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会社経営に役立つ勉強の資格について
自分は、28歳の自営業の跡継ぎです。 業種は、サービス業です。会社規模は家族経営の小さな会社です。 業界は右肩下がりの状態です。 跡継ぎとして、経営の勉強をするために中小企業診断士の資格を取るべく、資格の学校へ通い勉強をしました。 その結果1次試験では4科目合格はしたのですが、3科目を落とし不合格となってしまいました。 ここで、来年も受験をするのが自分の仕事に役に立つのか、それとも中小企業診断士の勉強はやめて、違う勉強をすることが良いのか迷っています。 診断士を続けないならば、他の勉強ではどのようなことをするのが、経営のために役に立つのでしょうか? 自分では税理士の財務会計の勉強をしようかと思っていますが、ほかによい案があればアドバイスしていただければと思います。 よろしくお願いいたします。
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歯科医師です。 歯科大学の卒業生の99%が開業するのに、歯科大学では経営に関しては何も教えてくれませんでした。なんとか開業はしたものの、経営に関して何も知らないので、中小企業診断士の学習を始めました。 この3年は1次合格2次不合格を繰り返しており、今年も2次を受験して現在結果待ちです。 ところで、歯医者って製造業なんですよ。 と言うと『えっ?』と思いますか?それとも『なるほど!』と思いますか? 修理屋さんだと思えば、製造業という見方もなるほどとうなずけるかと思います。 製造業ですから生産管理の考え方がとても参考になります。 歯医者は完全受注の1品流しです。でもこれは生産効率が悪いので、できたら連続生産か少なくともロット生産にして効率アップを図りたいのです。 ではどうするか? 歯医者はアセンブリー型の生産ですから、パーツを一部標準化することで、部分的にロット生産にして効率アップを図れる可能性があります。 また、段取り換え(治療イスの消毒など)を効率よく行うことで、価値稼働時間を増やし、生産効率を上げる可能性があります。 また、標準原価計算もとても参考になります。歯科医院は減価償却費や家賃などの固定費が経費の大きな部分を占めています。ですから作業時間を短くすることはそのまま経費削減になるのです。そこで単位時間当たり固定費も加えて標準原価を計算します。 もちろん管理会計ですよ。歯科医院は税法上は製造業ではありませんから製造原価報告書は作成しませんからね。 以上はマネジメントレベルの話です。 それ以上に参考になるのは戦略レベルのドメインやマーケティングの考え方です。医療機関は広告が制限されていますから、効率的な広告をする必要があります。それには『4Pの一つである』という認識で広告戦略を考える必要があります。 などなど、中小企業診断士の試験勉強は、とても参考になります。 とは言え、コンサルタント業をやるわけではないので、合格する必要がないのも事実です。 ところで、合格した4科目はどの科目でしょう? 私が思うに、経営の学習が目的であって、資格を取らなくても良いのならば、企業経営理論と運営管理、財務会計の3科目で70点取れば良いと思います。 余裕があれば経済学で60点。あとは経営者にとってはさほど重要ではないと思います。でもせっかく勉強を始めたのですから、もう1年勉強してみてはいかがでしょうか。 ところで、『税理士の財務会計』というのはいかがなものでしょう? 税理士の業務には経営の分析や支援と言うのは含まれているのでしょうか? 実質的には会計の分野(業務的意思決定)が中心で財務(戦略的意思決定)はほとんど含まれていないのではないでしょうか? たとえば設備投資の経済性計算が税務と関係あるとは思えませんし、PVC分析やプロダクトミックスも税務とは関係ないと思います。 それよりもたとえば診断士の財務会計で100点を目指したほうがよほど役に立つと思います。 また、2次の学習も経営の参考になると思いますよ。 もう1年がんばってみませんか。
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資格ではないですが、オススメの本があります。 近代中小企業という経営者向け?雑誌なのですが、労務・経営等について幅広い分野についてわかりやすく解説しています。 http://www.datadeta.co.jp/ あと企業診断という中小企業診断士向けの雑誌 http://www.doyukan.co.jp/item_200806.html 私がよく読む 企業実務 http://www.njh.co.jp/njs/zitumu.htm 月刊総務 http://www.nana-cc.com/gekkansoumu/kongetu.html などで勉強ではなく時代の流れや法改正に対応した幅広い使える知識が有効だと思います。
お礼
こんばんは、お返事ありがとうございます。 僕の居る業界ですと、なかなかこういった本に目が向かなく、今までこういった雑誌があることすら知りませんでした。 大変参考になりました、ありがとうございます!
- odaigahara
- ベストアンサー率20% (373/1832)
一つ一つ確実に取得するのがいいと思います。まずは診断士をとってしまいましょう。 諺にもありますが、いろいろ手をつけていると中途半端になりますよ。1つをとれば自信に繋がり、次のステップで税理士を取得すればいいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり1つ1つ進んでいくのが遠回りでも良いのでしょうか? 僕もそれが遠回りでも資格が役に立たなくても、途中で辞めることに、中途半端になってしまうことに抵抗を感じています。 確かに、1つ取れれば自身に繋がり、そこからまた先へ進んだほうが良いと思いました。 回答ありがとうございました。
- ben0514
- ベストアンサー率48% (2966/6105)
今のお仕事に必要なのでしょうか? 取られた資格で仕事をするつもりなのでしょうか? 私自身税理士で開業を考えて税理士を目指したこともありますし、税理士兼社会保険労務士の事務所で働いたこともあります。現在は会社の経営者になりましたが、事務処理能力がついたことでの費用をかけないで事務処理が出来ます。また事業計画が税務などを含めて考えられる程度ですね。ただそれだけですね。 机上の知識で商売を良くすることはなかなか難しい世の中だと思います。せっかく勉強したのであれば取得をお勧めします。無駄になることは少ないですし、邪魔にはならないでしょう。 税理士試験の財務会計ですが、経営者が知識としては簿記検定3級程度の会計知識と税金の仕組み、経営能力でしょう。経営能力には営業能力なども必要でしょうし、それなりのセミナーを受けることで後は実践でしょう。
お礼
こんばんは、お返事ありがとうございます。 今の仕事に資格はまったくの必要性がありません。 今後も診断士の資格を取得して仕事をする気は、今はありません。 当初は、落ちても「せっかくココまでやったのだから・・・」と思い続ける気だったのですが、やはり経営の勉強は、勉強といっても机上の勉強でしかなく、すべてそのまま実戦に使えるかというと、そういうものでもないんですよね・・・。ここまで学んだことを活かし、さらに新しい知識をインプットしていくのも間違いでは無いと思っています。 税理士の勉強も今のところ税理士を目指すつもりも無く、財務諸表の勉強をすることを目的としていますが、やはり簿記3級程度でよいのでしょうか。 セミナー等はあまり視野に入っていなかったので参考になりました。 ありがとうございます。
- mori-zo
- ベストアンサー率37% (39/105)
私にはあまりよく分かりませんが、質問者様のお仕事をするにあたり、「中小企業診断士」という免許はどうしても必要不可欠なのでしょうか。 免許を取得することと、その関係の勉強をすることとでは、少し意味合いが違ってきます。 私はある免許がどうしても必要で通信制の大学で単位を取得しましたが、過去問などを見て、その教授の好みの解答ができるよう対策をたてました。おかげで免許が取れました。 しかし、しっかりと身になったかどうかは疑問です。 でも目的は免許取得でしたので、短時間で取れ、十分でした。 受験するまでこぎつけたのでしたら、ある程度勉強はできたのではないですか? 勉強するだけでしたら、試験を受けていると逆に遠回りになることがあります。対策問題とかに取り組まなければなりませんから。 免許はいらない、勉強がしたい、というだけでしたら、いろんな講習や講義を受けるだけの方が近道かもしれません。 具体的な解答ができなくて恐縮です。うちの主人も、自営(下請け企業)の跡継ぎで、内容が興味深かったのでつい、解答してしまいました。
お礼
こんばんは。お返事ありがとうございます。 中小企業診断士の資格は、仕事で必要不可欠なものではありません。 当初は勉強さえ出来ればいいと思い、始めた資格の勉強でした。 勉強量も今までの人生では(たいした量ではありあませんが)一番の勉強時間を費やしたと感じています。 やはり続けるか迷っているのは、資格取得対策になってしまい、逆に遠回りになると思ってしまっているところです。 同じような境遇の旦那様がいらっしゃるのですね。 旦那様に負けないようにがんばりたいと思います。 回答ありがとうございました!
- negitoro07
- ベストアンサー率24% (389/1569)
初志貫徹しないのは何故でしょうか? 役に立たないと思ったのではなく、試験に落ちたからですか? 他の資格といっても、難易度が上がるものしか思いつきません。 それとも、あえてハードルを上げて、MBAに行くとか、税理士会計士などを目指して成功できるでしょうか? 私は一度始めたことはちゃんとやり遂げるべきだと思います。 自営業で、業界が右肩下がりでは廃業の可能性もありますよね。 中小企業診断士だけで食べていけるか分かりませんが、あれこれ試すより、せっかく勉強したことを完成させるのが先だと思います。 その後で、また別の資格が欲しいならチャレンジすればいいと思います。
お礼
早速のお返事ありがとうございます。 書き方が悪かったのですが、最初は資格を取る事は考えてはいませんでした。経営に役に立つ勉強は何か?と、考えたときに幅広く経営の勉強をできる中小企業診断士の勉強が良いだろうと、始めました。資格の学校に通った理由は、自分の性格を考えると独学では途中で諦めてしまうと思い、自己投資として学校に通い始めました。 一度始めた勉強を途中で辞める事にはかなりの抵抗があるのですが、診断士の勉強を資格取得目的で続けることにも、埋没コストになってしまうのではないかという抵抗があります・・・。 もちろん診断士が受からないのにMBAや税理士会計士がで成功できるとは思いません。そういう意味では初志貫徹したいという気持ちもあるのですが・・・。気持ちが揺れてしまいます。 真摯なご意見ありがとうございました。
お礼
こんばんは、お返事ありがとうございます。 歯医者さんが製造業という考え方がとても面白いと思いました。 言われて見ればおっしゃる通りで、勉強していたときのことを色々と思い出し、モチベーションが少しあがってきました。 業種はまったく違いますが、やはり経営者の方が診断士の勉強を参考になると考えているのであれば、とりあえず診断士を受けたのは間違いではなかったと確信できました。机上の勉強ではあれど、考え方、視点を変えてみると参考になることは多々ありますよね。 僕が合格した4科目は 財務会計 企業経営理論 経営法務 中小企業政策 の4科目です。 運営と経済が50点台で情報システムで大ゴケをしてしまいました。 あと1,2点で420点越えだったと思われます。 税理士の財務会計を学ぼうと思った理由は、知り合いの経営者の方が中小企業診断士と財務会計はやっておいたほうがいいですよ。とお勧めされていたので、この2つはやっておくべきことなんだなと思って、勉強をしようと思っていました。 大変貴重な意見ありがとうございました。 今はもう1年がんばってみようという気持ちになれました。 ありがとうございました!
補足
もう1年続けることにしました。 アドバイスありがとうございました。