船が沈没したとかいう状況ではなく、終戦間際の混乱期であり、 資料にたどり着いたとしてもそれ以上の事実は出てこない可能性が高いかと思われます。 ですができる限りのことはやってみたいのです。 まず何から始めたら良いか教えていただけませんか?
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- putidenny
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私の父親の弟は沖縄の特攻で亡くなりました。 父親は、ライフワークとして生誕から20歳で亡くなるまでの 軌跡を調べて1冊の本にまとめました。 参考までに、その経緯の一部をお伝えします。 沖縄の特攻隊員については名簿が残されており、まずその所属 部隊を調べました。ただ、短期間に所属部隊が変わったりして 少し手間取りましたが、行動を共にしたと思われる何人かの隊 員の所在がわかりました。 意外にも、地元の市に勤める身近な人もいたので最初に連絡を 取ったのですが、固く口を閉ざして剣もほろろの応対でした。 調査を進めるうちに、かなりの人から話が聞けました。多くの 方は特攻隊という任務のために戦死しているので、その遺族の 話を伺いました。むしろ、乗機故障などの事情で生き残った人 達の話は聞きにくかったようです。沖縄の現地にも飛んで、当 時特攻隊のお世話をした人の話も聞きました。 最終的に、飛び立った基地と日は特定できましたが、果たして 敵艦に突撃して使命を果たせたのか、片道の燃料で敵艦にすら 到達できず海の藻屑と消えたのかまではわかりませんでした。 父親自身はラバウルから生還しましたが、こちらは大勢の方が 手記などを残しておられるのでわかりやすいです。 大半の人が鬼籍に入ってしまいましたが、今なら間に合います。 又、戦中派の子供世代よりも、その次の世代の人の方が断絶が 少なくて話をしてくれるようです。 是非やってみて下さい。