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家庭の生ごみから作る堆肥について
近時、生ごみを堆肥化して利用する自治体、NPOが紹介されますが、家庭からでる残飯等の生ごみには多くの塩分を含んでいると思われます。出来上がった堆肥には一般的にどれほどの塩分が含まれているでしょうか。また、これらを堆肥として田畑に散布した場合には、作物に塩害は出ないものでしょうか。
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塩分濃度についてのご心配は、よく言われることです。 実際に生ごみ処理機で作った処理物(とりあず堆肥と呼びましょう)の塩分濃度を測ってみると、現物中で0.5%程度、多くても1%を越えることは稀です。 この濃度だと、雨の多い日本では塩分の大部分は溶けて流れるため、露地栽培(地面が露出した畑)では、まず問題がありません。 ただ、ハウス栽培の場合は、露地栽培以上に注意して堆肥成分や塩分濃度を良く考えて使用量を決めるべきでしょう。 よく引き合いに出されますが、プロの畑作農家が使う海産物由来の肥料、例えばカニ殻、カツオ粕、海藻粉末などの塩分濃度は1~2%ありますから、心配するレベルではありません。 蛇足ですが、塩害というときに、食塩の濃度の意味の塩分と、塩類濃度とが素人の方には誤解されやすいので、ご注意ください。