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「…たのだ」と「…たのだった」の違い
僕日本語勉強しているんです。「…たのだ」と「…たのだった」の違いがよくわからなくて、困っています。 彼は来たのだ。 彼は来たのだった。 この二つの文は過去形の強調表現で、なにか違いがありますか?どうぞご指導ください。
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二つは全く違います。 「来たのだった」には「来るにあたってはこういう目的があった、来るについてこうしたかった、こういうことを望んでいた」ということが隠されています。 つまりそう言うことに気付くかどうかということです。
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- vaidurya
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文法学的に考えなくても、シンプルに… 1.「私は日本語を学ぶために日本に来たのだ」と 2.「私は日本語を学ぶために日本に来たのだった」を比べると native speakerなら違いを、違和感として感じると思います。 1は、普通の会話で使う"強調表現"です。 2は、普通の会話ではなく、客観的に説明する場合の強調表現です。 つまり、2は自分で自分を客観的に説明していて、違和感があります。 ただ、日本では、マンガのナレーションを真似する形で 自分のことをナレーションする表現を使う人もいます。 ネット上でも、わりとそういう表現は見られると思います。 #そう言う私自身が、そういった表現を使うのであった :-)
お礼
ご回答ありがとうございました。僕も漫画が好きです。
- SayHelloTU
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はじめまして どちらも日常生活、特に話し言葉においてはめったに使われない言葉ですね。 文学(に限りませんが)小説とか、せいぜいTVドラマのナレーションで聞く言葉のように思います。 そういうわけで、辞書で調べてみました。 以下、辞書からの引用です。 「 のだ (連語) 〔準体助詞「の」に断定の助動詞「だ」の付いたもの。話し言葉では「んだ」「のです」となることも多い〕 (1)原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。 「こうして独り住まいをしていると、ますます孤立感が深まっていく―だ」「弟の言うことを聞けば聞くほど、気の毒でしかたがなかった―だ」 (2)意志的な動作を表す語に付いて、その動作主の決意や相手に対する要求などを表す。 「なんとしても、この事だけは達成する―だ」 「早くここから出て行くんだ」 (3)(「のだった」の形で)事態の説明をやや詠嘆的に言い表す。 」 確かに、「来たんだ」や「来たのです」ならごくたまに使いますね。 (後者は多少わざとらしい言い方なので、やはりめったに使わないか) 「来たのだ」だと、使うシチュエーションによって(1)的に使ったり、(2)的に使うなどの使い分けをすると思われます。 「来たのだ」と「来たのだった」の違いが、(3)で説明されています。 後者だと、”やや詠嘆的な言い表し”になるとのことです。 ちなみに、「詠嘆」の意味を辞書から引用します。 (引用ばかりですみません) 「 えいたん 0 【詠嘆/詠▼歎】 (名)スル (1)深く感動すること。また、感動を深く心に感じたことを声や言葉に出して表現すること。感嘆。 「自然の美に―する」「―の声を上げる」 (2)文法で、深く心に感じたことを表現する言い方。文語で、助動詞「けり」や終助詞「か」「かな」「な」などを付けて言い表す。 「一人思い出にふける―だった」 」 余計混乱してしまったでしょうか?
お礼
-v- 混乱どころか、助かりました。どうもありがとうございました。
- sanori
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こんばんは。 まず、最初に、 その2つの文は、ほぼ同じだという考え方をしてください。 なぜならば、 1.日本人でも両者の違いをあまり意識していないからです。 2.どちらの文も、彼の「来た」という行動をした事実を、強く断定している文だからです。 あとは、微妙な違いになります。 ・「来たのだ」は、単に強調している感じです。 ・「来たのだった」は、単に強調している感じのほかに、 忘れ去られそうな過去にそういうことがあったことを思い出して、 今、あらためて断定しているような感じを表す場合もあります。 話し言葉では、普通、 (来たのだ)→「来たんだ」 (来たんだった)→「来たんだった」 になります。 ・「来たんだ」は、元の「来たのだ」の意味のほかに、 人から情報を聞いて「来たという事実があったのか」という意味も表すことがあります。 まとめますと、 「彼は来たのだ。」 ・彼は来た! 「彼は来たんだ。」 ・彼は来ました! ・(へー。そうだったのか。)彼は来たのか。 「彼は来たのだった。」「彼は来たんだった。」 ・彼は来た! ・彼が来たという事実があった! ・(あ、そうか。忘れるところだった。)彼は来たね。 以上、ご参考になりましたら。
お礼
sanoriさん、いつもありがとうございました。参考になります。
お礼
ありがとうございました。大変参考になりました。