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なぜ忠臣蔵が語り継がれるのか??
皆さん「忠臣蔵」はご存知ですよね。 ところで何故いまだに語り継がれているのでしょうか?これは日本人だから語り継がれているのですよね。やはり日本人という人間はあのような主従関係に憧れるのでしょうか? 日本人の特徴なども踏まえて、なぜ忠臣蔵が未だに語り継がれているのか誰か教えて下さい。個人的な考えも大歓迎です。
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- jesro
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No1の方のご意見、書いてあることは間違ってはいないと存じますが、順序が逆ですね。300年も語り継がれ大衆がこの物語を好きだから現代において大物役者を揃えて映画や劇場作品作るんですよ。役者がいいから人気があるのではなく人気があるからいい役者で作るのです。 また下にも書きますが、多くの話が集まってできていますので、それぞれの話が作り上げているので、その一つ一つの話しに主役が必要だから有名所が多くなるのです。 本題からそれました。 ではなぜ300年も語り継がれいまだに人気があるのか? 大きく二つあります。 一つは単純に、痛快だからです。悪役、犠牲者、そしてその犠牲者のための仕返し成功、もっとも大事な痛快時代劇のエッセンスがぴったりはまってるいます。 もう一つは、忠臣蔵という大きな物語の中にいろいろな物語や教訓、あるいは心理学が詰まっています。 そしてその一つ一つがお互いに整合性を持ち統合されて大きなテーマを持つ物語となっているのです。四七士一人一人の悲劇や武勇伝、 リーダーとしての資質、幕府との絡み、武士道・忠誠心とは? 民衆の幕府への不満、一つのこと成し遂げるまでの戦略と戦術の重要性、などなど様々な話が絡み合い見事なまでに人が引き込まれるようにできています。 この二つが人気の秘密でしょう。 もしこれが全くのフィクションで、現代の作家が書いたとしたら間違いなく直木賞・芥川賞・ノーベル文学賞まで取れたかも知れません。 それにしても、こんなに日本人が好きな話ですが、システムは北朝鮮と全く同じなんですよね。主君のために命を賭して仕事をする。命は主君のためにある。ということでしょ。 個人的に言わせてもらうと、こうやって北朝鮮の金正日をあがめ奉る異様な光景を非難し、あんな国になりたくない、民主主義が一番いいと思っているンなら、忠臣蔵は非難の対象となるべき話ですよね。まして家康だの信長、秀吉などは言語道断だと断罪しなければならない人たちでしょ。それをヒーロー扱いし、挙げ句の果ては尊敬する人物を「秀吉!」などという大バカ野郎がいること自体信じられません。 坂本竜馬のような「主君のための命、人生、労働」から「個人と民衆のためのそれら」に変えたヒーローの話こそ、本来人気が出ていい話だと思うのですが。 私はちなみに武士だとか、その時代時代の将軍なんぞ大っきらいで、大バカ野郎だと思っています。 でないと、北朝鮮について物言えないよね。
- nyatann
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現代においてはNo.1の方のおっしゃることは頷けます。 幕府に対する反逆罪とも取れるあの事件を徳川政権の下、世間に長く語り伝えられる形にしたのは歌舞伎ですよね。 しかし、そのままの時代背景ではお上のお咎めを受けるので時代を室町に変え、登場人物の名前も変えての上演になりました。 そして、内容的にも幕府への反逆ではなく、「忠義」の部分をクローズアップせざるを得なかったんだと思います。 忠義を描いているなら幕府としても咎めようがなかったのでしょう。 むしろ主に対する忠義は幕府としては奨励すべきものだったはずです。 「忠臣蔵」上演当初の観客は幕府に一石を投じた快挙という裏に隠されたテーマもちゃんと知っていたと思います。 でも時代が下がるにつれ、「忠義を尽くした美談」という表向きのテーマばかりが持て囃されるようになったのでしょう。 それも、開幕以来の徳川幕府によるマインドコントロールが成功していたからに他ならないと思います。 徳川幕府の権力を安定させるには、下克上の時代の流動的な身分を固定させる事が不可欠だったのです。 その為には「主君に対する忠義」が美徳であるとの意識を強く植え付ける必要があった。 歌舞伎の「忠臣蔵」は結果的に幕府の方針を民衆に広める役割を果たしてしまったんですね。 私にはそう思えます。
お礼
忠義を尽くした美談、やはりここに我々日本人は惹かれるのでしょうか…。では何故それに惹かれるのか…?考えていくと奥が深いですね。 回答ありがとうございます。
- aminouchi
- ベストアンサー率46% (376/804)
忠臣蔵が語り継がれるのは、明治大正まではともかく昭和・平成になってからの理由は豪華キャストで映画を作ったり、TVドラマ化しやすいからです。ある程度、話の筋は知られているし、登場人物は沢山いるし、仇討ちに成功すればカタルシスも感じることができるし、などの理由で映像化しやすいからですね。 また、登場人物も多ければ、この話を見る視点も多様なものを設定できる(されてきた)ので繰り返しに耐えられるからでしょう。 多分、お求めの方向からの答えではないと思いますが、これが真実でしょうね。でまた繰り返し作られるからみんなが知ってしまうわけです。
お礼
aminouchiさんのおっしゃるのも忠臣蔵が語り継がれる理由の一つなのだと思います。実際、私が忠臣蔵を知るきっかけもNHKの大河ドラマでしたからね。 ご回答ありがとうございます。
お礼
私はたとえ、どんなに尊敬できる上司であっても、自分の命には代えられないな…。まあ現代の日本じゃ考えられない話ですけどね。 ご回答ありがとうございました。