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他動詞と自動詞の違い?
よく授業でこの動詞は他動詞、自動詞と区別させられるのですが 自動詞は目的語を取るときに前置詞が必要で 他動詞はそのまま目的語を取れる・・・ 他に何か違いがあるんですか?
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他動詞は何らかの目的語(名詞・名詞相当語句)に働きかけて意味が完結します。そういう動詞を他動詞と名づけているのです。 あなたがおっしゃる通り、動詞のすぐ後に目的語(名詞・名詞相当語句)が来る事になります。「石を投げる」の「投げる」、「パンを食べる」の「食べる」など。…を…する、という訳になります。 自動詞は直接的に何かに働きかけないで、その動詞のみで意味が完結します。「道を歩く」の「歩く」、「雨が降る」の「降る」など。 あなたがおっしゃる通り、自動詞の後に前置詞+名詞が来る事がありますが、それは目的語ではありません。辞書をよく読んで違いを確かめてください。 目的語があるかないかが、自動詞・他動詞の違いです。
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- taked4700
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語が近くに並ぶと言うことは、それだけ関係性とか意味が近いと言うことを表します。簡単な例としては、 ア:「その、赤い、大きな本に挟んであるしおりを取ってくれ」 と イ:「その大きな本に挟んである赤いしおりを取ってくれ」 の違いです。 アでは、「赤いしおり」とは普通思わず、「赤い大きな本」だと意味を取ります。 逆から言うと、しおりが赤いのであれば、「赤いしおり」というように、直接並べて言わなければいけないのです。日本語は、このようなことについて、以心伝心と言う言葉で示されるように、語調であるとか、その場の状況によって、意味の決定が出来、「その、赤い、大きな本に挟んであるしおりを取ってくれ」と言う表現で、「赤い」というものが、しおりのほかにはその場にはなく、とても目立つ特性だと言うことを示します。 語が近くに並ぶと言うことは、それだけ関係性とか意味が近いということは、多分、全ての言語に共通して言えることで、直接並んだ語は、離れた組み合わせよりも、一体化した意味を表します。 動詞についても同様であり、そのことが典型的にでるのが、search と言う単語です。「そのビルを、その男を求めて、探した」の意味で言う、「その男を捜した」も、「そのビルを探した」も、日本語での構造は同じですが、英語では異なり、I search the building for the man.であり、I searched the building.とは言えても、I searched the man.とは言えず、I searched for the man.としか言えません。 つまり、探すと言う行為をする時に、目に見えるもの、その場にあるものは、探す対象ではなく探す場所でしかないのです。そのため、search と言う動詞に直接後置できるのは「場所」でしかありません。 同様に、I know him.は「彼を知っている」であり、I know of him.は、「彼のことを知っている」ですし、I hear him.は、「彼の声が聞こえる」であり、I hear of him.は、「彼の事を聞く」です。 arriveは基本的に自動詞のみですが、reachは他動詞としても使うことが出来、目的語への働きかけを意味します。よって、「その言葉は彼の心を動かした」のような表現は、Those words reached his mind.のようになります。 また、自動詞にしかならない動詞がいくつかありますが、それらは、動作自体を強調したものであり、目的語を強調したものではないのです。 つまり、apologizeやhesitate,long は自動詞のみですが、目的語への働きかけとか、働きかけの結果目的語が何か変わったとかと言うことよりも、その動作そのものが強調されていると言う感覚があります。graduate も同様で、He graduated from that school.は、「卒業した」と言う事実が強調されていて、学校自体は、特に変化するわけではありません。I long for her.:「彼女に思い焦がれている」も、her自体は何ら影響を受けないわけです。 以上のことをまとめると、次の二つのことが言えます。 1.視覚的に、または、心象風景として、直接的な結びつきがあれば直接並ぶことができる。 2.動詞と目的語を直接並べないことによって、動作自体を強調したり、目的語が直接影響を受けないことを示すことができる。