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そっくりなCM
富士フイルムは「Phot is …」、「Phot is …」を繰り返すという形、朝日新聞は「ことばは…」、「ことばは…」を繰り返す形でのテレビCMが流れていますが、そっくりではありませんか?どちらが先かわかりませんが(私の記憶では富士フイルムが先)こういうのは盗作とはいわないのですか? 上記の質問をCMのカテで尋ねたところ、専門家という方から盗作ではないのではないかといういう回答をもらったのですが、回答がこの方の1件のみでその後もしばらく回答がなかったので、CMのカテではこの質問を締め切らせて頂きました。しかし、法律的にはどうなのかと思って、こちらのカテで改めて質問させて頂きました。
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どちらのCMも見たことはありますが、手元に録画があるわけではないので、詳細な検討はできませんが・・・ まず、法律的には「盗作」という言葉は無いので、著作権侵害になるかどうかという観点から回答します。 最高裁がかつて示した基準は 「著作物の複製とは、既存の著作物に依拠し、その内容及び形式を覚知させるに足りるものを再製することをいうと解すべきである」(ワンレイニーナイト・イン・トーキョー事件、最判昭和53年9月7日) というものです。 まず、依拠しているかどうか、偶然に一致したのではなく、朝日新聞のCMを作った人が富士フイルムのCMを実際に見て作ったのかどうかというのは、これは本人に話を聞いてみないとわからないところです。偶然に一致したのであれば、(それを朝日新聞のCM作成者が証明できれば)著作権侵害ではありません。 仮に、依拠があったとしても、「その内容及び形式を覚知させるに足りるもの」でなければいけません。朝日新聞のCMをみると、形式が一致しているという点で、富士フイルムのCMを連想しますけれど、内容面は、「新聞とはなにか」と「写真とはなにか」と相違があると思います。 つまり、内容に相違があり、朝日新聞のCMから、富士フイルムのCMの内容が想起されるとまではいえないので、著作権侵害とはいえないと思います。 著作権侵害でないとしても、「盗作」であるかについては、かなり主観的な評価となりますので、なんとも回答できません。
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- popesyu
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すいません。3番ですが。さっき動画を確認したのですが、そもそも富士フィルムのCMってオノヨーコ(ジョンレノンの奥さん)が出ているわ、バックにかかっている曲はイマジン(ジョンレノンの代表曲)だわですから、おもいっきり「Love」のオマージュですね。 http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/adgallery/ad005/index.html 朝日新聞の方は「言葉は未来、言葉は慰め、言葉は・・・」と同じリズムで続けているもののようですが(現物はみていません)、これも構造的に「Love」へのオマージュで良いんじゃないかと。 この形式で韻を踏む歌詞なりは他にもいくつか記憶にありますし。やはりこれは法律的にどうのというレベルの表現ではないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。なるほど、そういうことになるのですね。それぞれの方からの回答を見させて頂き、「フム、フム」と納得できましたのでこれで質問を締め切らせて頂きます。皆さんどうもありがとうございました。
- popesyu
- ベストアンサー率36% (1782/4883)
そういった言葉の表現方法は至極ありふれたものですし、パクリとかいうレベルではなく、せいぜいオマージュが重複してしまったとかいう程度ではと。 1番さんもあげられていますし、ちょっと思いつくところではジョンレノンの「Love」も全く同じ形式かと思います。 http://www.st.rim.or.jp/~success/love_ye.html
お礼
回答ありがとうございます。
- maho-maho
- ベストアンサー率44% (725/1639)
使い古された表現方法だと思いますけど。 詩なんかに多いと思います。 中原中也の 「汚れちまった悲しみに」とか (もっと近いのを思い出せればいんですけど) 汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる 汚れちまった悲しみは たとえば狐の皮衣 汚れちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる 汚れちまった悲しみは なにのぞむなくねがうなく 汚れちまった悲しみは 倦怠のうちに死を夢む 汚れちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れちまった悲しみに なすところもなく日はくれる
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。とっても詳しく回答下され、良く理解できました。