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プリンスザレスキーの事件簿に出てきた単語についておしえてください。
先ほども書きましたが「プリンス・ザレスキーの事件簿、創元社発行」を読んでいたら、「蝋焼絵、蝋焼き絵(ロウヤキエ)」という単語が出てきました。文中では12ページ6行目に「蝋焼絵の丸天井の中央にある雷文様の黄金の香炉に似た絹張り提燈が放つ」と書かれていました。色々調べたのですが、どうしても分りません。たぶん昔の言葉だと思うのですが、辞書にも載っていなくお手上げです。美術関係の方に聞いて回ったのですがダメでした。どなたか分る方がもしいたら教えてください。お願いします。
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まあM.P.シールの文章は、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』と同じように、嫌みなペダントリーの固まりみたいなものなので、わからないところは読み飛ばすのが正しい読み方だと想うんですが……とりあえずネットにある原文をみると、この箇所ですね。 http://www.gutenberg.org/files/10709/10709-h/10709-h.htm Even in the semi-darkness of the very faint greenish lustre radiated from an open censerlike lampas of fretted gold in the centre of the domed encausted roof 「蝋焼き絵」にあたるのは"encausted"という単語で、これをリーダーズ英和辞典でひくと、そのままの形では出てませんが、 encaustic -n. エンカウスティーク(蜜蝋と樹脂を顔料に混ぜてつくった塗料);蝋画法(エンカウスティークで描き熱で固定させる画法); 蝋画。 -a. encausticの; 焼付け[加熱]法を用いて作った; (煉瓦・タイルなどが)色粘土をちりばめて焼き付けた とあります。 エンカウスティークについては、Wikipediaに詳しく載ってます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AF
お礼
回答ありがとうございました。ほとんどの所で調べたのですが、まず最初に臘焼きで調べたところ、七宝焼きの製作過程で出てきたので、七宝焼きだと思いましたが。違ったようですね。そして次は蝋箋という紙の説明が書かれている項目を発見したのでこれも近いと思いましたが、自信がもてなく、そして原文にも当たって見ましたが拙い英語しかできないためその単語を発見できませんでしたが、今回詳しい回答をしてくださって大変助かりました。色々苦労して調べましたがここまで書いてくださって、しかも原文まで当たってくださって大変感謝の念がたえません。貴重な回答本当にありがとうございました。これでスッキリしました。