こんにちは。1/25のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。
ご質問1:
<関係代名詞は先行する、名詞や代名詞に結び付けられると説明がありました。>
名詞・代名詞に限らず、先行詞は句や節や文に結びつけられる場合があります。
ご質問2:
<ここでWhichは前文のthe candlelightの様な部分の名詞を受けているのか、前文全体を受けているのかよく分かりません。>
ここでは、前文の句を受けています。
1.受けている句は、前文のto have the dishes by the candlelight「蝋燭の明かりで料理を照らすこと」となります。
2.このwhichは非制限用法の関係代名詞です。
3.非制限用法とは、前文または前文の一部を受け、付加的、挿入的に説明したり主食する用法です。
4.通常はその前にコンマが置かれ、前から訳し下げます。Andやbutなどの接続詞+代名詞で置き換えて訳すときれいな訳になります。
5.制限用法と非制限用法の違いは以下の通りです。
(1)制限用法:コンマはなく、後ろから訳し上げます。
He had three sons who became doctors.
「彼は医者になった3人の息子がいた」
(2)非制限用法:コンマをおき、前から訳し下げます。
He had three sons, who became doctors.
=He had three sons, and they became doctors.
「彼は3人の息子がいたが、彼らは医者になった」
6.ご質問文は、前文の一部を受け、非制限用法の関係詞で接続しているのです。
このwhichをItやThatという代名詞に置き換えて訳すと、わかり易いでしょう。
7.なお、2文めのwhich’dの’dはwouldの省略です。このwouldは仮定法の婉曲推量用法で、「もし~だとすれば、・・・になるだろう」という、条件のニュアンスを含んでいます。
ここでは、主語which=to have the dishes by the candlelight「蝋燭の明かりで料理を照らすこと」を条件のニュアンスとしてとらえています。
8.その仮定のニュアンスをくんで2文を訳すと以下のようになります。
A:「蝋燭の明かりで料理を照らすなんて、素敵ね」
B:「そうすると、TVのワンシーンみたいに見えるわね」
Which’d=Which wouldを「そうすると」「そうすれば」という仮定のニュアンスで訳すときれいな訳になります。
ご質問3:
<日常会話で文全体を名詞節として捉え、先行詞とすることは可能なのでしょうか。>
可能です。
1.ここでは句を名詞句と捉え、それをwhichという非制限用法の関係代名詞で置き換えたものです。
2.ただ、このような文頭にくる関係代名詞は、むしろ代名詞的な用法が強いのでItやThatに置き換えても不都合はありません。形は関係詞ですが、代名詞の働きが強いと言えるでしょう。
以上ご参考までに。
お礼
ご丁寧に有難う御座います。文を一つの名詞的に捕らえるのかなと思ったんですが・・・でもやはり受けられるようですね。