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butの用法

多くのものを犠牲にして、トムはついに宇宙飛行士になるという夢を実現した。 Tom finally realized his dream of becoming an astronaut , but at the expense of many other thing. 上記の英文はある英作文の学習参考書の例文です。私は英文では「夢を実現し」そして「多くのものを犠牲」というように感じたのです。そう解釈し英文を和訳すると「トムは宇宙飛行士になったがために、多くのものを犠牲にしてしまった」となります。 日本語を見る限り「多くのものを犠牲」にしてそして「夢を実現した」という順序なのだから、ちょっとおかしいのではと思ったのです。日本語と英文を照らし合わせたとき、この英文は日本語の意味をちゃんと伝えられいるのでしょうか。

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回答No.6

アメリカに住んで40年目の終わりに近づきました。 私なりに書いてみますね。 この表現はまったく問題のない表現であり、「カンマ+but」をうまく使ったフィーリング表現と言うことを知ってください。 夢は実現した、とまず言っているわけですね。 そこにカンマが入ってきているのです。 このカンマの重要性を知ってください。 なぜカンマが入るのか、と言う事です。  カンマはもちろんしゃべる時には発音しませんね。 しかしフィーリング発音はしているのです。 カンマがあることで、半分一息入れていると言うことを示しているのですね。 つまり、しゃべっているときのことを感じさせようとしている「表現方法のひとつ」なのです。 1)「ずっと前から君の事が好きだったんだ」と言う表現と、2)「君が好きだったんだずっと前から」と言う表現と、3)「君の事が好きだったんだ、ずっと前から」と言う表現からこれらのフィーリングの違いが感じ取れますか? 文法が「正しいとうそぶる」1)は確かに国語の授業的表現ですね。 2)ではずっと前からと言う意味合いを後に持ってくることでそれを強調していますね。 3)では、好きだったんだ、と言って、半分一息入れて、ずっと前からね、と言う表現をしていますね。 どうですが、3)に何か、大げさに言うと、劇的な表現だと感じませんか? 一般人にはかえって「言うのが恥ずかしい」と感じてしまうほど感情がこもっていませんか? ドラマチックにすると、ディレクターは「もっと感情を入れてくれよ」と言われ、「おもむろに」とでも言うか、時間をかけて、ずっと前からね、と「きざっぽく」とまでいわれてしまうしゃべり方にする羽目になる事だってあるわけですね。 余談ですが、「君の事が好きだったんだ、、、、ずっと前から」と言うしゃべり方をすれば、ドラマチックに感情を高めると言う表現方法とするか、それとも、いい難いな、とか、言ったほうがいいのだろうかとか言う迷いを出している、なんていうフィーリングを出しているのかもしれませんね。 それだけ、カンマと言うのは大切であって、ただ単に「主文と分けている」と言う分析結果だけではないわけです。 このカンマの表現方法を使うことで、次に言う事は、聞き流してもらいたくないんだと言うフィーリングさえ感じるわけです。 それだけ大切な事なんだ、と言っている「無音」の「発音」なわけです。これが今回のカンマ+ butの役割なのです。 自分の頭にはbut at the expense of many other thing.と言う表現を言う事は分かっているわけですね。 butと言う単語を使う事で、だけど、そうなんだけど、と言う表現をして、いいたい事を強調している表現としてフィーリングを表しているわけです。 もちろん、1)や2)のようにカンマを入れないでこの文章を、Tom finally realized his dream of becoming an astronaut at the expense of many other thing.と言う表現では「出せない」フィーリングを出している文章になっているのですね。 つまり、言い換えると、ネイティブはこの「カンマ+but」を使えば、「きれいに見える国語的表現」では出せないフィーリングを感じ取ってくれるのだと言う事を知っている、と言う事なのです。 このような一般的特殊表現方法の事を私は社会文法と呼んでいます。 実際に使われている一般社会が十分知り尽くしている表現方法の事を言うわけです。 国語的表現が「正しい英語表現」と評価するのは、これが日本語表現であれば一般日本人はおかしな解釈と感じるのと同じようにネイティブにとってもおかしなことだと評価されるわけです。 同じ評価が、このbut at the expense of many other thingsなのですね。 国語的にはbutの後に文章(S+Vなど)が来れば「分かりやすい」と感じるのでしょうね。 でも日本語で「(達成できた、)でも犠牲の上でね」と言う表現が作られた時に、「でも、犠牲の上でしたんだよ」としなくては正しくない、といいますか? 私はまず言わないだろうと思います。 なぜなら、でも犠牲の上でね、と国語的はないけど一般的な日本語表現としてされているからですね。 but at~~~も同じなのです。 上に、「国語的にはbutの後に文章(S+Vなど)が来れば『分かりやすい』と感じるのでしょうね。」と書きましたね。 つまり、表現自体が間違っているとか正式ではないとか不十分だとかではなく、「この表現方法に慣れていないなら」、国語的表現を持ってくることでその知識を基に解釈出来るのではないか、と言う事なのですね。 つまり、知っている表現方法を持ってきて、この表現はこの「知っている表現方法」と同じ事を言っているんだ、と説明するには十分使えるわけです。  でも今回の場合は、but at the expense of~~で表現する事で、he realizedと言うフィーリングを「持ち込みたくなかった」とフィーリングの表れだと私は感じるわけです。 なぜ、せっかく「かんま+ but」の表現で犠牲もあったんだよ、と強調したのに、犠牲の基で夢が達成した、と前半で言った事を「思い出させる」必要があるのでしょうか。 思い出させないことによって「犠牲はあった」と言うフィーリングをカンマの後で「カンマの使い方、butの使い方、そして、犠牲の基で」と言う表現方法を使って強調しているわけです。 どうですか? 私がなぜ冒頭で、「うまく使ったフィーリング表現と言うことを知ってください」と言った理由が。 学校では教えてくれないと思う、十分に教えてくれない、もしかしたら考えた事もなかったと思えるかもしれないこちらで使う「社会文法」を中心に書いて見ました。 参考になりましたでしょうか。 分かりにくいところがありましたらどんどん突っ込んでまた書いてくださいね。

surimuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 また返事が遅くなってしまいすみません。 >カンマはもちろんしゃべる時には発音しませんね。 しかしフィーリング発音はしているのです。 カンマにそのような意味があるとは驚きです。確かにそのような用法であれば日本文の意味を伝えられていますね。 今回教えてくださったことはこれからの英語で結構役に立ちそうなので、これからはカンマのことをちょっと意識してみます。

その他の回答 (5)

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

こんにちは。5/8のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <この英文は日本語の意味をちゃんと伝えられているのでしょうか。> この問題は「日本語→英語」という英訳の英作文の問題なのですね?だとしたら、疑問を抱かれている通り、日本語に忠実な英訳とは言えません。 この日本文を英訳せよ、とう「英作問題」として出されたのであれば、英訳ではbutは不要です。日本語にはbutに相当する箇所は見当たりません。 日本語に忠実な正しい英作は Tom finally realized his dream of becoming an astronaut at the expense of many other things. となります。 ご質問2: <私は英文では「夢を実現し」そして「多くのものを犠牲」というように感じたのです。> 1.つまり、butをandと同じく等位接続詞として2つの文を逆説に接続している、と考えられたのですね。 まず、そうはなりません。理由は、but以下が文になっていないからです。 2.等位接続詞の可能性として、同じ働きの句同士を接続する用法もありますが、at the expense of~の句に等位に接続できそうな副詞句も、前文には見当たりません。 つまり、このbutは逆接の等位接続詞としての働きではないと思われます。 3.このat the expense of~の句は、前半の文全体にかかっている副詞句と考えられます。 この英文をぱっと見すると、butは追加・補足的に使われる副詞though「ただし」「とはいっても」のニュアンスで使われていると感じました。というより、正しい英文はthoughにすべきだと思います。 4.その用法で訳すと 「トムは~夢を実現した。ただし、多くのものを犠牲にしてのことだが。」 となります。 5.この用法では、butの前後が意味上等位の関係ではなく、but以下に重点が置かれます。これは、決定的事実+butの用法によく見られる語法です。 例: It is true~, but Indeed~, but 「なるほど~ではあるが、」「確かに~ではあるが、」 この語法では、事実を認めた上で、反対意見やそれを打ち消す内容を述べる場合に使われます。この時、意味上の重点はbut以下に置かれています。 6.ご質問文は、realized「実際に実現した」という過去の事実を前半で述べ、but(though=ただし)を使うことで、その事実に水を指すようなマイナスの事実に焦点をあて、前文より後文に重点が置かれる効果を出しています。 それが、このbutが補足的なthoughと同じニュアンスで使われている、と判断する理由です。 7.ただし、この用法のbutだとしても、正しくはbutの後には主語+(代)動詞を明示するべきです。 例: Tom finally realized his dream of becoming an astronaut, but he did at the expense of many other things. 「トムはついに~実現したが、多くのものを犠牲にしてそうなった」 このdidはrealized~astronautまでを指す代動詞として使われています。 以上ご参考までに。

surimuji
質問者

お礼

毎度ご回答ありがとうございます。 >この問題は「日本語→英語」という英訳の英作文の問題なのですね? その通りです。 >この英文をぱっと見すると、butは追加・補足的に使われる副詞though「ただし」「とはいっても」のニュアンスで使われていると感じました。というより、正しい英文はthoughにすべきだと思います。 butとthoughは両方逆説を示す言葉だと思ってましたが、違いがあるのですね。ニュアンスの違いが意外と重要だと言うこともわかりました。

  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.4

○ 「but」の用法に疑問をお持ちのようですね。勘違いしてはならないことは、「but」は時間的な経過を示すものではありません。下記の、ある英々辞典の説明をお読みください。  but: used to introduce an added statement, usually something that it different from what you have said before: ○ 「but」は、ただ単に前半で述べたことと異なることを述べるもので、「前半の出来事」の後に「後半の出来事」が起きたということを述べている訳ではありません。  例文:This is not caused by evil, but by simple ignorance. ○ お尋ねの英文の後半には、主語と動詞を補って「but (he did so) at the expense of many other things.」という節にして考えると良いのですが、それは前半部の言い換えと考えられます。 ○ 訳は「トムはついに宇宙飛行士になる夢を実現したが、それは多くのことを犠牲にした上でのことであった。」となりそうです。決して「・・・になったために~を犠牲にした。」という原因と結果を表す英文ではありません。 ○ 英文としては、「but」を省略して「Tom finally realized his dream of becoming an astronaut at the expense of many other thing.」でも同じような内容にはなります。最初に示された日本語であれば、この英文で問題ないと思います。 ○ ただ、「but」を用いた英文にすると、「but」なしの英文よりも聞き手にとってはるかに印象的な英文になりますね。

surimuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >○ 訳は「トムはついに宇宙飛行士になる夢を実現したが、それは多くのことを犠牲にした上でのことであった。」となりそうです。決して「・・・になったために~を犠牲にした。」という原因と結果を表す英文ではありません。 すこし間違った考え方をしてしまいました。あくまでも逆説を示す言葉ですから、それを忘れてはダメですね。

  • go_urn
  • ベストアンサー率57% (938/1643)
回答No.3

こんにちは! Tom finally realized his dream of becoming an astronaut , but at the expense of many other things. 多くのものを犠牲にして、トムはついに宇宙飛行士になるという夢を実現した。  私は、surimujiさんの疑問は正当だと感じます。but は though とは違って、but 以下の方に重みがかかります。thoughであれば、多くのものを犠牲にしはしたが、とにかく見事に宇宙飛行士になれた、となりますが、but では無理があります。  トムはついに宇宙飛行士になるという夢を実現した。しかしそれは多くのものを犠牲にしてのことであった。  が原文の重みづけを写した訳になります。  後続の文章には、どんな犠牲が支払われたかが書かれることになるでしょう。  ただ訳文の呼吸の問題ですので、「多くのものを犠牲にして、トムはついに宇宙飛行士になるという夢を実現した。」という訳文でも、前段に重みがあるように読めば読めなくもありません。すべては訳文全体の中で判断しなければなりません。  細かなことで、どっちだっていいじゃんと、無視する人がひじょうに多いのですが、律義すぎるくらいに考えて、損することはないと思います。言葉を1語1語大切に扱う態度は、別の大切なものと繋がっていると私は考えています。  以上、ご参考になれば幸いです!

surimuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >ただ訳文の呼吸の問題ですので、「多くのものを犠牲にして、トムはついに宇宙飛行士になるという夢を実現した。」という訳文でも、前段に重みがあるように読めば読めなくもありません。すべては訳文全体の中で判断しなければなりません。 元となる、日本語さえも様々な解釈ができるのでそれを英訳するとなったら結構大変なんですよね。今後も一語一語を大切に考えていきたいと思います。

回答No.2

英文自体は何の問題もありません。 英文と和訳を比べると、おかしなことはいくらでもあります。(それぞれの言語の発想がちがうため) 英語の力をつける一番の方法は出来るだけ日本語に直さずに、漠然とイメージすることです。細かいことにこだわると、いくらでも気になります。英語独特の言い方に慣れることが一番大切です。 語順も大切ですが、前から意味を区切って、順番に理解していくようにしましょう

surimuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >英文と和訳を比べると、おかしなことはいくらでもあります。(それぞれの言語の発想がちがうため) 確かにそうですね。butのイメージとはどんなものなのかはちょっとわかりませんね。どうしても逆説というイメージしかありません。

noname#98991
noname#98991
回答No.1

あのぉ、副詞的なので問題なぃかと… Aをする、そしてBをする not equal Bをする、そしてAをする しかしながら、 Aをする、それはBという状況だった equal Bという状況だったが、Aだった これでいぃんぢゃなぃかと;

surimuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 副詞ですが、ちょっと心に残ってしまったので英語ではどう考えるのかな、と思ったのです。実際こんなことに気を使ってしゃべってる人はあまりいないと思いますが・・。

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