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「ルベーグ積分」と「リーマン積分」

f(x)=sinx/xにおいて範囲が[0,∞)のとき、f(x)は広義ルベーグ積分であることはわかりますが、質問したいのは次のことです。f(x)は広義リーマン積分は可能だが、狭義でのルベーグ積分が可能でないのはどうしてですか?どなたか教えてくださいm(__)mお願いします。

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  • Nandayer
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回答No.1

 ルベーグ積分の定義を復習すると、   1)非負階段関数で定義する。   2)非負可測関数で定義する。   3)一般の可測関数で定義する。 の段階を踏みますね。3)では、可測関数 f を     f = f+ - f-    ここで、     f+(x) = max (f(x), 0)  f-(x) = max (-f(x), 0) と分解して、     f の積分 = f+ の積分 - f- の積分 と2)に帰着させて定義するのでした。  御質問の関数は可測ですが、f+ の積分も f- の積分も ∞ であり、f の積分は ∞ - ∞ となってしまって計算できません。したがって、可積分ではありません。  そういえば今年は、ルベーグ積分誕生 100 年でした。   http://www-groups.dcs.st-and.ac.uk/~history/Mathematicians/Lebesgue.html

makoto05
質問者

お礼

本当にありがとうございましたm(__)mおかげでレポが完成いたしました。またなにかあったらご協力お願いいたします。

その他の回答 (1)

  • Nandayer
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回答No.2

 書き忘れたので追加です。  広義リーマン積分では、有界閉区間[0,b]で定義してから b → ∞ と極限をとることによって、[0,∞) での積分を定義しました。御質問の関数では、無限級数でいえば絶対収束ではない、条件収束のような収束をします。  という意味で、「広義ルベーグ積分」はあまり考えないようです。「広義積分」は、ウソの収束(条件収束)を含むからです。ルベーグ積分のいいところは多くの収束定理が成り立つことなのに、「広義積分」まで可積分と考えると、それらが台無しになってしまいます。  以上、説明不足なところがございましたら、補足などを使って再質問してください。

makoto05
質問者

お礼

本当にありがとうございましたm(__)mおかげでレポが完成いたしました。またなにかあったらご協力お願いいたします。

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