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生ゴミを堆肥に変える方法とは?
- 生ゴミを堆肥に変えるための方法や注意点についてまとめました。
- 堆肥化できる野菜や魚の部位、肉類、雑草について解説しています。
- 堆肥化に適した生ゴミと避けた方が良い生ゴミについて説明しています。
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質問者が選んだベストアンサー
すでに何件か回答が寄せられていますが、首をかしげるような内容も含まれているように思いますので、ご質問に対する私なりの回答をさせてください。 まず、バケツ式の堆肥製造器はいわゆる「EM堆肥」という物でしょうか?EMは、密閉して「嫌気的に発酵(酸素を嫌う微生物による分解と合成)」させる方式なので、堆肥というより「半堆肥半肥料(肥料分が多くて堆肥としては未熟)」が数週間で出来ます。これを土に埋め、土中の微生物が分解することで堆肥と同様の働きを期待します。 本来、堆肥は有機物を「好気的に分解(酸素を使う微生物の活動)」して作られるものです。購入されたものが底のない釣鐘型のものなら、この形式です。これならうまくやれば「堆肥」ができます(数か月かかります)が、酸素を供給するために撹拌したり、ハエや匂いの発生する可能性がある(魚や肉などのタンパク質を混ぜた場合)など、結構面倒です。 以上、どちらのタイプだとしても、最終的に「堆肥」になるには数カ月以上の時間が必要です。今回ShirokumaXさんが仰っている「堆肥」は、実は「肥料」という意味だと思いますので、それを踏まえて書いてみます。 >動物にとっては害になるというネギ類は大丈夫でしょうか? 大丈夫です。肥料の原料になります。害はありません。 >焼き魚を食べたら残る部分(頭、骨、内臓など)はどうでしょうか? 大丈夫です。骨は嫌気的には分解されませんが、土に混ぜた後で分解されます。 >鶏の手羽先など肉にも骨が付いたものがあります 肉は分解されますが、動物の骨の分解は無理ですから、骨だけ残ります。 >この雑草を細かく刻んでこのバケツで発酵させれば堆肥になりますか? はい、なります。本来の堆肥はそういうものです。もっとも、バケツは使用せず、野積みで分解させますが。 >要するに堆肥に変わるものと変わらないものの線引きがわかりません 本来の「堆肥」とは、枯れ草や落ち葉など植物質のものが微生物によって分解される過程のものです。そういう意味では、堆肥になるのは植物質のものという事です。よく聞く「牛糞堆肥」や「馬糞堆肥」も牛や馬の糞に含まれる植物残渣を利用するものです。 しかし、「肥料」的なものを意図しているのであれば、植物質であれ動物質であれ何でもOKです。鶏の骨も邪魔にならない程度に小さく砕けば立派に肥料(主にリン酸)になります。ただし、塩分の多い残飯は気をつけましょう。多量の塩分は植物にとって害になるので、材料としては避けるほうが無難です。
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- cactus48
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コンポストで堆肥を作る際に使用出来る物は野菜クズだけです。 ただ野菜クズなら何でも構わないかと言うと、野菜クズにも使え ない物があります。例えば豚肉の生姜焼きで使用した搾りカスは 使用してはいけません。生姜の搾りカスを残飯に入れてしまうと 残飯回収業者は回収しません。生姜が入った残飯を豚が食べてし まうと、食べた豚は死んでしまうそうです。 ネギは問題ありません。ミョウガは駄目かもしれません。 魚の頭や内臓や骨、肉の食べ残しや骨等は使用不可です。使用が 出来るのは野菜類と考えて下さい。これが線引きの目安です。 昔は鰯から肥料を作っていた?。間違いではありませんが、これ は骨粉の製造の事を言われているのだろうと思います。 骨粉は肥料の三要素の中のカリに当たります。ですから骨粉は確 かに必要ですが、堆肥を作る時は肥料は必要ないんです。 堆肥には肥料の文字が含まれていますよね。牛糞堆肥、豚糞堆肥、 バーク堆肥等がありますが、これらは肥料では無く土壌改良材で すから、これらには植物が必要とする養分はほとんど含まれてい ません。排水性、通気性、保水性、保肥性を高めるために使用す るのが堆肥です。だから堆肥は肥料とは違うんです。
お礼
ありがとうございました。堆肥と肥料を良くわかっていなかったのがわかりました。 ただ、ひとつ言わせていただくのならば「干鰯(ほしか)」は魚の形まるごとであったことが多いみたいです。私は大阪の歴史について個人的に研究しているのですが、雑魚場とは別に海産物の加工品を扱っていた市場があったそうで、食用のものも扱われましたが肥料である干鰯も商品だったようです。天下の台所と言われた大阪の食文化形成に一役買ったのでしょう。目の前が海ですから鰯を捕ってきて加工して周辺の農村に売り、できた野菜を大阪がまた買うという流れだったようです。 いずれにせよ、動物性のものを作るのは臭い問題などいろいろ超えなければいけない壁がありそうですので、無難そうな野菜屑と雑草でいま発酵を試みています。上手く行けばもっと大々的にやろうと思います。 ありがとうございました。
- terepoisi
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>堆肥に変わるものと変わらないものの線引き すでに詳しい回答が出ているので蛇足気味ですが まずは取り扱い説明書をよく読むことです。 植物質のものがおすすめです。 ただし、柿や竹の子の皮など抗菌力が強いもの 種やトウモロコシの芯、栗皮など分解しにくいもの バナナの皮など果物は注意しないとコバエの発生源になりやすいです。 小魚の柔らかい小骨は良いようですが、親骨やキチン質のエビ殻は無理です。 アラ、内臓はすぐに腐敗するので入れてはいけません。 肉は少量ならOKですが、骨はダメです。 EM製品など分解促進するものを追加してやるといいようです。 大事なのはバケツの処理能力を超えて生ごみを投入しないことと 水分量の管理です。これには少々経験が必要です。 せっかく購入したものを無駄にしないためにも とにかくひととおりチャレンジしてみることをお勧めします。
お礼
ありがとうございます。 庭を好きにしていいという了承は家主さんから取り付けていますので、悪臭問題などが起きない範囲でいろいろ試してみたいと思います。 とりあえず、雑草と野菜屑で1杯分になりましたので、発酵促進剤を入れて密閉状態を保っています。 面白い結果が出たらもっと大々的にやろうと思っています。面白いかどうかというのは結構重要なポイントだと思っています。 ありがとうございました。
- bannzaiusagi
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おそらくバケツコンポスト容器かと思われますが、私も自作堆肥を作り出した初期に使っていたものの、自分では匂いが嫌で溜まったら屋外のコンポスト容器に入れてました。初心者が使うにはちょっと難易度が高めかと思われます。 まず入れる原料は植物性の物だけです。生ゴミバケツでは無いので肉や魚由来の残渣は一切入れられません。もし混ぜてしまえば腐敗菌の方が優勢になってしまいバケツの中の物は腐った物だけになってしまいます。 野菜でも殺菌作用のあるものは使えません。堆肥化に必要な有用微生物を死滅させ減らしてしまいます。それを考えるとネギ類やショウガの搾りかすなども良くないと思います。他に、柑橘類の皮も微生物には良くなく、水分が特に多い野菜も少し干して水分を抜くなどの前処理が必要です。 バケツに貼ってあるラベルに簡単な使用法が書いていませんでしたか?私の使っていた物は、野菜ゴミを入れて時々EM菌の堆肥化促進剤を振りかけながら中に層になる様に溜めていき、時々下のコックから溜まっている液体を抜いておくという物でした。EM菌の促進剤の材料が米ぬかを菌で発酵させたようなものですから、漬物のぬか漬けのぬか床を腐らせたような匂いが強くて抜いた液が薄めれば液体肥料に使えるとか、排水溝に流すと下水管の匂いが改善するなどと説明には書かれていましたが水で薄めても匂いが気になり使うのに疑問が出てしまい抜いた液体は敷地の家から離れた場所に捨てていました。 出来上がった物は水分を抜いてもなお水っぽく見た目は腐った野菜から水分を抜いたものの様で、おそらく水分の多い材料はあらかじめ半生くらいに萎れさせてから入れた方が良かったのでしょう。屋内に置けるとの事でしたが開けるたびに臭くて容器が半透明で中身も見えてしまうのでほどなく物置に置く様になりましたが物置にネズミが入り込むのでバケツの方は使わなくなりました。 水分の多い野菜ゴミを使わないのも良くないらしく前にバケツコンポストで落ち葉を堆肥化しても分解されないという質問を見かけたことが有るので、水分が少なく植物の繊維が硬すぎるのも堆肥化しにくい様です。草の場合は種類によりなかなか堆肥化しないと感じます。原理的には屋外用のコンポスト容器と同じなのですが、バケツコンポストの場合出来上がった物を堆肥としてすぐに土に混ぜて栽培に使えるわけではありません。未使用の土に決まった量を良く混ぜて寝かせ、菌糸が土内に張り巡らされてからようやく植物が植えられます。堆肥のような物と言っても乾燥させては菌が減るので湿り具合が強く使うまでの保管もしにくいです。対して屋外コンポストで作る堆肥は熟成期間は長めですが完成すると土は乾燥気味で湿っていても屋外の土を掘ったときの程度。乾燥気味の状態で袋詰めしての保管が出来ます。水分の抜け具合は常時地面に吸い込まれている屋外コンポストの方が楽で上質な堆肥が作れました。 バケツコンポストを購入するには事前にインターネットで使用法をしっかりと調べ上げ納得の上買うべきものと思います。衝動的に買ってしまったのは良くなかったですね・・・。ご質問内容からは堆肥化と肥料の区別が出来ていない(動物性残渣は肥料にしかならないが、バケツコンポストでは動物性の肥料は作れません・・・。 もし使えなさそうならお買い上げになった店にレシートを添えて返品が効かないか問い合わせてみて下さい。その前にもし屋外用のコンポスト容器(コンポスター)での堆肥化の方を調べておき、その店にコンポスト容器(コンポスタ-)が有ればそちらの方に買い替えて屋外に設置して使用すると良いです。もしお宅にすでに一つは有るのなら、2個あった方が堆肥の熟成管理が楽ですから野菜くずや雑草・落ち葉などの材料が多いお宅なら2個あった方が良いです。その時に堆肥化促進剤も一緒に買って、時々適宜中に振り入れておくと早めに熟成し良質な堆肥が作れます。 屋外のコンポスト容器は不快臭や虫が湧くから嫌と言う人が居ますが、入れる材料が間違っていたり使い方を誤っているので中で腐敗してしまう為です。そういう人は動物性の生ごみも入れていたり、水っぽい野菜の水分を抜かず入れたり濡らしたまま入れている事が多いです。 基本的に材料は植物性の物だけで、入れる前にあらかじめ半分ほど干しておき容器内の水分を過剰にしない、雑草も抜いたり刈った後は萎れさせてからが良く、雑草に花が付かないうちに抜いたり刈ったりし、根一本からでも芽吹くような性質の雑草は完全に乾かしてから入れるか、入れずに処分する、落ち葉でもイチョウや椿の様な硬い葉の物は入れず、殺菌作用のある成分を持つ桜の落ち葉も入れない方が良いです。 また、私は堆肥化促進剤の他に定期的にプランターや鉢で栽培した後の古い土を再生せずにいれ、無ければ敷地内の痩せた土地の土を入れています。野菜ごみを入れた時に上に敷き詰めるように厚くても3cmくらいでしょうか。こうすると古い土が手間なくいずれ良質な堆肥に変わり、土内に住む在来の微細生物が殖えてくれて堆肥化の助けになってくれるからです。土を混ぜると堆肥の効き目が穏やかになるので出来上がって土に混ぜる時に多く入れすぎても植物には影響もありません。堆肥化促進剤はバケツコンポストの時と同じEM菌の物を時々パラパラと表面に撒きました。 このようにして中に積んでいき時々中を掘って混ぜておくと堆肥化し、容器一杯になったら他の場所に移してビニールなどで覆い3か月ほど寝かせると出来上がります。見かけは土そのものですがEM菌によって有用微生物が豊富で、下の地面から移動してきた有用生物(ミミズ・小さい昆虫・植物繊維を分解するダニの類など)が沢山住んでいて、痩せた土地に2割混ぜ3年繰り返したら何も育たなかったのが、何でもよく育つとても良い土に変わりました。 堆肥や肥料の事を正しく覚えるには是非「土・堆肥・肥料」について書かれている書籍を一冊お買いになり読み込んでみて下さい。図書館や本屋の園芸本コーナーに一般向けに分かりやすいように書かれている物が何冊かあるのでざっと読んでみて読みやすいものを選んでください。植物の育ちに重要なのは肥料ではなく堆肥に棲む微細生物たちである事、土の種類とそれぞれの働き、肥料の種類と成分とそれぞれの効き目について独学で覚えてきた人が読んでも目からウロコの内容が多く、それを実践することで栽培技術が格段に上がり、肥料に頼りすぎず良い土を使えば綺麗な花や美味しい野菜が作れるようになりますよ。
お礼
詳しくありがとうございます。おそらく、そのコンポスト容器というやつだと思います。そのなかでも、一番の安物です。個人的には「娯楽としての実験の道具を買った」と思えば全然惜しくない出費です。 とりあえず野菜屑や雑草を家庭菜園に活かせるか活かせないか、そのテストケースだと思っています。いろいろ楽しみで試行錯誤してみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
いろいろありがとうございます。 おっしゃっていただいているとおり、EM堆肥というやつです。 質問文にも書きましたが、借りている家の庭が無駄に広く、好きに使っていいと了承も得ているので、せっかくなので今回の買い物をテストケースとしていろいろやってみたいと思います。 嫌気性と好気性の違いなど、参考になりました。ありがとうございました。