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英語の発音は複雑?日本語の発音は単純?
- 英語の発音は複雑であると言われる一方、日本語の発音は単純であるという意見もあります。
- 多くの英語の発音教材には、日本語の発音は英語の発音に比べてはるかに単純であるというような記述が見られます。
- しかし、発音の単純さや複雑さは言語によって異なり、一概に比較することはできません。
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状況に因ると思います。 非常に簡単なインドネシア語ですが、テレビドラマで役者が話していると何を言ってるのかさっぱり分りません。 感情を込めて、話しているのと、淡々と話しているのとでは全く状況が変ります。 日本語だからといって、発音が単純かどうかは、外国人に聞かないと分らないと思います。我々は全く区別していない発音が、実は違う音であったりする場合がありますが、外国人には違う音に無頓着な我々がとても難しいことを話しているように聞こえるようです。 ただし、英語と一くくりにできるほど、英語そのものが単純ではありません。インドの英語や、北イングランドの英語、オーストラリア、ニュージーランド、ともかく沢山の方言があり、それらを全部分るかどうか、我々外国人にはとても困難だと思いますが・・・。 言語は、ともかく発音ひとつとっても複雑で、習慣による違いも考慮したら、(発音に影響は出てきますよね)かなり難しいと思うので判断は簡単では無いと思います。 あるいは、単純化しすぎでは?
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- clh
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音韻の話から少し外れますが -長音・短音・撥音の明確な区別 -表記と発音の差異(「おう」と書いて「おー」と読む、など) -文脈・語によって「ふ」を「hu」と読むか「fu」と読むか異なる(個人差はあるが) この辺かなり難しい気がします。
- Tacosan
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「音韻体系」だけを考えれば, 日本語はもっとも単純な部類に入るでしょうね. 例えば ・ほとんどのモーラの構成は「母音」か「子音+母音」である: 子音単独でモーラとなるのは撥音と促音のみ ・「半母音」が事実上消滅している: /w/ は「くゎ」にのみ残っていたが「か」に合流して消滅. /j/ は表記上「きゃ」などの形で残っているが「直前の子音を口蓋音化する」ことを通じて直前の子音と一体化するためほとんど意識されない ・母音の種類が多くない: 現代日本語で 5種類, 古代に遡っても 8種類程度. 英語はとても多い. ちなみにアラビア語は 3種類 などは, 日本語の音韻体系が単純であることを支持しています. 子音の口蓋音化という現象そのものは逆に子音の種類を増やす方向ですが, ほぼ機械的に行われていて意識することはないと思います. ただし, #3 で指摘されているように「単純であることと簡単であることは別」です. 実際, 英語話者の中には「日本語はほとんどすべてが開音節であり, また母音が連続することもしばしばあるので発音しにくい」という意見を持っている人もいたはずです. あと, 「モーラの種類が少ない」代わりに「1モーラに掛ける時間が極端に短い」という特徴も指摘されていたような気がする.
- Us-Timoo
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常識どうのこうのよりも 事実がその本に書かれてあるとおりです。 日本語の発音で母音に当たる音は 『あ・い・う・え・お』 の5つしかありません。 それに対し、英語はたしか8つの母音 最高で母音に相当する発音が16もある言語もあります。 子音はこの母音でなりたちますので 母音の少ない方が、必然的に発音のバリエーションが少なくなるということです。 世界の『言語』として成り立っているもので 発音の母音に当たる音がこれだけシンプルなのは日本語だけです。 ただし、発音がシンプルである代わりに、 日本語は文字の読み書きが世界の言語の中でも特に難しいとされています。 『ひらがな』『漢字』『カタカナ』『ローマ字』 の4種類の書き言葉があり ひらがなの組み合わせで漢字の言葉にしたり 文法や表現によりこれらを使い分けたり という世界中の言語でも特殊な使い方をします。
補足
> 発音の母音に当たる音がこれだけシンプルなのは日本語だけです。 やはりこのように深く信じこんでいる人は多いのでしょうか? 日本語は母音が5個、その他の言語はたくさん、というこの数字が原因のひとつかもしれませんね。 音素の定義などいくらでも変えられるので、この数をいじって日本語の音韻の数を多く、外国語を少なくして、それが広まってしまえば、「日本語の発音は複雑」というウワサも流れかねないんでしょうかね?
- ucok
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言うまでもなく、その人にとって一番単純は発音は「母国語」の発音です。そして、日本語で書かれた英語の教材を読む人は、英語よりも日本語のほうが母国語に近いかもしくは母国語そのものなので、そのように書くのでしょう。 ただ、現代の日本語では表節文字を用いています。つまり「あ」という文字は「あ」としか読めません。反面、英文字の「A」は「あ」とも読めるし、「え」っぽい発音にもなるし、「えい」との読める。そういうのが、まあ、複雑と言えば複雑。逆に、日本語を母語としない人でも、「あいうえお」の50音さえ覚えちゃえば、何でも日本語で読めますよね。でも、一般的には、ローマ字である程度、日本語が読めるようになってから、仮名を学習するものですが。 余談ですが、日本語も文字が普及して「標準語」ができる前までは、もっとファジーだったみたいです。例えば、田舎のおじいさんなんかが「嬉しゅうてねえ」なんて言いますが、あれは「うれしう」でも「うれしゅう」でも本当はなく、その中間みたいな発音なんですよね。
補足
やはり所詮は、母国語だから簡単に見えるという、主観的なウワサにすぎないのですよね。 隣の芝生は青く見えるのと同じでしょう。
- xxi-chanxx
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日本語では腹話術は比較的簡単にできますが、英語では難しいそうです。 口の動かし方自体が全く異なっているからです。 発音されている音自体も英語に比べれば少ないでしょう。 そういった音だけのことでいえば、英語よりも単純と言えるかも知れません。 だからといって、発音が複雑だから難しい、単純だから優しいと割り切れる物ではありません。 難しい発音をしている人なら、単純な発音が出来るかと言ったら嘘になります。 その証拠に、日本長年暮らしていても、日本語の発音が上達しない外国の方はたくさんいます。 日本語の発音の方が難しいとも言われる外国の人もいますよ。 英語の発音教材は、単純=優しい、複雑=難しいとでも言いたいのでしょうかね?
補足
> 「日本語はほとんどすべてが開音節であり, また母音が連続することもしばしばあるので発音しにくい」という意見を持っている人もいたはずです. これは全くその通りで、音韻論でいうmarkednessの概念を使えば、母音の連続は、よりmarked(より複雑な動きを要する、まれ)なので、英語はこのmarkedな母音連続を極力さけようとする傾向があります。例えば、弛緩母音の後に必ず子音が必要、という制限で、母音連続を回避してます。 母音の長短の区別も、よりmarkedで、英語にはありません。 日本語の母音は単純と言われますが、これは単に長母音を除いた「5」という数字が一般に目立つだけではないでしょうか?例えば韓国語が10数個の母音というのは二重母音も含まれているということ等等、そういうことまで深く考えることは、言語学の経験がなければできなくても当然、見た目の数字だけで「単純」というイメージを植えつけられてしまうのも無理はないと思います。 音節に関しても、英語は子音連続を嫌わず母音連続を嫌う、日本語は母音連続を嫌わず子音連続を嫌う、という「スタイルの違い」に他ならないでしょう。 実際スペイン語ネイティブの友人に、Brazilという2音節の英語と、Burajiruという4音節の日本語を発音してもらったら、Brazilの方がはるかに発音しやすく、日本語はなんでそんなめんどくさい言い方をするのだ?とのことでした。 一般にBrazilは、「複雑なオンセット」「閉音節」というより”複雑”な音節構造に対し、BurajiruはCVCVCVCVという”単純”な構造にも関わらず。 当然これは友人の母国語のスペイン語にBrという二重子音やlで終わる音節が許されてることもありますが、必ずしも複雑=難しいではないということでしょう。 「日本語の発音は単純だから、日本人は外国語の発音の習得が不利」という根も葉もないウワサを消せないものですかね?(笑)