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なぜ、植物には世代交代(有性世代、無性世代)があるのか?
多細胞になった時を大人と考えると、 植物の大人は有性世代の胞子体の時と、無性世代の配偶体の時が ありますが、何故このような生き方なのでしょうか? 無性世代の時に体細胞分裂をして精細胞と卵細胞をつくるなど 動物の感覚でいくととても面白く、生物って不思議だなと思いました。 なぜ、2nの時の人生と、nの時の人生があるのでしょうか? 仮説を立ててみたのですが、毎回の多細胞体になるより接合するのが 二回に一回のため、突然変異が起こりにくい。 ただ、突然変異が起こりにくいことがメリットか?とも 思います。 長い自然選択を受けてきた植物がどういうメリットからこのような 形質を残したのでしょうか? ご教授ください
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remonpakiraさんは、何かとても面白そうなことを質問しているのですが、私にはその意図を汲みきれません。 とても興味があるので、話を整理させてください。 単純なミスだと思いますが、胞子体は無性世代です。胞子体が減数分裂をして、その結果できたn世代の胞子などから有性世代が始まります。これらのn世代(配偶体世代、有性世代)は雄と雌の配偶子をつくって有性生殖(接合・受精)をして2n世代(胞子体世代、無性世代)に移ります。 胞子体は1個体だけで次の世代をつくるので、無性的に増えるのだから、無性世代と覚えるのがいいと思います。 >なぜ、2nの時の人生と、nの時の人生があるのでしょうか? ここからが本題ですね。n世代が長いコケや接合藻のような植物もあるし、2n世代が長いシダ植物や種子植物もあるし、おなじくらいの長さの植物もある。これら3者はどういう条件のときに進化するのかというのがremonpakiraさんの疑問だと思います。3パタンとも現存の生物があるわけだから、それぞれに生き残るのに有利な条件があるはずですよね。 >仮説を立ててみたのですが、毎回の多細胞体になるより接合するのが >二回に一回のため、突然変異が起こりにくい。 ??これもよくわかりません。 n世代だけで接合して、すぐに減数分裂をするような生物と、2n世代が長い生物を比較しているのでしょうか? そうだとしても、なぜ突然変異が起こりにくいのかわかりません。 是非、補足説明をしてください。
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- gramin
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No.2の回答をしたものです。 補足を読んでわかりました。つまり、「多くの動物は2n世代ばかりで、減数分裂をしてできた半数体は、すぐに接合(受精)して2n世代にもどってしまうのに、植物を中心にn世代が長い生物がいるのはどういう適応的な意味があるか」ということですね。 正しい回答は他の方に譲るとして、私が思うには・・・ 生きていくのに必須な遺伝子(たとえばブドウ糖の分解に使う酵素の遺伝子)はn世代と2n世代の両方で使うと思いますが、これに異常をきたした場合、n世代では遺伝子がひとつしかないので、生きることができません。すると、n世代を長くすることによって、このような大事な部分に起きた有害な突然変異を集団から取り除くことができるというメリットがあるのではないでしょうか。 余談ですが、remonpakiraさんは高校で生物学を学んでいるのですよね。単に記憶することだけに専念せずに、進化や適応的意義に思いをめぐらせるのは、とてもよいことだと思います(受験に役立つかどうかはわかりませんが)。生物が持っている多様性は進化の結果手に入れたものですから、何か意味があって違いがあるんだという発想、忘れないでください。
お礼
ご回答ありがとうございました とてもよくわかりました
トートロジーですが、 >長い自然選択を受けてきた 間に、 >どういうメリット からか、この様な形式が有利である環境が「少なくとも一度」はあったのだろうと推測されるだけです。
お礼
そうですね。 トートロジーと自然選択は認識がなかったので べんきょうになりました
お礼
いろいろすいません。 ありがとうございます。無性世代の覚え方大学入試が控えているため とても勉強になりました。ありがとうございました。 まず、私の質問は、なぜ無性世代が植物にはあるのか? 動物は有性世代だけなのに・・・(クラゲなどに一部ありますが) でした。 ただ、、 >>n世代が長いコケや接合藻のような植物もあるし、2n世代が長いシダ植物や >>種子植物もあるし、おなじくらいの長さの植物もある。これら3者はどう >>いう条件のときに進化するのかというのがremonpakiraさんの疑問だと思 >>います。 私の質問よりずっとハイレベルな話ですが、確かに不思議です。 あわせて教えていただけたら幸いです。