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中学受験算数 不定方程式の解き方と組み合わせ
- 中学受験の算数問題で出題される不定方程式の解き方を説明します。
- 質問文の例である「150×a+120×b=1500」の場合、同じ数で割ることで簡略化できます。
- 最小公倍数を使うことで最適な組み合わせを求めることができます。具体的な計算手順が示されています。
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>?1…なぜ最小公倍数を使うのか 「モモをm個買った時の値段とオレンジをn個買った時の値段が等しくなるのは、mとnが幾つの時か?」を求めたいからです。 なんで、そういう数値が欲しいかと言うと「モモをm個買う代わりに、オレンジをn個買っても、トータル金額が変わらないのは、mとnが幾つの時か?」を知りたいからです。 なので「5と4の最小公倍数」の「20」を求めて「20を5で割る」と「m=4」が求まり、「20を4で割る」と「n=5」が求まるのです。 つまり「モモを4つ減らしてオレンジを5つ増やせば、トータル金額が変わらない」という事が「最小公倍数が20」という事から計算できるのです。 これが「最小公倍数を使う理由」です。 >?2、?3…なぜももの数から4を引いていくのか 「最小公倍数20」を求めた事により「モモを4つ減らしてオレンジを5つ増やせば、トータル金額が変わらない」という事が判っています。 なので「全部モモを買い、オレンジを買わない」という状態を最初に考えます。 「モモ10個、オレンジ0個を買う」は「3種類とも少なくとも1個は買う」と言う条件に合わないので除外します。 「モモを4つ減らしてオレンジを5つ増やせば、トータル金額が変わらない」のが判っていますから「モモを4つ減らす代わりにオレンジを5つ増やす」ことにします。 すると「モモ10⇒6個、オレンジ0⇒5個」と変化しても「金額は変わらない」ですから「モモ6個、オレンジ5個」という、1つ目の答えが出ます。 モモはまだ6個ありますから「もう4つ減らす」のが可能です。 すると「モモ10⇒6⇒2個、オレンジ0⇒5⇒10個」と変化しても「金額は変わらない」ですから「モモ2個、オレンジ10個」という、2つ目の答えが出ます。 モモは「もう2個しかない」ので「これ以上減らせない」ので、これで終わりです。 結果「モモ6個、オレンジ5個」、「モモ2個、オレンジ10個」という2つの答えがある事が判ります。
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- f272
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> 同じ数で割って5×a+4×b=50 ここまでたどり着いたら,「ももが10とするとオレンジが0」も簡単にわかる。 次に考えることは「ももが11とすると...」だろう。 ももを1だけ増やすと「5×a+4×b=50」つまり足した数が50で一定なのだからオレンジは減らす必要があることも当然です。しかしももを1だけ増やすと5×aは5だけ増えて,4×bを5だけ減らす必要があるけどそれは無理だよね。 じゃあ,「ももを2だけ増やすと...」を次に考えて,5×aは10だけ増えて,4×bを10だけ減らす必要があるけどこれも無理。 次は「ももを3だけ増やすと...」を考えて,5×aは15だけ増えて,4×bを15だけ減らす必要があるけどこれも無理。 次は「ももを4だけ増やすと...」を考えて,5×aは20だけ増えて,4×bを20だけ減らす必要があり,bを5減らせばよい。 と,このあたりまで試行錯誤をしていれば,最小公倍数を使うのもももの数から4を引いていくのかも当然だと理解できます。なにも試行錯誤をしないと不思議だなで終わってしまうのです。
お礼
ありがとうございます! じっくり考えていくことで理解できるのですね。 すっきりしました!
お礼
とても分かりやすい説明で頭がすっきりしました! ありがとうございました!