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ベクトルで解く問題
空間内の、同一直線状にない4点A、B、C、Dに対して 2 2 2 (AB+CD)+(BC+DA)≧(AC+BD) であり、等号はABCDが長方形の場合に限り成立する。 例題でベクトルAB=ベクトルα ベクトルBC=ベクトルβ ベクトルCD=ベクトルγ ベクトルDA=ベクトルσとおいて解いていました。 よろしくお願いします。
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【問題】 空間内の、同一直線上にない4点A,B,C,Dに対して、 (AB+CD)+(BC+DA)≧(AC+BD)^2 … (*) であり、かつ、等号は、□ABCDが長方形のときに限って成立することを証明せよ。 【証明】 →AB=→α →BC=→β →CD=→γ →DA=→δ とすれば、 (AB+CD)^2+(BC+DA)^2 =(|→α|+|→γ|)^2+(|→β|+|→δ|)^2 =|→α|^2+|→γ|^2+2|→α||→γ|+|→β|^2+|→δ|^2+2|→β||→δ| =(→α)^2+(→γ)^2+2|→α||→γ|+(→β)^2+(→δ)^2+2|→β||→δ| また、 →AC=→AB+→BC=→α+→β →BD=→BC+→CD=→β+→γ だから、 (AC+BD)^2 =(|→AC|+|→BD|)^2 =(|→α+→β|+|→β+→γ|)^2 =|→α+→β|^2+|→β+→γ|^2+2|→α+→β||→β+→γ| =(→α+→β)^2+(→β+→γ)^2+2|→α+→β||→β+→γ| =(→α)^2+(→β)^2+2→α・→β+(→β)^2+(→γ)^2+2→β・→γ+2|→α+→β||→β+→γ| ゆえに、 (AB+CD)^2+(BC+DA)^2-(AC+BD)^2 =(→δ)^2-(→β)^2+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-(2→α・→β+2→β・→γ+2|→α+→β||→β+→γ|) … (1) ところで、 →α+→β+→γ+→δ=→0 ∴ →α+→β=→γ+→δ ∴ (→α+→β)^2=(→γ+→δ)^2 ∴ (→α)^2+(→β)^2+2→α・→β=(→γ)^2+(→δ)^2+2→γ→δ ∴ (→δ)^2-(→β)^2-2→α・→β=(→α)^2-(→γ)^2-2→γ・→δ これを、(1)に代入すれば、 (AB+CD)^2+(BC+DA)^2-(AC+BD)^2 =(→α)^2-(→γ)^2-2→γ・→δ-2→β・→γ+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-2|→α+→β||→β+→γ| =(→α)^2-(→γ)^2-2→γ・(→δ+→β)+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-2|→α+→β||→β+→γ| =(→α)^2-(→γ)^2-2→γ・(-→α-→γ)+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-2|→α+→β||→β+→γ| =(→α)^2-(→γ)^2-2→γ・(-→α-→γ)+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-2|→α+→β||→β+→γ| =(→α+→γ)^2+2|→α||→γ|+2|→β||→δ|-2|→α+→β||→β+→γ| ここで、トレミーの定理から、 |→α||→γ|+|→β||→δ|≧|→α+→β||→β+→γ|,(等号は、□ABCDが、円に内接するときに限って成立する。) であるから、不等式(*)が証明された。また、等号は、□ABCDが円に内接し、かつ、→α=-→γのとき、すなわち、□ABCDが、長方形のときに限って成立する。 q.e.d.
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- Mell-Lily
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→AB=→α →BC=→β →CD=→γ →DA=→δ とすれば、 →AC=→AB+→BC=→α+→β →BD=→BC+→CD=→γ+→δ であるから、 (AC+BD)^2 =(|→AC|+|→BD|)^2 =(|→α+→β|+|→γ+→δ|)^2 =|→α+→β|^2+|→γ+→δ|^2+2|→α+→β||→γ+→δ|
補足
あの、よくわからないのですが。 7行目はBD=β+γではないですか?