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無限積の極限とは?正しい計算方法を教えてください。
- 無限積の極限を正しく計算する方法について教えてください。
- 相加・相乗平均を使って無限積の極限を計算していますが、計算結果が変です。間違っているところを指摘してください。
- 質問者の式の計算方法に誤りがあるようです。正しい計算方法についてアドバイスをお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
No. 2 に転記したこの式自体は正しいです.実際 [(1+(1/n)) ... (1+(n/n))]^{1/n} ≦ (3n+1)/(2n) と,相加相乗平均によって左辺の n 乗根が,右辺の 1/n 倍に化けています. つまり,相加相乗平均不等式で得られる上界は,発散します. さて,その極限の値を求めるには,No. 2 で書いたとおり log を取って区分求積に持ち込むのが定跡です.具体的には, F = [ (1+1/n) (1+2/n) ... (1+(kn)/n) ]^{1/n} とおき,両辺の log を取ると log F = 1/n [ log(1+1/n) + ... + log(1+(kn)/n) ] となります.右辺は log(1+x) を x = 0 から x = k まで 1/n 刻みで区分求積した形になっているので,両辺で n → ∞ とすれば lim log F = ∫[0,k] log(1+x) dx = -k + (1+k) log(1+k) となります.log と lim を入れ替え,両辺の log をはずすと lim F = exp(-k) (1+k)^{1+k} となります.これが求めるべき極限です.
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- Tacosan
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「極限なので等号が成り立つのかと思いました」って, 何が根拠にあるんでしょうか? 6^(1/3) = (1^n 2^n 3^n)^(1/3n) = (1/3n)(1×n + 2×n + 3×n) = 2 はおかしいよね.
補足
(a1・a2・…・an)のn乗根≦(a1+a2+…+an)/n で等号が成り立つのは a1=a2=…=anのときですから 例えば [{1+(1/n)}{1+(2/n)}…{1+(n/n)}]^(1/n) ≦(1/n)[{1+(1/n)}+…+{1+(n/n)}] 等号は 1+(1/n)=1+(2/n)=…のとき。 n→∞で考えて、これらは1になって…ませんね。すみません。 結局 lim[n→∞] [{1+(1/n)}{1+(2/n)}…{1+(kn/n)}]^(1/n)はどうなるんでしょうか?
- PRFRD
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> 与式=lim[n→∞][{(3n+1)/2n}…{((2k+1)n+1)/2n}] ここの等号がダメです. 相加相乗平均不等式は,あくまで不等式なので, 与式 ≦ lim[n→∞][{(3n+1)/2n}…{((2k+1)n+1)/2n}] となります.右辺は ∞ に発散するので,結局 与式 ≦ ∞ という,とても正しい結果が出てきます. ちなみに,その極限を求めるだけなら, log を取って区分求積の形に持ち込むのが定跡だと思います.
補足
ありがとうございます。表記が難しいのですが、最初の問題は間違いです。 lim[n→∞][(1+(1/n))(1+(2/n))…(1+(kn/n)^(1/n) なので、無限積のn乗根の極限です 根号の中は発散しますが、そのn乗根はとなると違いますよね? 途中の式も ^(1/n) を付け忘れています。 極限なので等号が成り立つのかと思いましたが・・・。
- Sabo-Hani
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まず相加相乗からおかしいです (1+(1/n))(1+(2/n))・・(1+(kn/n) > 1+(1/n)+(2/n)+・・+(kn/n) =1+(1/n)(kn(kn+1)/2) →∞ くらいで十分かと
補足
大変失礼しました! lim[n→∞]{(1+(1/n))(1+(2/n))…(1+(kn/n)}^(1/n) kは正の整数 でした。指数がなければご指摘の通りかと・・・。
お礼
ありがとうございました。相加相乗平均不等式では、その値より小さいということしか分からないのですね。区分求積法にはまったく気づきませんでした。n乗根の形なので、対数をとるというのは自然な発想なんですね。すっきりしました。