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EM菌を利用した食品微生物の実験について
私はバイオテクノロジーを専攻していて、EMを利用した研究をしてみようと思っています。 そこで、今私が考えているのがキノコや微生物にEMを投入し、EMの量(濃度?)を変えて、生育比較や増加量比較を行う…と考えているのですが、問題が生じてしまうのです…例えば、寒天培地にEMを投入して、そこに微生物を床置する。一見簡単なのですが、寒天培地をまずオートクレーブで滅菌しなくてはなりません。EMが入っていたら、もちろん滅菌したら死んでしまいます。それでは意味が無いのは、暗黙の了解ですよね。キノコも同じです。オガクズ培地等も一緒にEMを入れても、滅菌したらおしまいです…。 まず、寒天培地やオガクズ培地だけを(EMを入れないで)滅菌し、そして無菌操作室で(クリーンベンチ内で)その培地の上からEMを投入する…といった考えもしたのですが…かなり無理があるのでしょうか? 何か良いアドバイスがございましたら、お願い致します!!m(__)m ※私は高校生ですので、何かと誤りがあると思いますが、ご了承ください。できれば、ご指摘していただくと幸いです★
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実験にクリーンベンチを使うのはやめましょう。中から 空気が吹き出してきますので、実験者が微生物により 汚染します。安全キャビネットを使ってください。 共存する菌の相互作用は、液体培地でやるのが普通の ように思います。新しい培地を少しずつ加えて、菌液を オーバーフローさせて数週間から数ヶ月にわたって、 それぞれの菌の濃度を観察します。専用の装置は高校生 には高価なので、500mlの培地から毎日50mlを 取り除き、50ml加えるというようなやり方で代用 できるのではないでしょうか。 例えば、大腸菌とEMを滅菌した培地に加えて培養を 始める訳ですが、培地の種類、菌濃度、培養温度は試行 錯誤になると思います。生物学というよりは、工学部の 人がやっていそうな実験です。
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- reimen
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前の方も書いていますが、EM菌は乳酸菌を主体にしたいろいろな微生物の混合物ですので、生きたまま寒天培地やオガクズ培地に入れると、目的とする(育てようとしている)微生物やきのこにとって「雑菌」になってしまい、最悪の場合全く生えてこないのではないかと思います。 微生物同士の干渉を調べたいなら別ですが、培地にEMを添加して少し発酵させた後に滅菌してからきのこや微生物を生やして、培地に残っているEM菌の生成物(ほとんど乳酸だと思いますが)が与える影響を調べる程度ではどうでしょう?
お礼
素晴らしいご回答ありがとうございます!とってもタメになりました!もっとEMについて調べなおし、再度実験計画を練ってみようと思います!
- tksoft
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ん?寒天培地というのは通常、作成後滅菌してから使用するものだと思うのですが・・・それを滅菌したシャーレなり容器に容れ、培養したい菌なり微生物なりを容れてやればいいんじゃないでしょうか。 ちなみにEM(菌)を利用して研究をするみたいですが、まず、EM(菌)とは何か?ということも調べておくといいでしょう。通常EMぼかしの状態で入手することが多いですが、このEMぼかし、入手するロットによって中に入っている菌の種類(構成)が違っていた・・・なんてこともあるみたいですから。一般的にはEMとは乳酸菌を主体とした嫌気性菌の集まりとされているみたいです。
お礼
ご指摘ありがとうございます!!EMについて、もっと調べてみようと思います!
補足
すみません!ありがとうございます!寒天培地の場合は、作成後滅菌ですよね。かなり適当に書いてしまったので… 寒天培地の場合はOKなのですが、キノコ関係のオガクズ培地(バガスとかetc.)の場合はどうなるとお考えでしょうか? 1つ目はオカクズやコヌカと一緒にEMぼかしを培養ポットに入れて、滅菌をしてしまう。2つ目は作成した培養ポットを滅菌しない。という、何とも微妙な考えしか思いつきません…(汗;)
お礼
おおっ!素晴らしい御回答ありがとうございます!!クリーンベンチはダメだったなんて…無知な自分が怖いです…これを参考に頑張ってみようと思います!