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「は」と「が」、副助詞と格助詞
私は「象は鼻が長い」といったような「は」と「が」という副助詞が一緒に入っている文を見るとよく混乱してしまいます。 「は」は主題と対比という用法があるというのは漠然と知っているんですが、「が」については(汗 「は」がついている名詞、「が」がついて名詞の関係について分かる方がいらしたら教えていただけると助かります!
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「が」は格助詞で、「は」は係助詞です。 「が」は主語を表します。 長いのは象ではなく象の鼻です。したがって、「鼻 “が” 長い」と言います。「象が鼻が長い」と言うと、「長いのは象なの?それとも鼻なの?」という問題が生じます。 「象は鼻が長い」の「は」は、主語というより主題の提示ないし強意です。前後の文脈によってはそれが付く語を他と比較・区別する働きもします。 - 後者の例 - 「象は鼻が長い。しかし、人は鼻が短い」 ●「象は、鼻は長い」 こう言った場合はどうでしょうか? 「象は‥」でそれがキリンやパンダの話でなく象のことを言っていることを明らかにするとともに、「鼻は‥」で、鼻は長いけれど他の部分もすべて長いとは限らないというニュアンスを伝えます。 ●「象が、鼻が長いことを自慢している」 この場合は、自慢しているのは象ですから「象 “が”」になります。 ●「象が、鼻は長いに越したことはないと述べた」 述べたのは象ですから、「象 “が”」になります。また、長いに越したことがないというのはあくまで鼻の話なので、「鼻 “は”」になります。
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- Ishiwara
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『象は鼻が長い』という1冊の本があるくらいですから、ここでは書ききれません。主要な使い方には次のようなものがあります。 (1) 初出の「が」既知の「は」 昔々おじいさんとおばあさん「が」いました。 (初めて紹介するときの用法) おじいさん「は」山へ柴刈りに行きました。 (2回目以降に出てくる場合の用法) (2) 選択・特定・強調 私「は」行きます。(行くのか/行かないのかの選択として) 私「が」行きます。(他の人との比較において) (3) 従属文の主語としての「が」 おばあさん「が」川で洗濯していると、桃「が」‥ (1番目が従属文、2番目は、初出の「が」) もし私「が」男であったら、私「は」‥ (1番目が従属文、2番目は、ふつうの主語(または特定の主語))
お礼
丁寧で、理解しやすく、とてもありがたかったです! 今回は本当にありがとうございました(^ω^*)
- kazakami-s
- ベストアンサー率14% (5/35)
助詞「は」の意味には、「=」の意味があったと思います。 例えば、「象は鼻が長い」では「象」=「鼻が長い」といった感じで。 また、古語では「は」は強調の係助詞なので「は」と「が」で使用に迷ったときは、強調するかどうかを考えるのもいいと思います。 専門家でもなんでもない一般人の意見ですが、役に立てれば幸いです。
お礼
丁寧で、優しいお気持ちとてもありがたかったです! ありがとうございます(^ω^*)
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんばんは。 「AはBする/である」は、 「AはBに属する・含まれる」と同義である、 つまり、数学のように書けば、 AはBする/である ⇔ A⊆B (AはBに属する・含まれる) という法則があるように思います。 象は鼻が長い 文末に「動物だ」が省略されていると思えば「は」は「が」の代用と考えられます。(むしろ「動物だ」が省略されていると考えるほうが自然だと思われます。) 象 ⊆ 象が長い動物 (つまり、象以外に鼻が長い動物がいないということを暗示するものではない) 日本は温泉が多い 「は」は「で」の代用のようですが、文末に「国」が省略されていると思えば、「が」の代用といえます。 日本 ⊆ 温泉が多い国々 この本は父が買ってくれました この「は」は「を」の代用ですが、「くれました」が「くれたものです」と脳の中の言語思考では同じなので、そう考えるとすれば、「は」は「が」の代用です。 この本 ⊆ 父が買ってくれたもの 昨日は大風が吹いた この「は」は「に」の代用とも言えますが、文末に「日」が省略されていているとすれば「が」の代用とも言えます。 昨日 ⊆ 大風が吹いた日 牡蠣料理は広島が本場です この「は」は「については」の代用。しかし、言語思考的には「牡蠣料理は広島が本場の料理です」と全く同じなので、「の料理」が省略されているものと考えられます。 牡蠣料理 ⊆ 広島が本場の料理 (広島は、お好み焼きの本場でない、とは言っていない) 以上、ご参考になりましたら。
お礼
丁寧で、理解しやすく、とてもありがたかったです! 今回は本当にありがとうございました(^ω^*)
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