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ポアソン分布とは?ポアソン分布の性質を証明する方法についてご教示ください
- ポアソン分布に従って変化する個数Nの確率変数の和SNは、平均λpのポアソン分布をなすことが証明されています。
- ポアソン分布において、確率変数の和がnになる確率は、和を取る確率変数の数がNである確率とポアソン分布の積で表されます。
- Xjの和をとる個数Nがポアソン分布に従う場合、和の分布を求めるためには、確率変数がN=n個でかつ和がnになる確率を全て足し合わせる必要があります。
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なかなか粘りますね。 N 個の確率変数の和が n になる確率は N C n p^n (1-p)^(N-n) であり、和を取る確率変数の数が N である確率はポアソン分布なので e^(-λ) λ^N / (N !) 和が n になる確率は、 確率変数が N=n 個でかつ和が n ⇒ { e^(-λ) λ^n / (n!) } { n C n p^n (1-p)^0 確率変数が N=n+1 個でかつ和が n ⇒ { e^(-λ) λ^(n+1) / ((n+1)!) } { n+1 C n p^n (1-p)^1 確率変数が N=n+2 個でかつ和が n ⇒ { e^(-λ) λ^(n+2) / ((n+2)!) } { n+2 C n p^n (1-p)^2 ・・・・ で N が無限個まで確率の和を取ればよいので、 P(SN=n) = Σ[N=n,∞] e^(-λ) λ^N / (N !) (N C n) p^n (1 - p)^(N-n) この式で、Σで加算をとるのは N = n,n+1,... ∞ であって、n は定数として扱えることに注意。定数と見なせるものを全部Σの前に出して式を整理すると、 P(SN=n) = { e^(-λ) p^n λ^n / (n !) } Σ[N=n,∞] λ^(N-n) (1 - p)^(N-n) / ( (N-n) ! ) = {e^(-λ) (λ p)^n / (n !) } Σ[i=0,∞] {λ(1 - p) }^i / i ! ( i = N-n とおきかえた) ここで、Σ[i=0,∞] x^i / i ! = e^x より Σ[i=0,∞] {λ(1 - p) }^i / i ! = e^(λ(1 - p)) ∴ P(SN = n) = e^(-λ) (λ p)^n e^(λ(1 - p)) / ( n ! ) = e^(- λ p) (λ p)^n / ( n ! ) ⇔ 平均 λ p のポアソン分布
お礼
たびたびすみません; なるほど。確率変数の和がNである確率がポアソン分布であり、 和がnになるときの各確率を求めるときにポアソン分布を用いるのですね。おかげさまで理解できていなかったところがわかりました。 ありがとうございました。