1反当たりの石高。
田の面積よりも畑の面積の方が多い国があります。
例えば、下記の国ぐにですが、これらの国の石高を田の面積で割ると、1反当たりの石高が出ます。
1反当たりの石高は、武蔵1.98、信濃2.8、上野2.73、下野2.16です。
検地で田畑の等級を決めていますが、上田でも1.5です。
この差があまりにも大きいです。
国名 天保石高 享保6年田数(町)同畑数(町)
武蔵国 1,281,431 64,590 137,278
信濃国 767,788 27,040 42,698
上野国 637,331 23,304 64,200
下野国 769,905 35,580 73,003
天保の石高は、1831年~1834年頃の値ですから、享保よりざっと90年後の値です。
その間に新田開発が進んで田の面積がおおいに増えたのかも知れません。
質問です
1反当たりの石高が、武蔵1.98、信濃2.8、上野2.73、下野2.16ですが、どのように解釈すればよいのですか。
例えば、畑の作物も石高に含めているとか。
もともと不正確で統一性のないこんな統計を基にして、考えても意味がないとか。
そもそも考え方が根本的に間違っているとか。
よろしくお願いします。
wiki石高。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E9%AB%98
2.8項 享保6年田畑数に「旧国別石高の変遷」表があります。