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顕微鏡のチャンネルとは?

蛍光顕微鏡を実験で使用するため,現在勉強中です. ちょっとわからない単語があるので教えてください. 顕微鏡を使った論文等を見ていると, 「チャンネル」という単語がよく出てきます. 「マルチチャンネル」や「単一チャンネル」です. このチャンネルとはいったいどういう意味なのでしょうか? 調べているのですが,ピンとくる説明が見つからないのでわかりません. よろしくおねがいします.

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回答No.1

蛍光顕微鏡、共焦点顕微鏡の場合、簡単に言うとチャンネルとは、蛍光フィルターのことだとおもっていいです。 チャンネルとは特定の物を通す経路ということで、テレビのチャンネルは特定の周波数を通す仕組みです。蛍光顕微鏡の場合は、見たい波長だけ通して、それ以外の波長が通らない蛍光フィルターを使って見るわけです。一つの標本を観察するとき、一種類の蛍光だけを一種類のフィルターで見るのが単一チャンネル、多重染色などで、異なる波長を異なるフィルターで観察するのがマルチチャンネルです。 チャンネルという言葉は、直接目視で観察する場合より、撮像装置をつかって、画像ファイルとして取り込むときによく使われます。 2チャンネルの観察といえば、一つの標本の蛍光像をAというフィルタと、Bというフィルターでそれぞれ独立に取り込んで、それぞれの蛍光像を並べて見たり、異なる擬似色を与えて(共焦点では色の区別はせず輝度情報だけで取り込みます)、重ね合わせたりして見たりします。

mochi_ko
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございました! 特定のものを通す経路をチャンネルって言うんですね. 頭の中ですごいピンッときました.

その他の回答 (1)

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.2

実際に、蛍光顕微鏡を使うようになればわかります。 文字で勉強するよりも顕微鏡を使ってみればすぐわかることです。 簡単にいうと、蛍光顕微鏡は蛍光色で染めたサンプル(組織、細胞)を観察することができるのですが、ひとつのサンプルを複数色の蛍光色で染めて観察することあります。 例えばある物質AとBとCがどのように細胞内に分布するかを観察したい時に、Aを赤色、Bを緑色、Cを青色で染めたとします。 http://www.invitrogen.co.jp/catalogue/molecular_probes/alexa/content08/index.html このサイトにある様な画像を蛍光顕微鏡で観察することができるのです。 このとき、赤色を観察するとき、緑色を観察するとき、青色を観察するとき、それぞれ最適の検出を行うためにチャンネルを切り替えます。 サイトにある画像はそれぞれのチャンネルで撮影した画像を重ね合わせたものです。 さて、マルチチャンネルとは複数の色を検出するとき、単一チャンネルとは赤、青、緑のいずれかひとつの色だけでいい場合を指します。 蛍光のことや画像処理についての説明は省きました。使っているうちにわかると思います。また、蛍光物質にはサイトにあるAlexaシリーズを使いますので参考にされるといいと思います。

mochi_ko
質問者

お礼

参考サイトまでつけて頂いてありがとうございました! イメージしやすかったです. >実際に、蛍光顕微鏡を使うようになればわかります。 >文字で勉強するよりも顕微鏡を使ってみればすぐわかることです。 そうですね! 習うより慣れろ. 準備が整い次第,実際に始めていって慣れたいと思います.

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