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神風攻撃隊の成果について

沖縄戦の菊水作戦(特攻攻撃)の結果は次のようなものであったそうです。 海軍航空部隊=1584(863機)人が戦死 陸軍航空部隊=1021(881機)人が戦死 戦果=撃沈:駆逐艦12     損傷:戦艦10、空母10、巡洋艦4、駆逐艦132 この戦果は当初の予想に比べてどうだったのでしょうか? 飛行機とパイロットを消耗する作戦はとても合理的に思えないのですが、当時の状況をかんがみ、通常の攻撃と比較すれば効果的であったと考えてよいのでしょうか? 命中率は1割程度と聞いたことがあったのですが、戦果をみるともっと的中しているようにもおもえます。 よろしくお願いします。

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  • Kon1701
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回答No.5

戦果について確認できる資料が手元にないので、示された数字に対してのみの考察になります。 戦果、特攻機だけの数字としては高すぎると感じます。特攻機の命中率、相当低いです。というより、この時期、敵艦隊に近づくことさえ容易ではなくなっています。レーダーもありますから、事前に察知されてしまいますから。それに、空母が10隻以上とすれば、護衛の戦闘機数も相当の数になります。それを振り切って接近するのは難しいでしょう。 接近しても、速度は通常の戦闘機以下。急降下にも限界がありますから、急降下爆撃に比べても命中率は大きな差はないと考えられます。 あと、戦果ですが、艦艇への攻撃の場合、厚い装甲を破って内部での爆発が効果的です。上空からですと、たとえば大型の爆弾を高い高度から落とすのが有効なのですが、特攻機では速度が遅いし機体が先にぶつかるでしょうから、装甲を破るのは難しいでしょう。損傷にとどまっているのはこれも理由のひとつと考えます。(駆逐艦の装甲はほとんど皆無)

epkakpe
質問者

お礼

ありがとうございます。 戦果の資料もまちまちようのですね。 ↓のサイトでは、命中率:15・5%、沈没:33、損傷:275 死者:3593、傷者:3400となっています。 http://landinggear.hp.infoseek.co.jp/kamikaze/senka.htm 急降下爆撃の方が戦果があがったのではというご指摘はごもっともかと思います。 もうひとつ、魚雷爆弾にすればもっと命中率が上がったのではと想像しています。 低空で遠くから発射できますから。 使用しなかったのは、爆発力が小さかったからでしょうか。

その他の回答 (5)

  • Kon1701
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回答No.6

魚雷について補足します。 魚雷は非常に威力が大きいです。これは、装甲の薄い水面下を狙えることが一番の理由です。爆発による水圧の効果もあるかもしれません。 ですが、水面すれすれで敵艦に接近しての発射は高い技術を必要としますし、攻撃も受けやすいです。特攻を行う時期には、熟練パイロットは少ないですから、難しかったと考えます。 また、魚雷は精密機械です。頻繁に整備しないと動作しません。爆弾に比べると運用が難しい面もあったと考えます。

epkakpe
質問者

お礼

ありがとうございます。 魚雷の方が簡単だと思っていたのですが、逆だったのですね。 そーいえば人間魚雷回天というのがありました。 魚雷攻撃が難しいからこそこういうものが発明されたわけですね。

  • norakuma
  • ベストアンサー率29% (293/977)
回答No.4

消耗した機材に比べて(撃沈はともかく)損傷艦の数が多いことに疑問を呈しているようですが…。 当時の米軍は、まもるべき艦艇を中心に輪形陣というのを組んでいました。 その場合、中心の艦艇が打ち出した高角砲(12.7cm)や高射機関砲(40mm)や機関銃(25mm)の弾丸が輪形陣を組んだ艦艇に落ちてくることがあったようです(というか、かなりばらばら落ちてきたようです)。 損傷というのは、戦いを通じた中での損害を集計しますから、そういうものも含めて多くなっているのだと思います。 そもそも、同士討ちというのも頻発したようですしね。 このあたり「艦長たちの太平洋戦争」という本を読むと、いろいろかかれております。

epkakpe
質問者

お礼

ありがとうございます。 同士討ちを狙うという作戦もあったかもしれませんね。 米軍も必死だったろうと思います。 命中率がもし50%を越えていたら大打撃をこうむっていたはずです。

  • bottan
  • ベストアンサー率21% (39/183)
回答No.3

予想なんてしていないのですよ。合理性なども考えていま せん。その時期はベテランパイロットも少なく、レーダーによって待ち伏せされ、身重の機体では通常攻撃だとさ らに・・。隊員の中には当てる(通常攻撃としての)自 信があるからそのときは帰ってきていいか と問うた者 もいたが「まかりならぬ」の一言であった。  命中率が低いように思えるのは、補給艦や人員輸送船 等、補助艦船が除外されているからだと思います。また 1機命中しても大型船は轟沈しなかったようです。  カルトではなく、皆わかっていたと思います。だが 皆死にゆくのに自分だけ生き残ることが出来なかったの だと感じます。

epkakpe
質問者

お礼

ありがとうとうございます。 そもそも戦果の予想をしていなかったのですね。 >皆死にゆくのに自分だけ生き残ることが出来なかったのだと感じます。  日本人はせっかち(いさぎよい)だったようですね。  持久戦に持ち込まないで、バンザイ攻撃をしかけてしまい短期間で勝敗が決するのが常だったようです。(硫黄島をのぞいて)  国民性なのかもしれません。

  • yuichi7
  • ベストアンサー率18% (52/286)
回答No.2

カミカゼ特攻隊とは、基本的に帰りのガソリンをつんでいなく、装甲もダンボール並の機体で戦地に赴いた人達ですね。 別に自爆目的ではないため、被弾、燃料切れの状態から特攻して撃墜されずに当たる方がラッキーぐらいな話です。 低コストでパイロットは費用に含まれず、天皇陛下の元、カルト的な事を行う。人を狂わせる。これが戦争です。

epkakpe
質問者

お礼

通常の爆弾投下方式に比べて特攻方式が命中率が高まる理由がわからなかったのですが、燃料が少ないぶん軽くなるという利点があることがわかりました。

  • gamasan
  • ベストアンサー率19% (602/3160)
回答No.1

複合的な要素を含んでますから 作戦の合理性を 考えてる場合ではなかったと考えるのが妥当でしょう。 日本の主力の零戦ですが 最初は機動性旋回性にすぐれた 機体でしたが 高高度からの爆撃には対処できませんでした 米の戦闘機も装甲が厚くなり操縦席を狙った場合でも 米側は大丈夫で 日本側はやられてしまうというように あきらかに太刀打ちできなくなってきた。 新型の開発能力の差がはっきりとでてきた あとは燃料を初めとする資源の問題 要するに戦力を温存しておいてもジリ貧になるだけ であったから 精神面に訴えて「火の玉」になって 闘えだのという標語に結びついていったのでしょう。

epkakpe
質問者

お礼

ありがとうございます。 ゼロ戦が米機に太刀打ちできないなっていたとは知りませんでした。 精神的にアメリカを苦しめたとはよく言われることですが、それを意図した計画であったかどうかは疑問です。

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