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大腸菌群検査について○市販品のデオキシコレート寒天培地○
来週から初めて大腸菌群を測定することになりました。 対象は、排水です。 ですので、デオキシコール酸塩寒天培地法により、 検査することにしました。 そこで、和光のデオキシコレート寒天培地を今発注しているのですが、これは溶かすだけでいいのでしょうか? 他の使用するものは全て、乾熱滅菌や高圧水蒸気滅菌するのですが、他のHPでは、注意書きで、この培地は滅菌しないとありました。 初めて取り扱う寒天培地ですので、 1L当りの溶かす量、溶かす方法、使用までの最適温度、凝固時間、滅菌の有無など、なんでもいいので、 詳細を教えてください。また、滅菌しないのであれば、その理由も教えてください。 宜しくお願いします。
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デオキシコール酸培地は、確かに滅菌不可です。 でも、寒天が入ってますから、加温しないと溶けません。 通常は、粉に水を加えて均一に懸濁したのち、コンロや電子レンジで加温して、煮沸溶解します。培地溶液が澄明になれば、寒天が溶けてますから、すぐ加温を止めてください。 1Lあたりの溶かす量は、培地のボトルに書いてあります。 溶かした培地は、45℃くらいの恒温槽に入れて使用時まで冷却しておきます。熱々の培地を試料液に加えたら、細菌は死んじゃいますからね。でも慣れていない人には45℃は低すぎるかも。なるべくなら培地が余るくらいに多めに作っておいたほうが、冷めるのが遅くなっていいと思います。 凝固時間は知りません。シャーレに分注して、室温で15分も置けば固まります。シャーレを積み重ねておくと、熱が逃げにくくなって固化が遅れますから、平置きで並べて冷ましてください。 滅菌しない理由は、含まれているニュートラルレッドが熱に弱いためです。また、デオキシコール酸培地の検出対象である大腸菌群は、煮沸の条件で十分死滅しますから、滅菌しなくても問題ありません。
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- sakeman
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一例を挙げますので、参考にしてください。 1.適容量の三角フラスコを用意し、洗浄,乾燥する。 2.ゴム栓,綿栓などで栓をする。アルミ箔でフラスコ口を覆っても良い。 3.既定の温度,時間で乾熱滅菌する。 4.市販の培地であれば、培地と水の割合が書かれているので、その通りに培地と純水を量る。 5.滅菌済みのメスフラスコに水を半量ほど入れ、培地を入れる。良く振って溶かす。 6.残りの水を三角フラスコに付いている培地を洗い流すように入れる。 7.金属製のボウル,ビーカーなどに水を入れて加熱し、その中に三角フラスコを入れる。 8.三角フラスコの中の培地が完全に溶解すれば問題無しです。 9.常法通り、細菌検査をします。 温度や凝固時間などは一般細菌検査と同様です。 滅菌しないのは、過熱のため培地中の成分が変化することと、培地に入っている成分が他の菌の生育を抑えるので、滅菌する必要が無いことだと思います。
お礼
実験の詳細まで記載してくださり、 有難う御座いました。 では、さっそく今日一度やってみたいと思います。
お礼
ニュートラルレッドが熱に弱いのですね。 先ほどデオキシコール酸培地が着まして、 そのボトルに溶かす量が書かれていました。 では、これからやってみたいと思います。 有難う御座いました。