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セルと吸光度について
400μLで測定できるブラック側板の容量が0.7mLのセルと、普通の光路長が1cmの透明なセルに同じリン酸緩衝液(カリウム)を入れて吸光度を測定した所、 ブラックセル 0.4231 透明なセル 0.0435 でした。 この原因はセルのせいなのでしょうか? それとも測定器のせいでしょか?
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同じ測定器を使って同じ波長、しかも同じ溶液を使って行っていらっしゃるようなので、 ここでのパラメーターは「セル」しかないと思いますが・・・。 なので、吸光度の違いは「セル」のせいだと思います。 ちなみに、どのような目的でどのような実験をしようとしていらっしゃるか、わかりませんが、 通常、コントロールとしてバッファーをいれた時の測定値を「0」とし、それに対してサンプルの値はどのくらいになるのか? という実験をすると思います。 この波長だから、このセルを使うというより、 サンプルによって考えるのではないでしょうか? コントロールの値とあまり変わらない微妙な値を示すサンプルであるのならば、バックグラウンドが低い透明なセルと使う、とか サンプルの値はコントロールと桁が違うくらいの値だったら、どっちでもいいとか、 サンプルはプラスチックを溶かすから、石英を使うとか、 サンプルを入れちゃうと汚くなってしまうから、プラスチックのセルを使い捨てにするとか、 難しい理論よりも、まずは実験の目的とか状況を考えたほうがいいと思います。
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- geneticist12
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>波長は260nmだったんですが、この波長は近紫外線の範囲内なので、この波長を使うときは石英セルを使えば解決すると言う事ですか? 350 nm前後より短い波長では石英のセルを使います。 逆に言うとガラスやプラスチックはそれより長い波長にしか適合しません。 それぞれの材質ごとに、品質が異なるいろいろな製品がありますので、どこまでの波長まで適合するかは、説明書やカタログで確かめてください。 http://www.gls.co.jp/product/catalog-29/16/003.html http://www.daico.co.jp/product/prod_23.html http://www.fujiwara-sc.co.jp/catalog/sel01.html 前の投稿で言及するのを忘れましたが、 ガラスやプラスチックだと紫外線の透過性が低いというほかに、紫外線を吸収して蛍光を発するのも問題です。実際に測定しようとする紫外線がほとんど吸収されてしまい、かわりに発生する蛍光が検出されてしまうようだと、何を計っているのかわからないですね。
- geneticist12
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測定に使った波長が問題なんですが、おそらく紫外域の短波長だったのではないですか。 ブラックセルとおっしゃるのは透過面が石英のセル、透明なセルというのは普通のガラスかプラスチックのセルです。 ガラスやプラスチックは紫外線をほとんど通しません、可視光域の測定に使われるものです。紫外域だと、セル自体が紫外線を吸収、散乱してしまい、ものすごく低い値になり、正確な測定もできません。 石英は紫外線も通すので、紫外域の測定に使います。ものすごく高価ですし、変なものの測定に使って汚れがつくと、特に短波長の透過性を妨げるので、ガラスやプラスチックですむ測定には使わないようにします。
お礼
波長は260nmだったんですが、この波長は近紫外線の範囲内なので、この波長を使うときは石英セルを使えば解決すると言う事ですか?