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beforeについて
she knew that the grown-ups would sit around talking for days before they remembered the kids and finally got up and did something. 「大人たちは何もせず座って何日もおしゃべりをして、それからやっと子供達のことを思い出し、最後になってようやく立ち上がってちょっと何かをしてくれるだけだということを彼女は知っていた。」 という訳があるのですが、英文のbeforeが日本文では「それからやっと」という訳になっているのですが、自分はbeforeは「~の前」という意味だけ捉えていたので、この文がよくわからなかったのですが、beforeにはそのような意味があるのでしょうか?
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「やっと」は「finally」の訳です。 「A before B」ということは「AをやってからBをやる」ということになりますよね。なので当然「AそれからB」となるわけです。厳密に言うと「~おしゃべりをして、それから子供達のことを思い出し、やっと立ち上がって~」です。 ただ、この文で言いたいことは「本来は子供達を第一に思うべきなのに、おしゃべりが先に来て、“それでもってやっと”子供達に意識を向ける」ということなので、「おしゃべり」の部分と「子供達」の登場とのあいだに「やっと」を持ってきたのでしょう。 でも正直、「最後になって」「ようやく」「やっと」はどれも同じような意味の日本語であり、こんなに重複して使う必要はありません。どれかひとつでいいのです。それに、全体の文脈を見てみないとわかりませんが、「for days」というのはおそらく「延々と」という意味で「何日も」は誤訳であるような気がします。それほどいい訳文ではありませんね。
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- M_Sato
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確かに "before" には「~の前」という意味しかありませんから、「A before B」を直訳すれば「Bをする前にAをする」です。 しかし、原文を書いた人の意識としては、文の前から後に流れているわけですから、「Aをする。それからBをする」となります(意味は同じです)。読む人も、「before B」を読んでから「A」を読むわけではありません。 これは文法にとらわれず、原文を書いた人の意図に沿って、文章の流れに逆らわずに日本語に置き換える翻訳のテクニックです。 それならば、原文を「A and B」と書けばいいではないかと思われるかもしれませんが、主節に書くか従属節(この場合、before B)に書くかで、それぞれの文の重み(どちらを強調したいか)が違ってくるので、一律に and でつなぐわけにはいきません。 上記の翻訳では、それで、単に「それから」でつなぐだけでなく、「やっと~くれるだけだ」という文でそういうニュアンスを表わしているわけです。 学校の試験でそう訳してOKかどうかは、採点者次第でしょう。