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スガ秀実、 渡部 直己の本でお勧めを教えてください
「それでも作家になりたい人のためのブックガイド」 をとても面白くよみました。 この本は1993年の本ですが、これ以降で二人が出した本でお勧めのものがありまし たらお教えいただきたくお願いします。
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こんにちは。 ◆渡部直己『<電通>文学にまみれて』 (副題)チャート式小説技術時評 出版:太田出版 1,700円 はいかがでしょう・・・って、初版が92年なので、「93年以降」にあてはまりませんが、 好きなので、あえて挙げさせていただきました。すみません。 91年の1年間、月刊「すばる」誌に連載した文芸時評をまとめたもので、 毎月の各社文芸誌に掲載された作品を表にして内容や技法を○△×の印で分析(?)し、 寸評を添える、といったチャートがついています。 この寸評がおもしろくて、けなされていればいるほど読みたくなってしまう・・・という 不思議な興奮をおぼえたのでありました・・・(^^; スガ秀実さんの書かれるものは基本的に読みにくい(^^;と思っているのですが、 そして、相当いろいろ読んでいないとついていけなくてしんどいのですが・・・最近では ◆スガ秀実『小ブル急進主義批評宣言』 (副題)---90年代・文学・解読 出版:四谷ラウンド 1,900円 99年初版 を”ところどころ”読んでいます。(とても一冊通しては読めません・・・) 読んだことのある作家・作品について書かれている章や 興味のある主題のところは、面白く読めます。 ご質問の二者によるものではありませんので蛇足ですが、小説の技法について書かれたものですと、 ◆ディヴィッド・ロッジ『小説の技巧』 訳:柴田元幸・斉藤兆史 出版:白水社 2,400円 がおすすめです。「書き出し」「名前」「視点」「時間の移動」「偶然」・・・など全50の主題を、 へミングウェイ、M・トウェイン、サリンジャー、J・バース、P・オースターなどなど、 いろいろな作家の作品を少しずつ紹介したうえで、解説してあります。 解説の前にちゃんとその作品(の一部)を読めるので、 読んだことのない作家・作品でも、非常にわかりやすく読めます。 全部で50ですから、ひとつずつの章は短く、読みやすいものになっています。 ご参考になりましたら幸いです。
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- jakyy
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jakyyです。著者の名前を間違えていました。 渡部直己が正解です。
- jakyy
- ベストアンサー率50% (1998/3967)
渡辺直己の著書で小説の技法が書かれた本は2冊あります。 【現代文学の読み方、書かれ方】河出書房新社 1800円 副題が「まともに小説を読みたい、書きたいあなたに」 【本気に作家になりたければ漱石に学べ】太田出版 1500円 副題は「小説テクニック特訓口座」 【漱石に学べ】しか読んだ事がありませんが、私の眠っていた頭脳が かなり刺激を受けた事を覚えています。
お礼
ご教授ありがとうございました。参考になりました。
お礼
たいへん参考になりました。ありがとうございました。