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オームの法則について質問
オームの法則について教えて下さい。電気分解をやっていますが、ステンレス版を並列に何枚か繋いで、水の中に入れています。最も効率のいい(大量に分解が出来て、電力を最も使わないかたち)方法を教えて下さい。
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- ORUKA1951
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★オームの法則とは、「回路中のある素子の両端に現れる電圧は、その素子の抵抗と電流に比例する」というものです。電気分解には直接は関係しません。 ★電力とは、電圧と電流を掛け合わせたものです。 したがって、電気分解には直接は関係しません。発熱量(ジュール熱 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%86%B1 )を計算できますが、これは電流と電圧が決まれば、必ず発生するものです。電圧を半分にしても電流を倍にしても発熱量は同じ。 ★電気分解の量は、流れる電気素量--電流--に比例します。何クーロン流れたか? したがって、考察すべきは、電気分解回路中に以下に大量の電流を流すかと、電気分解・・たとえば水の電気分解なら、水の電気分解に必要な電圧は決まっています(1.23V(25℃)以上)から、 (電流) = (電圧) /(抵抗) オームの法則 より、 ・電圧が一定なら抵抗が少ないほど、(反比例)して大量の電流が流れます。 ・抵抗が一定なら電圧が高いほうが(比例)電流が流れます。 一方、そのときの消費電力は、 消費電力(発熱量に等しい)=(電圧)×(電流) = (電圧)^2 /(抵抗) から、 ・電圧が一定なら、抵抗に反比例して消費電力は小さくなります。 ・・・・・電圧が一定なら、電気分解される量と消費電力は比例するので 「最も効率のいい(大量に分解が出来て、電力を最も使わないかたち)方法」はないことになります。 ・抵抗が一定なら、電圧を上げると消費電力はその2乗に比例しますが、電流値は比例なので 「最も効率のいい(大量に分解が出来て、電力を最も使わないかたち)方法」は、電圧を下げると良いことになります。 しかし、最低電圧は決まっていますから、電気分解回路は電気分解が起きる最低電圧であれば、電圧が固定されるため 「最も効率のいい(大量に分解が出来て、電力を最も使わないかたち)方法」はないことになります。
- morimot703
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補足です。 ステンレス板が、酸化されると抵抗が増えるので、 頻繁に、陽極と陰極を入れ替えて、発生する水素で、還元したら と思います。 表面積は、できるだけ広い方がいいので、 ステンレス板をサンドペーパでこすっておくとか(効果は?) 思いつきで恐縮ですが、 製造直後のチタンは、網状ですので、一番いいと思います。 費用が、、、ですね。
- morimot703
- ベストアンサー率64% (27/42)
オームの法則は、 導体の電気抵抗は、断面積に反比例し、長さに比例する というものです。 >電力を最も使わないかたち ということは、分解に多く電力が使われて、発熱になって消える電力を 少なくすることです。 分解の量は、電流に比例します。 発熱は、電気抵抗に比例し、電流の2乗にも比例します(直列なら) 電源→銅線→ステンレス板→水→ステンレス板、、、→電源 という回路(直列回路)で考えると、 全体として「抵抗」を小さくして、電流をたくさん流すほど、分解の量は、増えます。 しかし、回路の中で抵抗が大きい部分での発熱も、電流をたくさん流すほど、増えます。 銅線は、太く。ステンレス板は、水に触れる面積を広く(並列に何枚か繋ぐ) 水の距離は短く=陽極のステンレス板と陰極のステンレス板の間隔を できるだけ狭める(もちろん、ショートしないように) それから、 水のPHが7より離れるほど、水の抵抗は、小さくなります。 ただし、水素とかのガスが発生します(この辺はいわずものが ですね)
- rukuku
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はじめまして 大学院(修士)で電気化学を学びました。 具体的なことがわからないので、一般論で回答します >大量に分解が出来て 副反応(目的とする化学反応以外の化学反応)が起こらなければ、生成物の量は電流に比例します。 >電力を最も使わないかたち 電流が確定したら、電力を下げるには電圧を下げるしかありません。 電気分解のときの「抵抗」には以下のものがあります。 1.電解液の抵抗 2.原料物質・生成物の拡散 3.活性化エネルギー これらの抵抗を下げれば、電力が下がります。 1. 一番手っ取り早いのは、両極のステンレス板の間隔を狭くすることです。 これによって、電解液による抵抗を小さくできます。 2. 電極表面の「拡散」による抵抗を小さくするためは、電解液の撹拌や超音波の使用が有効です。 3.電極を「ステンレス板」と限定してなければ、より「触媒効果」の高い電極があるかもしれません。(価格や耐久性の面で、ステンレスに勝てない可能性もありますが)