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第二次世界大戦のジョーク
皆さんこんにちは。 下記は第二次世界大戦のソ連にまつわる「ジョーク」 なのですが意味がわからないため笑えません。 どなたか意味を教えてください。 2個ありますが、1個だけでも結構です。 1、ソ連軍はドイツに攻めこみ、手当たり次第に略奪をした。 とくに彼らは電球と水道の蛇口を欲しがった。 2、ソ連のラジオ放送は三つのカテゴリーに別れている。 すなわち、「真実」「たぶん真実」および 「真実でないもの」である。 第一のカテゴリーは時報、第二は天気予報、そして 第三カテゴリーには他のすべてが含まれる。
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ご質問のジョークは、外からソ連を笑っているようでもあるが、「アネクドート」のようでもある。ソ連の人が密かにソ連の体制を風刺した小噺が、たくさんあった。当局の目を盗んで広まり、熱心にこれを採集する西側の観測者もいた。 1、のジョークについて。 これはソ連軍兵士の粗暴さとともに、「電球と水道の蛇口を欲しがった」は(計画経済の失敗で)生活消費財などがあれこれ不足したことの風刺だろう。巨大なダムや発電所は次々と建設するくせに、電球や蛇口はなかなか出回らないという不条理である。 「コンビナート」という言葉はロシア語から取り入れられたことを、ご存知だろうか。ソ連の五カ年計画(第一次は1928年から)で重化学工業の目覚しい発展があって、広まった言葉かも知れない。しかし、美化された「成功」とは裏腹に、さまざまな生活物資さえ払底する有様だった。 また、ソ連で電力不足などは起きていたが、戦時中は多くの国でもそうだったから、そのことをからかったジョークではあるまい。 次に、類似のネタとして、次のようなものがある。 「アフリカから先進国に来た人が、蛇口さえ付ければ水が出ると勘違いして、水道設備もないのに蛇口をたくさん買って帰った」 ここで笑われているのは、アフリカ人の無知ではなく、逆にアフリカに対する我々の偏見や差別意識かも知れない。蛇口だけでは水は出ず、水を引いて来ないといけないことは、(童児以外)誰でも分かる。たとえ無学文盲の農民でも、いや農民ならなおさら「水利の苦労」を知っている。アフリカの人を、どんだけ~バカにしているのだろうか。 これは一説によると、寝室ごとにバスルームが付いた家の造り(つまり一軒に何カ所も風呂やトイレがある)に憧れ、配管工事もなしに飾りとして蛇口をたくさん取り付けるのが(アフリカの一部で)流行ったことを指しているとも言う。 2、のジョークについて。 このパターンは傑作が多い。たとえばホロヴィッツが言ったと伝えられる次のジョークも、2、のジョークと同じ型である。 「ピアニストは3種類しかない。ユダヤ人とホモと下手くそだ」 ホロヴィッツはユダヤ系で、これはユダヤ人差別を逆手にとった冗談である。「ピアニストは下手くそだらけ」と言いたいのだろう。しかし、「2種類しかない。ユダヤ人と下手くそだ」と言ってしまうと、「選民」意識が鼻についてユーモアにならない。そこで、「ユダヤ人じゃなくても優れたピアニストになれると認めよう。ただし、そいつは(隠れ)ホモだ」と差別ネタを連発しているのである。ついでに、女性差別まで隠しネタになっている。(ホモとレズビアンを区別するとすれば)女流ピアニストはすべて「下手くそ」? もう、危なすぎて笑うしかないジョークである。 さて、時の流れは天体の回転周期で刻まれており、ソ連共産党といえども天体の回転までは左右できない。しかし、それ以外のあらゆるものに、党は介入したがった。これと(偶然?)似ているジョークに、浅草キッドが「東京スポーツ新聞」を評して言った、 「日付け以外はすべて誤報」 がある。だが、東スポのガセネタ満載は笑えるが、「時報以外はすべて、(報道や娯楽を装っていても)党のプロパガンダ」は、深刻すぎて笑えない。ホロヴィッツのジョーク同様、2種類を3種類にすれば可笑しみが加わる。党がメディアを支配し、「何が真実かは党が決定する」という『1984年』(オーウェル)さながらの世界だったが、さすがに共産党も天気の行方までは支配できなかった。 以上、アフリカやユダヤや東スポのネタまで書いて長くなりましたが、要するに「急がば回れ」で、よその所のジョークも参照すればソ連のジョークも分かってくるのではないでしょうか。
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- bossnass
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1のジョークは、史実では ドイツに攻め入ってソ連軍兵士は、凄まじい略奪・暴行・強姦・虐殺 を行いました。 略奪は、家具・貴金属・食器・時計・衣服などあたりまえで、 略奪されたドイツ人からの話では「電球や水道の蛇口まで持っていった。 何のために使うのか理解できない」というのがあります。 ソ連軍の末端兵士は、多くが貧しい農村出身者で電気や水道のない 環境で育ったため「光るガラス玉。水を出す便利な道具」と勘違い したのだろうと言われました。 ジョークは、そのことを嘲笑したものです。 2は、50年代に流行ったジョークで、80年代までよく引き合いに 出されたジョークです。第二次大戦とは直接関係はありません。 社会主義やロシアの体質(隠蔽・偽装工作)を嘲笑したものです。 1、2共に、ソ連内部で流行ったジョークとしてしばしば紹介されますが 実際は、西側(特にイギリス)発信のジョークです。 イギリスの新聞は、この手のジョークをよくコラムに掲載していました。 考えたのは、誰なのかはわかりませんが。 でも、2のジョークは現在の日本のマスコミにもあてはまりそうな 気がします。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- a-koshino
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1.実話らしいです 2.第二次大戦とは関係ないかもしれません 真実をロシア語で「プラウダ」といい、ソ連の二大新聞の一つでした。 真実という言葉が出てくるので、プラウダネタのジョークが元だと仮定すると ・プラウダにおける真実 真実: 日付 たぶん真実:天気予報 その他: 記事と写真のすべて という感じかも
お礼
こんにちはー お礼を付け忘れていました! まことにもうしわけありません。 またよろしくいお願いいたします。 ご回答ありがとうございました。
- k99
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1)に関しては電球も水道も見たことのない奴が兵隊には一杯居た、ということです。ジョークと言うより、実話の類ですが。 ロシアの農村たるや、革命後も生活は変わらずずーっと中世の農奴同様の暮らしが続いていました。しかもソ連の人口の大半はそんな暗黒の農村に棲息していたんです。そう言う輩を赤紙で引っぱって戦争に勝ったわけですね #これは本当にジョークですが、シベリアの奥地にいた雪男の類すら兵隊にしかけた、という話があります。結局人語を解さなかったので銃殺してしまったというオチですが。 そんな農民にとって占領地(つまりドイツにせよ満州にせよ文明の及ぶ地域、ということですが)にある道具は魔法のようなモノなんですよ。ひねれば水が出たり、ポチッと押すだけで明るくなる道具というモノは。 #無論中世なので魔法が信じられるし、インフラというものに思いが至らないわけですが そんな連中にしてみれば、村に帰って家の壁に蛇口を付ければ重労働な水くみをしなくて済みますからね。電球も同様でこれさえ持って帰ればランプ油が節約できます。 これは良くある証言ですが 「ソ連兵が好んで掠奪した時計だが、ネジを巻く、ということを知らないので、止まったら壊れたモノと思い捨てていた。日本人が拾って使っていると、また掠奪された」 というのもあります。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- ultraCS
- ベストアンサー率44% (3956/8947)
社会主義体制下のソ連の、硬直した社会体制、歪んだ経済、恐怖政治などをおちょくったジョークです。こういうのを集めたスターリン・ジョークという本が河出文庫にあります。絶版のようですが、機会があれば、一度読んでみることをお奨めします。 また、こちらの、ソ連、中国の所も良いかと http://www.geocities.jp/asamayamanobore/joke/index/frame-index.html 有名な奴だと 酔っぱらいが「スターリンはバカだ」といって歩いていたら逮捕された。罪名は「国家機密漏洩罪」 これは、歴代書記長すべてに対してあります 1は物資不足か工業力の低さを笑ったのだと思います。水道や電気は共産主義得意の5カ年計画や10カ年計画でダムや発電所を作って供給できる(こういうのは国家計画で最優先です)が、それを使うのに必要な蛇口や電球が作れないということでしょう。 2は平壌放送を考えてみればわかるかと(ソ連時代の放送は、ああいうプロパガンダ溢れる内容でした)。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- Yelm
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1、ソ連軍はドイツに攻めこみ、手当たり次第に略奪をした。 とくに彼らは電球と水道の蛇口を欲しがった。 このジョークはソ連軍の無知を笑ったもので 「彼らは電球さえあれば光る、水道の蛇口さえあれば水が出る、と思っている」 と言う皮肉です。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- myeyesonly
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こんにちは。 この言葉の意味を考える上で、絶対知っていないと判らないだろう、という事が一つあります。 第二次大戦中のソ連の物資不足は凄まじく、武器がないからと爆薬を抱えて体当たりした日本の比ではないのです。 スターリングラードなどの映画を見るとわかりますが、最前線の兵士に渡す銃にもこと欠き、数人に一丁しか渡せず、銃を持った兵士が倒れたらその銃を後ろから続く手ぶらの兵士が手にとって突撃、それが倒れたら・・・ そして、最後尾にはなけなしの機関銃が設置してあり、武器もろくにない状態で突撃した兵隊が逃げ帰ってくると、それを撃つという、とんでもない状況でした。 食料の不足も凄まじく、日本もガダルカナル他で飢餓状態になり、人食疑惑も沢山ありますが、ソ連は本国で、一般国民が食べるものがなく、壁紙をはがして糊を煮出して飲み、飢えをしのいだといわれています。 こういう状況を頭に入れて、前の方の回答を読みましょう。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- hikki-hikki
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1.よく停電・断水していた皮肉。 2.ちゃんとしたことをラジオが言っているのは時報と天気予報でニュースは政府があやつっている。 ソ連をおちょくったジョークは色々ありましたね。 ソ連の国旗の意味。 赤い旗は大地をあらわす、鎌は農業をあらわす、ハンマーは工業をあらわす・・・マークが小さく隅にあるのは・・・・ひとが住める範囲をあらわす。 ソ連で孫とおじいちゃんの会話。 孫 「おじいちゃん、東の方に行ったら何処に付くの?」 祖父「うーん・・・シベリアじゃな・・・」 孫 「じゃ、西の方に行ったら何処に付くの?」 祖父「うーん・・・やっぱり、シベリアじゃな!」 アダムとイヴはソ連人だ。 リンゴさえ食べられない所を楽園と思っている。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
- yasuhiga
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1.電力不足と水不足を言っているのでしょう。 電球さえ手に入れば、電力は確保できる、 (日本のように急流でなく、ダムに向かない川) 蛇口さえ手に入れば、水が手に入る。 (川の水は飲めず、飲める水は少なかった。) 2.時報は正確。天気予報はまあまあの精度。 他はすべてプロバガンダ。という意味でしょう。
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
お礼
こんにちはー ご回答ありがとうございました!
補足
皆さんこんにちはー 皆さんのおかげでよく理解できました。 この場をもってお礼とさせていただきます。 ありがとうございました。 またよろしくお願いいたします。