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光学フォノンについて
皆さんこんばんは. いつも拝見させていただいています. ただいま,固体物理学について勉強しているのですが, 振動モードの中で,A1(LO),E1(LO)または(TO)という 表記がされており,LO,TOについては縦波,横波の光学モード ということは理解できるのですが,その前についている A1やE1という表記が今ひとつ理解できません。 何故AやEという呼び方をしているのでしょうか? (群論?の対称性を示しているとあったのですが・・・) また,それにはどのような意味があるのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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- eatern27
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回答No.1
例えば、偶関数のポテンシャル中の電子の固有関数は、偶関数か奇関数になりますよね。 ハミルトニアンは空間反転ですが、波動関数は変わらないものと-1倍になるものがあるわけです。 結晶においては、並進対称性の他に、回転や鏡映などの対称性を持つ場合があります。ハミルトニアンは不変でも、原子の変位ベクトルは不変とは限りません。 例えば、ある回転操作では変わらないけど、ある面での鏡映に対しては-1倍になるとか色々ありますよね。 どの対称操作でどういう風に変換するか、という事を指定しているのが、A1やE1などです。(冒頭の例で言う、偶関数・奇関数みたいなものです) AとBは1次元表現(≒縮退していない状態) Eは2次元表現(≒2重縮退の状態) Tは3次元表現(≒3重縮退の状態) に対して使われます。 詳しく知る必要があるのなら、群論(点群)の勉強をしてください。