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雲帰碧洞
個人のノートに“雲帰碧洞”ということばが残っておりました。 恐れ入りますが、このことばがどこにあるものなのかどうかお教えください。 まったく記憶が呼び起こせなのです。 なにからとって書き留めたのか。 (国語のカテでも質問をだしたのですが、直接のご回答はありませんでした。) よろしくお願い申しあげます。
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元々が誰の言葉なのかまでは分かりませんでしたが、禅宗で用いられる言葉のようです。 「雲歸碧洞露滴蘭叢」または「雲歸碧洞露滴蘭聚」がひとまとまりの句のようです。 雲は碧洞に帰り、露は蘭叢(蘭聚)に滴つ。 (くもはへきどうにかえり、つゆはらんそう〈らんじゅ〉にしたつ) と読むのだと思います。 「碧洞」「蘭叢」が具体的な場所や“事柄”を表わすのか、単に「緑の生い茂った洞」や「蘭の密生している場所」を指すのか分かりませんが、禅の言葉であれば、なにがしかを象徴しているような気はします。 前回の国語のカテも見ましたが、回答の文面から推測するに、お茶席の床に掛けられていた言葉のようですので、お茶に縁の深い大徳寺関係の方の言葉かもしれませんね。 もう少し出典を調べて、もし分かりましたらまた回答します。
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- mmky
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参考ぐらいしかなりませんが、 「雲帰碧洞」中の「碧洞」が何を意味するかですね。 仏教禅であれば「雲帰碧空」が理に合った句だと思いますので、「雲帰碧洞」は仏教禅ではなく道教の句ではないですかね? 道教の一派には「碧洞宗」というのがあります。道教のお寺は険しい山の上にありますから、「雲帰碧洞」でもおかしくはないですね。
お礼
mmkyさん、いつもありがとう御座います。 道教には碧洞宗というのがあるのですか、いい名前ですね。 そういう事まで思いをめぐらせて、お教えくださりましてありがとう御座いました。 私たちが日本で老荘のイメージで思う道教と、中国での民間の道教とはちょいと様子が、どうも違いますね。 深遠な道教の言葉かもしれませんね。 ありがとう御座いました。
お礼
パンダアップルさん、ありがとう御座います。 雲は碧き大いなる洞に帰り、露は蘭の叢に滴る。 行くべきところ、帰るところ。それぞれに帰り、往く。 いいですね。 “雲”と“露”、そして「碧洞」と「蘭叢」。 勝手にいろいろに思いを抱いております。 出典のご調査でのご回答はありがたいのですが、この質問は一先ず締め切り、この後にもまた、いつか愚問を出しますので、どうかその折、お目にふれたら、ご敷衍賜りたくお願い申しあげます。 ありがとう御座いました。