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「世襲」の語源
「世襲」とは、「世が襲う」又は「世を襲う」と書きますが、 なぜ、こう言うのでしょうか? お知りの方、お教え下さい。
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「世襲」を訓読すれば「世(よよ)襲う」もしくは「世(よよ)襲(つ)ぐ」となります。 碑文から引用しましょう。 世仕世仕藩主間部氏。 これを訓読すると「世(よよ)藩主(はんしゅ)間部氏(まなべし)に仕う」となります。「「世(よよ)」とは「代々」という意味です。「代々藩主間部氏に仕えた」という意味です。 「世(よよ)」は副詞です。 次に「襲」ですが、手持ちの漢字源では次のような説明があります。 #{動}おそう(おそふ)。つぐ。今までのやり方やポストの上にかさなる。転じて、従来の方法や地位をそのまま引きつぐ。「世襲」「沿襲(従来の方法にそってつぐ)」「襲封=封を襲(つ)ぐ」 従って「世襲」は「世(よよ)襲(つ)ぐ」、すなわち、「代々引き継ぐ」という意味になるわけです。 なお、漢文では英文と同様に必ず(動詞+目的語)の語順になります。日本語の語順とは違います。我愛汝(我なんじを愛す)=I love you. 漢文で「世襲職」とあれば「世々職を襲(おそ)う」もしくは「世々職を襲(つ)ぐ」と訓読し、「代々職を引き継ぐ」という意味になります。
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詳しくは自信のある方がお答えしてくれると思いますが、 「襲」というのは「継ぐ」とか「重ね着する」という意味があります。 字に「衣」が含まれているのは、「重ね着」に関係するからです。 「襲う」とは、普通、「不意に攻める」という意味に使います。 それは、人の地位を継いでその地位を不意に奪う、ということから来ているようです。 ちなみに、「襲う」という言葉にも「家系・地位などを受け継ぐ」という意味はあります。
「字統」の引用ですけど。 元は儀式的な衣をまとって位などを継ぐと言う意味で。 地位を狙ってその衣を奪い取る襲取から襲う意味が出たとのこと。
お礼
満腹のご回答どうもありがとうございました。