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日本語の衰退・・・

もうずいぶんと前からの現象ですが、日本語が滅茶苦茶になってきちゃいましたね。自分がその現象の影響を受けていないとは思いませんが、そう思ってしまう自分がいることが悲しい・・・ そんな私に、何か改めて日本語の本来の良さ、というものを考えさせてくれる、よい言葉、格言のようなものがありましたら教えてください!

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回答No.3

世界中どこでも、ある国民が閉塞状況に陥ると必ず「言葉・歴史・健康」の 見直しを訴えるのが、ブームになるといわれています。 『声に出して読みたい日本語』に代表される「日本語ブーム」もまだしばらく は続いていくのかなぁ、と思うと少し寂しい気持ちになりますが。 >もうずいぶんと前からの現象ですが、日本語が滅茶苦茶になってきちゃいま したね。 具体的にはどういった現象のことを指して、滅茶苦茶になってきたといわれて いるのでしょう? こうした批判の際によくターゲットとされるのが、若い世代の言葉遣いです。 たとえば数年前に、女子高生などの間に広まった「コギャル言葉」などは その最たるものかもしれません。でも、これも今ではほとんど誰も使わなく なってしまいました。おそらく、別の新しい言葉にとって代わられたのだと 思いますが、要するに、若い人々が口にする言葉には常に流行廃りがある。 このように一時的な流行でしかないものまで、わざわざ「日本語の乱れ」と いってメクジラを立てることはないのではないか、と私は思います。 むしろ、いい歳の大人たちが、いわゆる「ら抜き言葉」や「語尾上げ口調」 を口にしているのを耳にすると、私でも「おや?」と思う時があります。 もし可能であるならば、本人にそれを指摘して議論してみるのも面白いかも しれません。でも、なぜ「食べられる」が正しく「食べれる」が誤りなのか、 論理的に説明することは結構難しいことです。 それに、なぜ国家の定めた「標準語」を、市民は日常生活においてまで強要 されなくてはならないのか、という点も一つの問題としてありますし。 やはり私としては、日本語に限らず、言語というのは時代とともに変化して いくのが当たり前なのだと思っています。そもそも流動的なものである以上、 「日本語の本来の良さ」というときの本来性は、やはりフィクションに過ぎない のではないでしょうか。あまりにも政治的なフレーズだという気がします。 日本語というのは、決して一つの「これ」というようなものではないのです。 (外国人の話す日本語だって、上手い下手はあれ、立派な日本語です) ですので、純粋に言語の問題として、日本語の魅力、可能性というものを 知りたいというのであれば、やはりリアルタイムでそうした探求を積み重ねて おられる現代詩の詩人の作品を読むのが近道だという気がします。 たとえば、藤井貞和はいかがでしょう。彼は現代詩人であると同時に、 古典語・物語文学・口承文学・沖縄文化など幅広い領域を探求する言語学者 でもあるスゴイ人です。その詩を読むと、場合によっては「なんだこれは?」 と思われるかもしれませんし、それこそ「滅茶苦茶」な日本語と感じられる こともあるでしょう。しかし、よくよく読み重ねてみれば、そこに日本語の ありとあらゆる歴史が反映されていることに気付くはずです。 他にも辻征夫や田村隆一、鈴木志郎康などなど、日本語についてきわめて 自覚的な、優れた現代詩人の作品を片っ端から読んでみることを是非とも オススメします。日本語という言語の幅の広さ、柔軟性を実感できると思い ますので。

masasaru
質問者

お礼

みなさん、ご回答ありがとうございました! 私自身、現代の日本語に関して非常にマイナスのイメージを持っていましたが、御三方の意見を聞かせていただき、現状が全て悪いことでは決してないということを感じました! ポイントですが、御三方全員に差し上げたいのですが、皆さんの意見に対し差をつける訳にはいかない、御三方の意見それぞれが私の大きな糧となりましたので、今回のポイントは“該当なし”とさせていただきます。大変申し訳ないのですが、ご理解ください。 ありがとうございました!

  • karrie
  • ベストアンサー率30% (142/459)
回答No.2

漠然と「日本語がめちゃくちゃになって」きているような感じはしますが、よく考えてみるとどの辺りが「めちゃくちゃ」なのでしょうか。。。自分でもよく分からなくなっています。 言葉の使い方が変わってきているのは「生きている言語」にはよくあることだし、時代に対して「しなやかな」言語である証拠じゃないかと思います。 もちろん、若者の間で語彙が不足してきているのは残念ですがでもそれに代わるだけの新しい語彙があるのなら大丈夫だろうし。。。 言葉に対しての感性がうすれてきているのなら悲しいですよね。

  • vesi
  • ベストアンサー率52% (10/19)
回答No.1

はじめまして。 私も常々同じことを考えていて、ときどき自分も含めて嫌になることがあります。 数年前、知り合いに勧められて松尾芭蕉の「奥の細道」を読んでみました。現代の言葉ではありませんが、つづられた言葉の美しさに圧倒されました。すべてが良いので、ここでご紹介できないのが残念ですが、読んでみてはいかがでしょうか? 的外れなお返事で恐縮です。