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兵籍簿と軍歴証明書の違いと大叔父の所属部隊調査について
- 戦死した大叔父の軍歴証明書はなく、兵籍簿を一部抜粋したものが届いた。
- 防衛研究所戦史史料室に所属部隊を絞るための手紙を送ったが、別の部隊との回答が返ってきた。
- 兵籍簿と軍歴証明書の違いや兵籍簿の入手方法について教えてください。また、山東省に派遣された部隊の絞り込み方も知りたい。
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東京都の状況は知らないのですが、参考になれば。 まず、戦時中は、個人の兵役記録である兵籍簿は、本籍地で戸籍とともに管理していたため、本籍を移動すると、一緒に移動していました。 ところが、終戦と同時に兵籍簿は動かなくなったため、終戦時点の本籍地にそのままあることになっています。 そのため、終戦時点での本籍地を正確に調べなければなりません。 この本籍地が少しでも違うと、調査はできません。 その本籍地を所管する都道府県(陸軍は都道府県、海軍の場合は厚生労働省)が、情報公開による兵籍簿の写しの交付または閲覧を行っている場合は、申請してください。 なお、軍歴照明とは、私の知る限りでは、軍人恩給の受給や共済年金への兵歴の参入など、年金業務に使用するため、入隊した、除隊した、加算地域に行った、加算地域を移動した、加算地域から戻った等の、年数計算に必要な情報をピックアップして記載するものでした。 従って、兵籍簿とは違うものですし、恩給の受給がなかったのなら、作成もされなかったでしょう。 兵歴を記録したものは、兵籍簿のほうになります。 ただし、終戦の混乱で失われたものも多いと聞きますので、存在していない可能性もあります。 また、兵籍簿そのものはあったとしても、記録が書き込まれる前に、戦地から情報を運ぶ船が沈没するなどして本籍地に届かず、ほとんど内容が記載されていない場合も多いようです。 また、昭和16年死亡ということは、その後の太平洋戦争時には、予備役招集をかけることも恩給支給もないことから、戸籍に戦死の記録をして、兵籍簿は管理する必要なしとして当時すでに処分されていた可能性もあります。 いずれも、今となっては仕方のないことですが、悲しいことです。 希望の失せるようなことを書き、申し訳ありません。 ただ、そういう可能性もあるということで、もちろん兵籍簿が残っている可能性もあると思います。 大伯父さまの生きた記録が見つかることをご祈念いたします。
お礼
>>chinya様 ご回答ありがとうございます。 先ほど、東京都庁の恩給係に電話をしてみました。 東京都では兵籍簿の閲覧は出来ないそうです。いずれは、出来るように話を進めてはいるんですが・・・というようなことを言っていました。 祖父が生きていたら、閲覧可能だったかもしれません。健在かどうか聞かれましたので。 大叔父に関しましては、靖国神社の社務所あてに手紙を送ってみました。祭神として祭られているのであれば、戦死場所や所属部隊などが分かるそうです。最後の頼みはこの返事にかかっています。 少しでも大叔父について知ることが出来るといいのですが・・・。
補足
昨日、靖国神社から返事が届きました。 大叔父の詳細が記載されていまして、ようやく知りたかった所属部隊名がわかりました。 ご回答していただき、ありがとうございました!!