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ポアソン分布の練習問題が解けません
- 「メッセージが一時間当たりλ=3のPoisson分布に従って交換局に届く」という問題について質問しています。
- 質問1では、午前8:00から午前10:00までにメッセージが届かない確率を求める方法について難儀しています。
- 質問2では、午後2時以降に3番目のメッセージが届く確率密度関数を求める方法についても難儀しています。
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Poisson 分布には再生性という重要な特徴があります。即ち、確率変数 Xi , i=1,2,..,n がそれぞれ平均 λi , i=1,2,...,n の Poisson 分布に従うとき、確率変数 Y を Y = Σ Xi で定義すると、 Y は平均 λ = Σλi の Poisson 分布になります。 X1, X2 が平均 λ1, λ2 のPoisson 分布にしたがうとき、X1 + X2 が平均 λ1 + λ2 の Poisson 分布に従うことは容易に示すことができますので、一度トライしてみると良いでしょう。 午前 8 時から午前 10 時までにおいて、8時から9時の 1 時間に受け取るメッセージの数 を X1、9時から10時の 1 時間に受け取るメッセージの数を X2 とすると、X1, X2 はそれぞれが 平均λ = 3 の Poisson 分布に従っているわけですから、8 時から 10 時までの 2 時間に受け取るメッセージの数 X1 + X2 は、Poisson 分布の再生性から平均λ = 3 + 3 = 6 の Poisson 分布になります。即ち、 P(X1+X2 = k) = {6^k / (k!)} (e^-6) > 午前8:00から午前10:00までにメッセージが届かない確率は幾らか? P(X1+X2 = 0) = e^(-6) > 午前8:00から午前10:00までに届くメッセージ数の期待値は幾らか? 平均 6 のPoisson 分布の平均は 6 ですよねえ。 ちなみに、質問者さんのように1時間ごとに区切って計算しても求められるはずなのですが・・・ > 午前8:00から午前10:00までにメッセージが1回の確率は3/e^3・3/e^3 違います。これでは、各 1 時間でメッセージを1回づつ合計2回受ける確率になってしまいます。 P(X1+X2 = 1) = P(X1=1) P(X2=0) + P(X1=0) P(X2=1) です。 > 午前8:00から午前10:00までにメッセージが2回の確率は9/e^3・9/e^3 違います。メッセージが2回の確率は 8:00~9:00 に 0 回 かつ 9:00~10:00 に 2 回 8:00~9:00 に 1 回 かつ 9:00~10:00 に 1 回 8:00~9:00 に 2 回 かつ 9:00~10:00 に 0 回 の場合をすべて考えなければだめです。メッセージが k 回の確率は、 P(X1 + X2 = k) = Σ[i=0,k] { P(X1 = i ) P(X2 = k - i ) } です。ここをきちんとしないと、上述した再生性の証明はできません。 > 午後2時以降に3番目のメッセージが届く確率密度関数は何か? 訳が微妙に違います。3番目のメッセージの到着時刻の確率密度を求めよです。つまり、確率変数は時刻そのものです。 ここでちゃんと説明するのは無理ですし、この際ですから、「ポアソン分布」、「ポアソン過程」、「アーラン分布」を調べてください。上の回答を拝見していると、すぐに理解するのは困難な箇所もあるかもしれませんが、分からない点は基本に立ち戻って勉強してみてください。なお、この問題は本来は、平均 t λ のポアソン過程の問題なんでしょうね・・・。
お礼
ご回答誠に有難うございます。 > 違います。メッセージが2回の確率は > 8:00~9:00 に 0 回 かつ 9:00~10:00 に 2 回 > 8:00~9:00 に 1 回 かつ 9:00~10:00 に 1 回 > 8:00~9:00 に 2 回 かつ 9:00~10:00 に 0 回 > の場合をすべて考えなければだめです。メッセージが k 回の確率は、 > P(X1 + X2 = k) = Σ[i=0,k] { P(X1 = i ) P(X2 = k - i ) } そうですね。 Σ[k=0..∞]kP(X1+X2=k)=Σ[k=0..∞]Σ[i=0,k]{P(X1=i)P(X2=k i)}=6となるのですね。 または ポアソン過程(t時間でn個になる確率)が(λt)^n/(e^(λt)n!) Σ[n=0..∞]n(λt)^n/(e^(λt)n!)=λt で今λ=3,t=2だから3・2=6となるのですね。 8:00からみて,14:00までに2件のメッセージ(t=6, n=2) があり(この確 率は e^(-3*6) *(3*6)^2/2!) そのあとに3番目のメッセージが t-6 時間後につくということであれば,密度関数 3e^(-3(t-6)) をかけたものになって e^(-18) *(18)^2/2 * 3 e^(-3(t-6)) となるのですね。