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西行関係の本を探しています
書籍を探しています。 西行関係(研究書的な)の本で、中世は出家ブームで誰も彼も出家したがって、思い立ったら妻も子も打ち捨てて出家した、というようなことをさまざまな実例を引いて解説していたと思います。 あと、一遍上人と西行の心を題材にした歌を論じていた論文や三夕を比較した論文なども収録されていたかもしれません。(雑誌の特集か論文集なのかも) よろしくお願いします。
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回答No.1
ずばり、「西行の思想史的研究」目崎徳衛、吉川弘文館、S53 西行についての、すべての書物は、これを基にする、画期的な名著です。 西行の出家については、高貴な女性への恋愛・出世の挫折etc.様々な説がありますが、 歌道への執心から、能因法師を慕い、仏道に没入した数奇の遁世者。 自覚して生を完結点に到達せしめた、奇跡の入滅。としています。(225頁、430頁) 論文は、「国文学 解釈と教材の研究『西行 まだ見ぬかたの花をたづねむ』昭和60年4月号」学燈社 私が知る限り、最も充実した論文が掲載されています。 日本文学史の中での位置づけは、「文学に現はれたる国民思想の研究」第2巻、津田左右吉、岩波書店、S49 「日本文学の古典 第2版」永積安明、岩波新書、1989、124頁 基礎的な文献として、「山家集」岩波文庫 「西行物語」講談社学術文庫→これは伝説として。 私も西行を敬愛しています。目についた本を色々買いましたが、後悔している本もあります。 岩波新書「西行」、仏教文化選書「西行幻想」 目崎の名著の焼き直し。不正確で研究不足。読み物として、面白さをねらうなら、研究書として装うのは卑怯。出費がムダ。
お礼
回答ありがとうございます。 早速、『西行の思想史的研究』を読んでみました。 が、自分が読んだものではなかったです。 (文体がもう少し砕けた印象なので、年代が新しいものなのかも) でも、色々と参考になりました。 『解釈と教材の研究』は、未読なので今度見てみます。