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GDP
GDPは国民の福祉水準を測る尺度として利用されていると思いますが、何故でしょうか? また、一説ではGDPで福祉水準を図るのは不十分である、との意見もありますが何故でしょうか? ご教示下さい。
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おっしゃるGDPとは、名目額ですよね。 疑問を持たれたように、お金の額だけでは、物質的な豊かさを測れません。そのお金で、どれだけのものが買えるか?つまり物価も重要な要素です。 そこで、物価の差を計算上考慮した物差しとして、購買力平価があります。 同じ金額でも、物価の安い国の方が、購買力平価は高くなります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%BC%E8%B2%B7%E5%8A%9B%E5%B9%B3%E4%BE%A1%E8%AA%AC これで図ると日本は中国に追い抜かれていることになりますね。 ただ、これも問題があって、物価だけで物やサービスの質を考慮に入れていません。たとえば、あなたが外国駐在員になったと仮定して考えて下さい。 最近の毒ミルクや安全性に問題のある食品が多い中国では、安心して暮らすのが難しいですよね。中国でも有機食品がありますが、それを専ら食べるとすれば、先進国の有機食品との差は、一般の食品の差ほど大きくないかもしれません。さらに、中国のものは全部信用できない!なんて考えて、輸入ものばかり食べたら、日本にいるより高くつくかもしれません。