聖天（歓喜天）に関する文献

質問

日本中世宗教文学を研究している者です。現在、聖天さんについて調べていますが、あまり文献（学術的なもの）が見つかりません。CiNiiやINBUDSももちろん調べましたが、研究論文がほとんどないのです。聖天について書かれた文献（論文や書籍だけでなく、原資料も）をご存じであれば、ご教示ください。

回答No.2

yuhkoh

とりあえず、『大正新脩大蔵経』密教部に収められている歓喜天関係の経典類（『大聖歡喜雙身毘那夜迦天形像品儀軌』『聖歡喜天式法』など）、同書第七十六巻に招集されている『渓嵐拾葉集』とか、それと『日本大蔵経』の真言や天台関係。
　それに高野山大学や種智院大学・大正大学といった密教系の大学に問い合わせたら、参考となる研究論文は見つかるのではないでしょうか。

回答No.1

gulgul

まさに「釈迦に説法」と思いますが、聖天は仏教というよりはインド土俗の神であり、河童や天狗と違って日本の風土に根付いているともいえない、ニッチな存在でしょう。まとまった文献は見たことがありません。
むしろフィールドワークになるかもしれませんが、聖天で有名な寺の縁起を調べるとかのほうが、よいのではないでしょうか。

お礼

ありがとうございます。聖天は日本にもしっかり根付いていますよ。生駒山などは近世から商売人の信仰を集めています。聖天の縁起は、あまりないようですねえ・・。