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どちらの漢字の意味が正しいの?
一所懸命 一生懸命 うろ覚えですが、本来は 一所懸命(いっしょけんめい) という言葉が 先に出来ていて、それを謝って一生懸命(いっしょうけんめい) という言葉が登場した (謝った発音から偶然当て字のように出来上がった) と聞いたことがあるのですが、 一所懸命という言葉が語源で一生懸命という言葉が出来たのですよね?
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ANo.1のjo-zenです。補足します。 >仕事や勉強を 一生懸命 一所懸命 頑張る。 といった使い方の場合は、どちらを用いるのですか。 ⇒一生懸命、一所懸命は江戸時代以来並立して使われてきています。意味的にはどちらも、「命をかけて頑張るさま」を意味していて、実際には使い分けがなされているわけではないと思います。オリジナルにこだわるか、漢字を一字一字捉えて、今どき「所」でもないだろうから、「生」が適切ではないかと思うかの、いわゆる感覚の違いというか、好みの問題と言えるのではないでしょうか。 農業などされている方が、「一所懸命」を使えばピッタリな感じがしますが、勉強などの場合、「一所懸命」だと、例えば国語はがんばるけど、英語はがんばらないというようにとられかねません。「一生懸命」も勉強に命をかけるというように考えるとしっくりこない部分もありますが、「一所懸命」よりは字ずらからいっていいのかなと感じます。 >選挙ポスターを見たあるのですが 一処懸命 と書いてあるを見ましたが これは何か別の意味があるのですか? ⇒政治家は地元のためにとか言ったりしますので、その流れで「一所懸命」を選択し、問題があれば「処置」「処理」をひとつひとつきっちりやりますよという意味をかけて、「処」という漢字にしたのだと思います。想像ですが、多分そういう心理が働いてのことかと感じました。
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- jo-zen
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以下のURLを参考にしてみてください。 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/10/1026.html 『元々は「一所懸命」で、鎌倉時代、“武士が賜った一カ所の領地を命がけで守り、それを生活の便りとして生きたこと”に由来しています。文字通り、“一つの所”に命を懸けるだったのですね。これが「一生懸命」となったのは、江戸時代に入ってからで、“命がけ、必死な気持ち“から、”一生“と書くようになり、「一生懸命(いっしょうけんめい)」となったのです。江戸時代、貨幣経済の時代に移り変わっていくことで、領地がそれほど切実なものとは感じられなくなり、「所」ではなく「生」となったのではないか、と考えられます。今は、「一生懸命」が定着しているのではないでしょうか。辞書にも、誤りと書いてあるものもあれば、認めている辞書もあるようです』とあります。
補足
ありがとうございます。 改めまして、質問させて頂きます。 仕事や勉強を 一生懸命 一所懸命 頑張る。 といった使い方の場合は、どちらを用いるのですか。 どちらも領土・貨幣は関係ないですよね。 選挙ポスターを見たあるのですが 一処懸命 と書いてあるを見ましたが これは何か別の意味があるのですか?
お礼
勉強になりました。 ありがとうございました。