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電子顕微鏡が1番?
電子顕微鏡は電子を利用して原子などを見る事が出来ると聞いた事があります。 今現在、電子顕微鏡が1番小さなものを観察する事が出来る装置なのでしょうか? もしそうなら、電子を利用しているわけだから電子の観察は出来ないということなのでしょうか? 電子より大きいものであればすべて観察できるのでしょうか? 最小でどのくらいの大きさのものまで観察できるのでしょうか? また、電子顕微鏡でどのように電子が使われて観察できるのでしょうか? 簡単に説明できるものでしたら、教えてください。 沢山質問してしまいましたが、お答えください。 よろしくお願いします。
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現在13億分の1センチメートルまで、水素原子より少し小さい程度までの解像度を得る技術が開発されています。 しかし、電子の反射の状態を検出して解析するので、電子の大きさに比べればかなり大きいものですし、動いているものを観察する技術ではないです。原子も定常状態を平均的に観察しているので、表面的な配列を見ていると認識するべきでしょう。 素粒子を操れる技術が開発されれば、しかも光なみの高速を解析できれば、電子もある程度解析できる可能性はありますが、まだまだ未来の空想の域です。 あと、走査型電子顕微鏡で見ているのがよく知られている写真で、原理の参考をあげておきます。http://www.remus.dti.ne.jp/~kkkkwing/index.html 他に透過型などありますが、詳しくは書けないので何か本を読んでいただくことが理解の近道です。
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>電子より大きいものであればすべて観察できるのでしょうか? 生きている細胞をリアルタイムで見るのは電子顕微鏡では無理です。 対象に電子をあてる、つまり放射線をあてることになるので 細胞が死んでしまいます。 最近、そういう手法が開発されたらしいですが、 どういう手法なのかは分かりません。 >電子顕微鏡でどのように電子が使われて観察できるのでしょうか? 普通の顕微鏡のしくみと同じです。 光→電子 レンズ→電子を曲げる磁場 になっただけです。
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございました。
- tetujin3
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哲学的ですが,電子は「シュレーディンガーの猫」として例えられており,「生きていて,なおかつ,死んでいます」。すなわち,1個の電子を観察することは理論的に不可能です。 さて,透過型電子顕微鏡の電子線を用いて,物体を観察すると,上手くすれば原子が並んでいる格子像を観察することができます。この格子像は,陽子のまわりに存在する”電子”の雲を反映するものと考えてください。 この原子の配列は,現在では原子間力顕微鏡という,原子との相互作用を利用して画像化する装置で,より簡単に見れるようになってきました。といっても,きれいな画像をとるには,大いなる努力が必要です。 電子による格子像観察は,原子構造による電子線の散乱によるものですが,簡単に説明するのは難しいです。
お礼
回答ありがとうございました。 原子間力顕微鏡なんて言葉はじめて聞きました。 勉強になります。 ちなみに透過型があると言うことは反射型もあるってことですかね~。
お礼
13億分の1センチメートル・・・。 数が大きすぎてドンだけすごいのか分かりにくいですが、 すごいってことは伝わってきます。 回答ありがとうございました。