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【語源・由来】“本”が“書物”を意味するようになったのはなぜ?
“本”という言葉が“書物”を意味することになった由来をご存知の方いらっしゃいませんか? “本”の語源をみると、「木の根っこ」から「本(もと)」を意味するようになったそうなのですが(漢字源)。 そこからどのようにして“本”と“書物”がつながっていったのでしょうか?
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日本語の「ほん」というのは「本物」「本家本元」などの「本」です。 印刷技術が始められるまでは書物を手に入れるためには、元になる本(これは「著者直筆原稿」であったりまた「著者直筆からの写本」であったりするわけですが)を買うか借りるかして、一文字ずつ書き写すという時間も手間も掛かる作業を行なう必要がありました。 この「写し」に対する「原著作物、原稿本」が「ほん」のもともとの意味です。 「写し」の末尾には「...とぞほんに」(以上のように元の書物にありました)というような一行が付け加えられました。 時代の経過と共に。「ほん」は必ずしも著作者直筆の書物ではなく写しの元になる書物もまた何らかの写しであるという状況が生じます。しかし古い写本もまた貴重な資料です。それもまた「ほん」として写されました。 以上のようにして「ほん」ということばには「原典」→「写本」→「書物一般」という意味の拡大がおこりました。
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- jo-zen
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元来、「本」という漢字は、「物事の基本にあたる」という意味から転じて書物を指すようになったという解説もありますが、私個人的には「情報源」の意から来ていると考えています。多くの国で「本」を表す語が「木」と関わりが深いのは、「紙の原料としての木」として関係しているのでしょうね。
お礼
紙が発明される前は「木の皮」や「木そのもの」に文字を記していたそうなので、“情報源”というご推察は、そのとおりかもしれませんね。 面白いです。ありがとうございます!
- zaisai
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お礼
ありがとうございます! 実は、wikipediaをパスしてしまっていたので、 皆さんの指摘がとても参考になりました(笑)
- snowplus
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元来、「本」という漢字は、「物事の基本にあたる」という意味から転じて書物を指すようになった。古くは文(ふみ)、別に書籍、典籍、図書などの語もある。英語のbook、ドイツ語のbuchは古代ゲルマン民族のブナの木を指す言葉から出ており、フランス語のlivre、スペイン語のlibroはもともとラテン語の木の内皮(liber)という言葉から来ている。 古代インカ帝国のキープ(結縄)、インディアンが使用した彩色した貝や棒の刻み目や組合せ、古代中国の亀甲文字や獣骨文字や金石文字、インドなどの木の葉に記した文字、メソポタミアの粘土上に記した文字など、文明化した世界各地で様々な書写材料が試みられた。 これらのうち、もっとも多くの民族が手軽に利用した、木の皮をはぎ、そこに書き写す行為が本の祖形になったと考えられ、先に挙げたゲルマン系やラテン系の言葉にも伺える。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC
お礼
ありがとうございます! 本と木のつながりは、世界共通なんですね。 本と書物がつながっていたストーリーもなんとなく分かってきました。
お礼
なるほどー!それはすごく分かりやすいストーリーですね。 nakanoさんはこれをどこから学ばれたのでしょうか? もし出典がありましたら、あわせて教えていただけると嬉しいです。