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数列

初項a1=1,   a(n+1)=(√2)^a(n)  という数列の問題ですが、この数列の収束するかどうか、また極限がわかりません。どうやって考えていけばよいのでしょうか?対数をとったりして考えたのですが、うまくいきませんでした。どなたかご教授していただけないでしょうか?よろしくお願いします。

みんなの回答

  • felicior
  • ベストアンサー率61% (97/159)
回答No.1

漸化式が有限の価に収束する必要条件は、a(n)とa(n+1)の差がだんだん 縮まっていくことなので、a(n+1)=a(n)が解をもつ必要があるのはわかりますか? y=xとy=(√2)^xのグラフを描いて考えてみると交点はx=2,4なので 収束するなら2か4だなと見当が付けられます。 まずy=xの直線上に座標(a(1),a(1))=(1,1)の点A(1)をとります。 そこから上に向かってy=(√2)^xのグラフと交わったところをB(1)とします。 するとB(1)の座標は(a(1),a(2))です。 さらにそこから右へ行きy=xとぶつかる点をA(2)、 そこから上に行きy=(√2)^xとぶつかる点をB(2)、 …とジクザグに進んでいくとだんだん点P(2,2)に吸い込まれていくのがわかります。 点A(n)の座標は(a(n),a(n))ですから、n→∞のときA(n)→Pであることは a(n)→2ということを意味します。 うまく収束した理由は、全てのnで次の式が成り立っていたからです。 |2-a(n+1)|≦c|2-a(n)|、 0≦c<1 つまりnが1増えるごとに2とa(n)の距離が一定の公比c(0≦c<1)以下で縮んでいけば |2-a(n)|≦c^(n-1)|2-a(1)| となり、n→∞のとき|2-a(n)|→0、つまりa(n)→0が言えます。 実は上に書いた式は |2-a(n+1)|/|2-a(n)|≦c と書き替えると、 左辺は先程の点Pと点B(n)を結ぶ直線の傾き(の絶対値)を表しています。 B(n)の座標は(a(n),a(n+1))だからですね。 この傾きはx<2の範囲では点Pにおけるy=(√2)^xの接線の傾きlog2より 小さいことが図からも何となくわかります。 あとは区間(x,2)に平均値の定理を使って実際にc=log2とできることや、 a(n)<2ならa(n+1)<2となることなどを示してください。

noozo
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。大変わかりやすい説明で、勉強になりました。極限値に関しては、プログラムを組んで計算してみたりしたので、2に近づくというあたりをつけていたのですが、そこに導くまでのプロセスがわからなかったので、助かりました。どうもありがとうございました。

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