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素直に問題を解くということ
テキストの基礎問題を解いていたところ、今回は「素直に考 えていたら素直に考えてはいけなかった」という壁にぶち当 たりました。 問 ある果物屋では、りんごを同じ数ずつかごに入れて販売して いる。ある日りんごをいくらか仕入れ、3個ずつかごに入れ ていったところ1個余った。また4個ずつ入れていったら2 個余り、5個ずつだと4個余った。この日仕入れたりんごの 個数としてありうるのはどれか。 僕の考え 3個ずつだと1個余る→りんごの数は、3K+1 4個ずつだと2個余る→りんごの数は、4K+2 5個ずつだと4個余る→りんごの数は、5K+4 この条件にぴったりあう数字は…一個ずつ確かめていくしか ないので、数字を並べていくと、34が共通することがわか りました。 てことは、選択肢のうち34の倍数が正解になるはずだ!と 思い、早速計算してみたのですが、例えば2倍である68は、 もうすでに上の3つの条件にあわないことがわかりました。 これはもうどうしようもないと思い、テキストの解説を読む と、「12と5の公倍数+34」が正解になるそうです。 で、これを読み、僕は素直に、「なんでそのまま34ではダ メなのだろう?なんでわざわざ12と5の公倍数に足さなけ ればダメなのだろう?」と感じました。だって一番初めに、 ぴったりくる数字が34なら、普通に素直に考えて、34の 倍数をそのまま当てはめて考えればいいってことになるはず ですよねぇ? それがなんでわざわざ、12と5の公倍数なんてとこまで、 一気に話が飛ぶですか?今回はたまたま、34の倍数では 解けないことがわかったからよかったかもしれませんが、 わからなかった場合、これがNGであるヒントがないから、 途中でNGであるということに気付けないですよね。 算数が得意な皆さんは、いつごろ、何をヒントに34の倍 数ではダメだと気付きますか?また、12と5の公倍数に 足せばいいと気付きますか?よろしくお願いします。
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- ltx78
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例え話をします. 「一を聞いて十を知る」ということわざがあります. とても頭の良い人に対して使われます. ですが,普通の人はそんなことはできません. 一から八まで聞いて九と十に気付く,そのくらいでしょう. (つまり,多くの事例をあらかじめ挙げておいて,そこから一般的な事実を推測する,ということです) そしてその訓練を積むうちに, 一から八まで聞かなければその先が分からなかったのが 一から七まで聞けば分かるようになり, さらに訓練を積めば一から六まででよくなり, さらなる訓練で一から五まで,四まで,と,勘が働くようになってきます. これを突き詰めれば,「一を聞いて十を知る」ことに近づくのでしょう. で,質問者さんの問題の解き方を見ると, 「一から七くらいまで聞けば分かる」ところまで辿りついていないのに, いきなり「一を聞いて十を知」ろうとしているように見えるんですね. あまり経験を積んでいないのに,無理矢理一足飛びに答えを求めようとする, そんなところが「考え方は素直でない」というように見えたのです. で,どうすればよいか,ということですが. 基本的にはトレーニングを積むしかないでしょうね. 例えば,今回の問題であれば, 「一般項を見つけるためには,最低でも2つの例を挙げてからにする」 というのが良いでしょう. それを繰り返していれば,そのうち勘が働くようになり, 「あ,この問題はこうすればいいんじゃないか?」というのが見えるようになってきます. 参考までに,この問題(リンゴの数の問題)に対しては, 「中国人剰余定理(Chinese remainder theorem)」と呼ばれる定理を適用すると 非常にスマートに解くことができます. 興味があれば調べてみるのも良いでしょう.
- staratras
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質問者様の考えは「割り切れる」時には正しいのですが、「割り切れず余りが出る」時の「余り」には成り立ちません。おそらくこの両者を混同してしまった勘違いだと思います。 例えば10は5で割り切れて、その倍数(整数倍)である20、30,40…も、もちろん5で割り切れます。 しかし10を7で割ると余りが3ですが、20、30、40を7で割ると余りはそれぞれ6、2、5となり、10の時の余りと一致しません。 さてこの問題に帰れば、3個ずつ分ければ1個余り、4個ずつ分ければ2個余るという条件から、仕入れたりんごに2個足せば3でも4でも割り切れることが分かります。仕入れたりんごの個数をX個とすれば、X+2は3の倍数でもあり、4の倍数でもあります。つまりX+2は3と4の公倍数です。3と4の最小公倍数は12なので、X+2は12の倍数です…(1) 次に5個ずつ分ければ4個余るという条件から、X+1は5の倍数になります…(2) X+1の候補は5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95 …(3) 条件(1)からX+1は12の倍数から1を引いた数になるので X+1の候補は11、23、35、47、59、71、83、95…(4) (3)と(4)の両方を満たすXが最小の場合は X+1=35 つまりX=34の時です。 この次に大きいXはX+1=95 つまりX=94の時です。 94-34=60 この60は5と12の最小公倍数(初めから言えば3と4と5の最小公倍数)で、このあともX=154、214、274…と60おきになります。 これはなぜかといえば、この問題では余りの個数だけがポイントなので、題意を満たす最小のりんごの個数(34個)に、3でも4でも5でも割り切れる個数(60個の倍数)をどれだけ加えても余りの個数には影響がないからです。
お礼
例えば10は5で割り切れて… しかし、20、30、40を7で割ると… そうですね。68は34の2倍なのだから余り1になるはずがない、というどなたかのコメントを読み、簡単な数字で自分も試してみたところ、本当にこのような法則がありました。 >(34個)に、3でも4でも5でも割り切れる個数(60個の倍数)をどれだけ加えても余りの個数には影響がない 「こうだよ」と説明を受ければ「試してみたら本当だ」となりますが、これを自分ひとりで気がつくのはとても大変なことです。なぜなら、せっかく34というキーワードを見つけたのに、それをわざわざ 「60個の倍数をどれだけ加えても…」と、何の前触れもなく、無の状態から新たなキーワードをつくり、ひっぱってきているからです。 僕もそんなテクニックが使えるようになりたいです。ありがとうございました。
- tsuyoshi2004
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算数が得意とも思いませんが・・・・ 多分、私の思考を出来る限り細かく分けていくと・・・・ リンゴの総数っていうのは、次の3つの条件に当て嵌まるんだな・・・ A:3個ずつで1個余る B:4個ずつで2個余る C:5個ずつで4個余る ここではまだ答えの想像もついていないので、とりあえず条件のどれかに当て嵌まる数を考えていきます。(ちょっとずるいですが、条件Cは5個に1個しか当て嵌まらないので、一番少なそうだと思い条件Cから考えます。) C:9,14,19,24,29,34,39,44・・・・・・・ (当たり前だけど、階差5の階差数列だな) その中で条件Bを満たす物を考えると C∩B:14,34,54,74・・・・・・ (今度は階差20の等差数列か・・・仮定D) ではさらに条件Aも満たすものを考えると C∩B∩A:34,94・・・・・・ ここで再度、さっきの仮定Dを思い出して、これもまた階差数列ではないか?という想定をして考えます。 そして 「そうか!60個のリンゴは3個でも4個でも5個でも余り無く分けられる個数だ!ってことは、リンゴが何個あっても60の倍数を引いて考えれば、分けたときの余りは同じになるよ!」 と気がつきます。 従って、3と4と5の公倍数(0を含む)に34を足した個数がリンゴの総個数であるという結論を出します。 多分、私はこのように、解いていく中には直感による推測とそれが正しい事であるかを見極めるという作業が随時繰り返されていると思います。 また、どの時点でも一定の数の倍数が答えとも考えていないと思います。 ただ、最初にきっとある数の倍数になるのではないか?という仮定を考えてみることは一概に間違っていないと思います。が、条件AでもBでもCでも導かれる数字がある数字の倍数になっていないことに気がつけば、一定数の倍数になるというのは違っているという想定もつきやすいと思います。 PS 集合式の使い方などは正しくないと思います。ただ、自分の思考の中なので許してください。
お礼
ありがとうございます。 ”「そうか!60個のリンゴは3個でも4個でも5個でも余り無く分けられる個数だ!ってことは、リンゴが何個あっても60の倍数を引いて考えれば、分けたときの余りは同じになるよ!」と気がつきます。従って、3と4と5の公倍数(0を含む)に34を足した個数がリンゴの総個数であるという結論を出します。” すごーい(^o^)。この考え方とひらめきは、相当複雑なように感じます。なぜなら、34の存在に発見したのに、わざわざ3,4,5の公倍数に足すという、算数的なテクニックを使っているからです。 そういうのを自力で思いつくことができず、苦労しています。
- yamsaru
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教え子に似たような生徒がいるので、おせっかいですが。 hypnosisさんは、「数に対する感覚」がなさすぎるように思います。 例えばこの34という数は、 「3個×11セットと、余りが1個」 「4個× 8セットと、余りが2個」 「5個× 6セットと、余りが4個」というふうに分けられます。 これなら確かに、設定に合っているでしょう。ここまではいいんです。 そしてhypnosisさんは、当然その倍の68も答えのはずだと言いたいのでしょう? この『当然』という言葉が曲者なのです。 なんで『当然』そうだと思うのでしょうか? 私にはその方が論理の飛躍だとしか思えません。 だって68というのは、34の倍なんですよ? つまりさっきの34に加えて、もうひとつ34を用意するわけです。 すると 68→34と34 →つまり「3個×11セットと、余りが1個」がふたそろい →全部で「3個×22セットと、余りが2個」できる 要するに、さっきの倍のセットが作れて、さらに『余りも倍に』なりますよね。 だってさっきと同じものが、もうひとそろいあるんですから。 他にも 68→34と34 →つまり「5個× 6セットと、余りが4個」がふたそろい →全部で「5個×12セットと、余りが8個」できる ああ、やっぱり余りも倍になってる。これじゃダメだなと気付きます。 要は「34」というのは、 「3個や4個や5個のセットを作り、なおかつ望みどおりに余ってくれる数」です。 さて、余りの個数をそのままにして、リンゴを増やそうと思ったら、 当然「3でも4でも5でも割り切れる数」だけ追加しようと思いませんか? うまくカゴに分けられる個数だけ、追加すればいいと思いませんか? 要するに、hypnosisさんが『当然』と思うことは、全然『当然』ではありません。 今回も34を求めた時点で舞い上がってしまい、答えを決め付けていませんか? 「素直に考えて、34の倍数でいいはずですよねぇ?」 → いいえ。素直に考えれば、まず34の構造を調べようとします。 「なんで一気に話が飛ぶんですか?」 → むしろ「34の倍数のはずだ!」の方が、確認もせずに話が飛んでいます。 だってそれは「何となくそう思った」以外に、明確な理由がないでしょう? 「NGであるヒントがないから気付けない」 → 調べれば気付きます。それがヒントです。なんで調べないのですか? え?調べようということが思いつかない? いや、構造を調べるのは数学の常識ですよ…それをしない方が驚きです。 どうもhypnosisさんは、理屈でなく感覚で答える癖があるように思えます。 イラストを描きましたか?ハッキリと数えましたか? その目で確認しましたか?決め付けていませんか? 毎回hypnosisさんの言う『当然こうなるはず』は、ほとんど「気分的なもの」です。 証拠もなければ、実際に数えた結果でもありません。 私には「なんとなくそんな気がした」としか読めず、まったく数学ではありません。 最後の最後まで、その目で確認したことしか信じてはいけないのです。 前回もお尋ねしましたが、hypnosisさんの学年をお教えいただけませんか? 小学生なら許されるミスですが、もし高校生なら確実に悲惨な状況です。 私は高校教師ですが、同じミスを犯す生徒は、皆かなり低学力なので気になって… お気を悪くされたら失礼しました。
- ltx78
- ベストアンサー率45% (10/22)
敢えて厳しい言い方をするならば、「あなたの考え方は素直ではない」からです。 一つ質問をしましょう。 「34の倍数が題意を満たすなら、0は題意を満たすか?」 # 0は34の倍数です。
お礼
ありがとうございます。 んん~、難しいです。あなたの考え方は素直ではないから… とありますが、では、どう考えればよいのですか?自分では、 素直に考えているつもりなのですが…
- arrysthmia
- ベストアンサー率38% (442/1154)
> だって一番初めに、 > ぴったりくる数字が34なら、普通に素直に考えて、34の > 倍数をそのまま当てはめて考えればいいってことになるはず > ですよねぇ? 普通に考えても、普通じゃなく考えても構わないのですが、 最低限、多少は何かを考えたならば、 34を3で割った余りが1であるってことは、 34×2を3で割った余りは1じゃない ことに気づくはずです。 大切なのは、何も考えずに結論してしまう前に、 一度は「普通に素直に考え」てみることです。 頭は、使わないと腐ります。
お礼
arrysthmiaさん、こんばんは。 >34×2を3で割った余りは1じゃない 僕はてっきり34×2を3で割れば1になるのかとばかり 思っていました。だから、68が条件にあわないと知った ときは、大きなショックを受けました。
- koko_u_
- ベストアンサー率18% (459/2509)
>僕の考え > > 3個ずつだと1個余る→りんごの数は、3K+1 > 4個ずつだと2個余る→りんごの数は、4K+2 > 5個ずつだと4個余る→りんごの数は、5K+4 ここに書かれた K はすべて異なるものなので、異なる変数を充てるのが原則です。 >この条件にぴったりあう数字は…一個ずつ確かめていくしか > ないので、数字を並べていくと、34が共通することがわか > りました。 この辺をもう少し補足しましょう。 どのように 34 が「共通する」と考えたのでしょうか?
お礼
「この辺をもう少し補足しましょう」というところで、 「おやおや?」と思いましたが、koko_u_さんでしたか。 こんばんは。 3つのケースの条件に当てはまる数字を小さいほうから一つ 一つ数えていったところ、3つおそろいだった一番はじめの 数字が34です。だから、34の倍数が答えになると思った んです。 ちなみに、パターンとしての解き方はマスターしているので、 類題はキチンと解くことができます。 「3桁の自然数のうち、9で割ると5余り、11で割ると2 余る数はいくつあるか」、この問は、今回学んだ解き方で解 くことができました。
- chiezo2005
- ベストアンサー率41% (634/1537)
12と5の公倍数というよりは3と4と5の公倍数が正しい表現です。 あまりの問題なので,余りを倍にしても同じ余りにはなりません。 10を3で割ると1あまりますが,1の倍の2は 3で割ると2余りになって余りが変わります。 余りがかわらないのは割った数3を何倍かして余り1を足した数です。 したがってこの問題も余りが変わらないのはそれぞれの 余りに倍数を足したものになります。 共通の倍数をもつ必要があるので60という最小公倍数が該当します。
お礼
ともすれば、やはり「これはこういうもの」として覚えてしまった ほうがよいということですよね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 >いきなり「一を聞いて十を知」ろうとしているよう >無理矢理一足飛びに答えを求めようとする とあり、「どのようなところがそうなのだろう?」と質問文を 読み直してみました。 *一個ずつ確かめていくしかないので、数字を並べていくと *34が共通することがわかりました *34の倍数が正解になるはずだ *考えて、34の倍数をそのまま当てはめて考えればいい 最低でも2つの例をあげろというアドバイスから察するに、 34が見つかったその後も、別のヒントの可能性を考え、 まだ同じ作業をすることで、解答に近づく、といった感じ でしょうか?