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お勧めの本はありませんか?
お勧めの本はありませんか? 高校生女子です。 元々読書はする方なんですが、読むジャンルが偏ってきていて新しい本を発掘したいと考えています。 そこで、みなさんのおすすめする本を教えていただけないでしょうか? 今読みたいのは純文学、海外の作品ですが、ジャンルは問いません。 好きな作家さんや最近読んだ本などは敢えて書きませんので、色々なジャンルがあるほうが嬉しいです。 よろしくお願いします。
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- sakura-kr
- ベストアンサー率45% (11/24)
ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』はドラマチックで、最高に面白かったです。一気に読みました。 あとは ストウ夫人『アンクル・トムの小屋』(批判もありますが)、 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(映画「愛を読む人」の原作。映画より本の方がお勧め!)、 ポール・ギャリコ『雪のひとひら』 など。 もしよろしければ☆
「バビロンに行きて歌え」池澤夏樹(新潮文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 一人の若き兵士が、夜の港からひっそりと東京にやって来た。名もなく、武器もなく、パスポートもなく…。突然、この海のような大都会に放り込まれ、さまよい歩く異邦人。その人生の一場面で彼とすれ違い、あるいはつかの間ふれあい、そして通り過ぎていく男や女たち。彼を中心に、この不可思議な大都会と、そこに生きる様々な人間像を鮮やかに、感動的に描いて新境地を拓いた長編小説。 「塩狩峠」三浦綾子(新潮文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 結納のため札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車が、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れ、暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた…。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らの命を犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う長編小説。 「スコーレNO4」宮下奈都(光文社文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。 「彗星物語」宮本輝(文春文庫) 内容(「BOOK」データベースより) 城田家にハンガリーからの留学生がやってきた。総勢十三人と犬一匹。ただでさえ騒動続きの大家族に、あらたな波瀾が巻きおこる。異文化へのとまどい、肉親ゆえの愛憎。泣き、笑い、時に激しく衝突しながら、家族一人ひとりは、それぞれの生の新しい手がかりを得る。そして別れ―。人と人の絆とはなにかを問う長篇小説。 参考になれば幸いに思います。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
小説も面白いですが、西洋の古典も面白いですよ。若い貴方の年代で是非読んでもらいたいのは、ヘロドトスの『歴史』です。岩波文庫で手に入ります。この本は、若いうちに読む本です。出だしで、国王が自分の奥方の美しさをどうしても自分の家来に見せたくて、秘かにその家来に奥方の裸体を見せる話しが載っています。それを奥方が気付き、その奥方がその家来に自分を取るかそれとも国王を取るかと迫り、自分の夫である国王に復讐して、その家来が国を手に入れることになります。それが、ペルシャと後に言われる国の始まりです。この本は、現在の若者が考えつくようなことは全て、今から3千年以上前に考え付かれていたことを教えてくれます。だから、貴方のような若い歳の方が読むことが重要なのです。 実は、人間40才も過ぎれば、この本に書いてあるこの殆どは自分の経験で解るように成るのですが、どういうわけか人々は40才前にはそのことが全く解りません。ですから、この本を若いうちに読んでおくことが本質的なのです。 ほとんどの場合、たとえ良書でも始めの数十頁は退屈です。ですがそれを我慢して読み続けていると、後は引き込まれるように読めるようになります。ですから、始めが退屈でも、頑張って100頁位は読んでみて下さい。それでも退屈だったら、その良書は貴方にとって時期尚早だったと考えて、改めて数年後に読んでみて下さい。色々な経験をした後で、いつかそれを面白いと感じる時が来るはずです。 また、もしヘロドトスが面白いと思えたら、モンテーニュの『エセー』にも挑戦してみて下さい。この本は西洋の古典の最良の入門書です。