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「漏れて」と「漏って」の違い
昨日から天井にシミができ、水がポタポタ落ちてくるようになりました。上の階から水が漏れてきているようです。 そこで質問なのですが「漏れて」と「漏って」の違いは何ですか? 夫が「水が漏ってきている」と言っていたので、「漏って」という言葉を知らなかった私は「漏れてきている、て意味かな?」と思っていました。 「漏れる」は自動詞で、「漏る」は他動詞、とかそういう違いでしょうか?
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1.漏る 漏って 2.漏れる 漏れて の違いなのですね。 両方とも自動詞ですが、1)のほうが自然発生的な意味が強く(2)のほうは当然の帰結としての要素が強いと思います。 「天井から水が漏れてくる」は(1)に該当します。 「漏れる」は「限度を越えてあふれでる」の意味になります。 「隣の家から声が漏れてくる」いうのは、隣に人がいると分かれば当然声を小さくして聞こえないようにに話すはずですが限度を越えて大きな声で話していると言うことになります。「隣の家から声が漏る」とは言えませんね。 「選に漏れる」というのは合格者は一定の数があり、それを超過したので選ばれなかったということになります。「選に漏る」とは到底言えないません。
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- Ishiwara
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同じです。容器にヒビがあって、水が「漏る、漏れる」は、どちらもOKです。 ただし「漏る」のほうが成立が古く「漏れる」のほうが新しいので、場合によって使い分けが固定しているものがあります。 例えば、 ○「雨漏り」×「雨漏れ」 ○「情報が漏れる」×「情報が漏る」
お礼
回答ありがとうございます。 そうなんです。「雨漏り」という言葉は知っていたのに 「漏れる」と同じ言葉だとは気付いてませんでした。 今回のことでひとつ利口になりました。 ありがとうございました。
- sanori
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こんばんは。 「漏れて」=「漏れる」+「て」 「漏って」=「漏る」+「て」 「漏れる」も「漏る」も自動詞です。 「漏れる」は下一段活用です。 漏れ・ない 漏れ・ます 漏れる 漏れる・とき 漏れれば (漏れろ) 区別が難しいですが、「て」の前なので連用形です。 ちなみに、文語では下一段活用ではなく下二段活用になります。 漏れ・ず 漏れ・たり 漏る 漏るる・とき 漏るれ・ば (漏れよ) (終止形が「漏る」なので、口語の「漏る」と混同しそうで、ややこしいです。) 「漏る」は、五段活用です。 漏らない 漏れ・ます(漏っ・た) 漏る 漏る・とき 漏れば (漏れろ) 文語では四段活用です。 漏らず 漏り・たり 漏る 漏れる・とき 漏れれば (漏れよ) 使い分けとしては、 「漏る」は、 ・屋根から雨が漏る ・バケツ(の底)から水が漏っている のような限定されたシチュエーションでしか用いない、 と覚えておけばよいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なつかしいですね、○○活用。 今回の場合、「雨漏り」ではないので「水漏れ」になるのでしょうか。 それとも「水漏り」?? 「雨漏り」の「漏り」は文語の「漏り」なんでしょうか。 でも5段活用なら「漏ります」ですよね?? だったらやっぱり「雨漏り」は口語ですね。 自己解決でした。 それと「漏る」を「漏らす」と勘違いしていました。 「○○を盛る」みたいな・・・よく考えたら他動詞は「漏らす」ですね。 ありがとうございました。
- Parismadam
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こんにちは。5/11のご質問ではご丁寧なお礼のお返事を有難うございました。 ご質問1: <「漏れる」は自動詞で、「漏る」は他動詞、とかそういう違いでしょうか?> いいえ、どちらも自動詞です。 ご質問2: <「漏れて」と「漏って」の違いは何ですか?> 活用が異なります。あと、意味も若干異なります。 1.漏れて: (1)下二段活用「漏れる」の連用形に、接続助詞「て」が接続したものです。 (2)「漏れる」は自動詞になります。 (3)洩れてという漢字もありますが、当用漢字ではありません。 (4)意味は以下の3つの意味があります。 1)光・水などが隙間などからこぼれ落ちる 例: 「水が漏れる」 2)内密にすべきものが外部に知れる 例: 「秘密が漏れる」 3)選ばれずに切り落とされる: 例: 「選に漏れる」 2.漏って: (1)五段活用「漏る」の連用形「漏り」に、接続助詞「て」が接続したものです。 (2)「漏りて」が促音便化したのが「漏って」になります。 (3)「漏る」は自動詞になります。 (4)意味は「隙間から液体がこぼれる」の用法だけです。 例: 「天井から雨が漏る」 「水が漏るバケツ」 3.対象を水に限定して、違いを見ると 「水が漏れる」は「はみ出す」「こぼれおちる」といった飽和状態が崩れる「動的」なニュアンスが出ています。 「水が漏る」は静かにこぼれるといった、自然の「静的」なニュアンスが感じられます。 以上ご参考までに。
お礼
回答ありがとうございます。 ということは、正しくは「天井から水が漏る」なんですね。 それがもし、天井に大量の水が溜まっていて、天井にひびが入って隙間が出来て水がジョロジョロでてきていたら「水が漏れる」なんですね。 私は単に古くさい言葉なんだと思いましたが、違うようでとても勉強になりました。 以前にも回答してくださったのですね。またしても間違っていました。 ありがとうございました。
- sasame47
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うちの田舎は東海地方ですが、「漏ってきた」って言ってました。 だから、一瞬、方言じゃないのかなと思いましたが、辞書で見ると両方のってますね。 意味は同じみたいです。 ただ、「漏れる」のほうが、より現代的で広く活用されてますよね。 私自身、「漏る」は、水の時だけにしか使わないです。 でも、「漏れる」のほうは、水・光、音なんかにも使ったりしますね。「声が漏れる」「イヤホンから音が漏れる」とか。 また、辞書で見てみましたが、表情が思わず出る、という意味でも使えますね。「ため息が漏れる」など。 辞書のアドレスはっておきますね。 もれる http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?id=1948960-0000&kind=jn&mode=5 もる http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%CF%B3%A4%EB&kind=jn&mode=0&base=1&row=0
お礼
早速ありがとうございます。 「漏れる」のほうが一般的なのですね。 辞書のアドレスもありがとうございました。 「漏らす」の自動詞だったのですね。勉強になりました。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど!違いがよくわかりました。 では今回は「漏る」が正解なんですね。 ただの古臭い言葉と勘違いしていました。 私もこれからは「水が漏ってる!」と言おうと思います。 ありがとうございました。