- ベストアンサー
「シック」と「渋い」の違い
日本語を勉強中の中国人です。「シック」と「渋い」の違いは何でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければありがたく思います。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本人といっても多くの人がいます。世代も様々ですし、所得や生活ぶりも様々です。 同じ言葉でも、日本人の多くが同じような感覚で理解し、似た言葉遣いをするとは限りません。 『「シック」と「渋い」の違いは何でしょうか。』とのご質問ですが、なぜ、そうした質問をされているのでしょうか。 質問をされることになった事情や背景も大事です。 シックと渋いとが並記されていたのでしょうか。別々の場でお知りになったのでしょうか。 並記してある場合でも、類似の概念として書く場合もあるし、重要な違いがあるとして書く場合もあります。それらの言葉で意味させようとしていた内容は、その時々で違います。 単独で渋いを使う場合には、味覚の場合もあります。あるいは服装などだと、似合っていない、もっと別のにした方が良いという価値判断を含んで渋いという言葉を使うこともあります。 シックでも同様で、褒め言葉ではなくて場違いという意味で使うこともあります。 シックと渋いとは違うという対比をさせて述べる場合でも、状況や対象によって、なにに着目しているかが異なり、違いの内容も変わります。 また、現状では、若い人々はシックや渋いをデザインセンス、色使いなどで使う場面は減っていると思います。そうした状況では、同じ言葉でも、使っている人相互の意味の共通性はかなり失われていると思います。 シックについて次のような説明も必要なほど一般化してない用語になっています。 http://whatimi.blog135.fc2.com/blog-entry-184.html それに、シックを褒め言葉として使用するとき、『落ち着いたさま、上品なさま』というだけでなく、その中に控えめにしたアピール精神が感じられるものということも必要な要素と思います。 もともとは男性用ということもあるのでしょうが、女性用で『おしゃれ』の感覚が大事であると感じている人も多いでしょう。 http://www.stt-s.com/fatsyonkannren26.html 渋いを『年齢がいっている感じを受ける』という意味で使うことは多いです。服装などではなくて、{若々しいか/若々しさが落ちてしまっているか}の後者であるという場合に、渋いねとかいいます。誉めているのではないし、けなしているのでもないですが、形の上では褒め言葉に近い用語で評するということです。 服装に限って考えた場合、他にメインのものや行事があるなら、それを食ってしまうような押し出しはせず、地味にするが、品格などの深みを感じさせるものというイメージで使う場合もあります。 しかし、派手さや明るさ、前面にアピールする気持ちが欠けるじゃないのという評として使う場合もあります。 ことばは生き物なので、その単語だけを引っ張り出すと意味はわからなくなったり、誤解の元にもなります。 また、ある言葉が気になって、その連想で別の言葉を思い起こし、それらをまとめて質問すると、プライミング効果とかアンカリング効果が生じて、次々とあらぬ方向に走ってしまうことがあります。 言葉を勉強する場合は、状況や文脈の中で考えたり、調べたりすることが大事だと思います。
その他の回答 (3)
- cxe28284
- ベストアンサー率21% (932/4336)
私もシックという言葉よく使います。品が良くって洗練されている。 しゃれている。粋な感じ(野暮ったく、もっさりしていないこと) 元はフランス語CHICです。 シックな装いなどとよく使うし、褒め言葉として無難です。 渋いは地味だけどよく見ると深い趣がある。 和服には渋いの方がいいと思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。私は「渋い」という感じのほうが好きです^^。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- moto_koukousei
- ベストアンサー率54% (331/606)
http://www.tsc.ac.jp/tagblocks/lang/news/Press/0000000913.html http://dictionary.reference.com/browse/chic?s=t
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。
シック:落ち着いた、深みのある、伝統的な英国風の味のある(主として男性のフォーマルな衣服とかインテリアなどの)デザインや形式をいうのではないでしょうか。女性の衣服にも言われますが、最近のデザインにあったかどうかは分かりません。少なくともミニ以後のセクシーなデザインにはないような気がします。 渋い:渋い好みとかいう言い方で上記の意味と重なる部分もありますが、それよりも広い意味を持っており、和風、特に江戸前についての上記に近い趣味を言うようです。この反語として「派手」があります。渋い色というのは原色ではなく、中間色で暗い色を言います。 ご参考になれば。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
再びありがとうございます。マンガで着物を試着した女のこのことを「渋め」と表現しているので、なぜ「シック」でないのかと疑問が生じたわけです。今度はどういうシチュエーションで疑問を感じたのかもっと詳しく書きますね。大変参考になりました。いろいろ本当にありがとうございました。